おもてなし経営推進フォーラムin沖縄

2014年10月18日 00時05分00秒 | 沖縄の生活

▲<10月17日、産業支援センターで行われた。内閣府沖縄総合事務局主催の「おもてなし経営推進フォーラムin沖縄」>

経済産業省の平成26年度「おもてなし経営企業選」(24年50社、25年28社)の説明会を兼ねるセミナーです。

事例発表として、株式会社ONAHA(愛知県)と、株式会社みたのクリエイト(沖縄県)があった。



OHANA 代表取締役社長 松田真輔氏の話によると、採用面接に力を入れていて「アルバイト」で、1時間。「社員」では、5~10時間行っているらしい。「教育の始まりは面接から」の主義で、「人生観」、「大切にしている事」、「悩み」などから、「ライフプラン」を観る。聴き切れば信頼感が絶大になる。最後の決め言葉は、「で、どうする?」すべて本人の自己責任。

「やりたい事」(ミッションリンク)が大切で、価値観の共有を大切にする。「やり方」より「あり方」。

280P!の、理念書を3年間かけて作成した。



たくさんの社内イベントや表彰制度も素晴らしかったが、「面談の効用」をお聞きして納得。聞いて上げる事で、相手に元気が出る。

従業員の働きがいを考え、「世の中が良くなる事」に力を入れる。従業員を「コントロール」するより「導き」を大切にしたい(寄り添い力)を聞き感動を覚えた。


株式会社みたのクリエイト COO末吉弘晃氏の話によると、従業員が楽しく働ける環境を創る事を重視している企業。



「理念」を「オペレーション」に落とし込む事を共有。

店内では、お客様に2時間以上楽しんで貰う(回転率は問わない)。座席は、他店の1.5倍に広くしている。


▲<店舗のデザインも凝っているが、料理や「おもてなし」の内容にも、半端でないこだわりを持つ>

仕事が出来るという事はどういう事か?を追求し、毎月、全従業員の「スキルテスト」が行われる(出来ていると給与が上がる)。

この事は、店舗別比較も見る事が出来、店舗別のバラツキが解る(見える化)。これを海外店舗にも導入済み。

「やりたい事をやらせてあげる」そうすれば、アルバイトでも勝手にやるようになる。

この会社でやりたい事は何になのか?本人の「自己肯定感」を大切にして、各人の自分らしさを伸ばして上げる。

両企業とも「面談に時間と力を割いている」点は同じ。急成長の会社には、他社には無い「従業員満足」の秘訣があった。


▲<左から、末吉氏、松田氏、平良氏(メディアフラッグ沖縄社長)>

※両氏の言葉には、最後に行われた「トークセッション」のコメントも含まれている。