真栄里の大綱引き その②「大綱引きの前の威嚇合戦」

2009年10月07日 00時05分00秒 | 沖縄現地情報

▲<整列した西村。真栄里の綱引きの日は、前日どんなに雨が降っても晴天になるという>

前道(メーミチ)は、昔、村の馬場だった場所ですから、全長108mの大綱を引く事が出来るくらいの広さがあります。

センターラインを挟んで、両村の綱が揃うと、お互いの綱の計測が始まります。

今年は、西村(イリ)が雌綱で、約31間(約54m)。一方の東村(アガリ)が約26間(約45m)です。
その年によって、雌と雄が変わり、長さも変わる(上に乗る人間も雌綱の方が一人多い)。

計測が終われば、爆竹の音とともに、最初に旗を持った武士が、旗で相手を威嚇しに行きます。
棒術の演舞でさらに相手を威嚇します(昔は本当に戦ったそうです)。
棒を持ち上げた集団がお互いに相手を威嚇に行きます。



▲<左、東村の棒集団。右、西村の旗頭飾りから金と銀の紙吹雪が舞い落ちる(綺麗だ!)>

▲<西村の棒集団>

▲<対峙する棒集団>

▲<鉦と太鼓で応援する西村の女達>

その後に、村獅子がサルに誘導されて演武をします。


大綱がセンターラインに歩み寄ります。
大綱の上には、時代装束(シタク)をした子供&青年が乗っています。

▲<西村のシタク>

▲<西村のシタク>

▲<雄綱が上がり始めた>

▲<雌綱が上がり、「カヌチ棒」が入り始めた>

「かぬち棒」で、結合直後に綱引きが始まります。


※真栄里の大綱引き その③へ続く。


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