年に一度の総会の日が近い。
そーいえば、ステークホルダーの皆さま方にお配りする資料に載せるとかゆって、プロフィール書かされたんだった。
総会の日からひと月かそこらで雇用契約の切れる(まーぶっちゃけクビだね)の人つかまえて、シンクタンクの宣伝になるよーに書けなんざ、ふてぇシンクタンクだとぼやいたんだっけ。
そのぼやきを踏まえて。
どうやら総会の当日は職場を挙げて会場でお手伝い、という予定らしい。
小耳にははさんでいたが、総務の女の子が突然やってきて、
「ヒイラギさんにもお手伝いをお願いしたいのですけどぉ~、
一斉送信したお願いメールから漏らしちゃっててぇ~・・・
ご予定、だいじょぶですかぁ~?」
ぼやき踏まえてるんで、ぐれやすさ抜群。漏らされたって聞いて、かちーん。―ま、先も短いことだし、別にいいっすけど。
とりあえずへそは曲げてみせる、大人気なさ。―で、役割分担はどーなってんの?
「質疑応答のときのぉ、マイク係ぃ、お願いできますぅ~?」
ふつーなら、まぁ楽チン、と喜ぶところだが、そこはへそ曲がりヒイラギ。じつはココロの声は、思いっきりツッコミ入れてたりして。
(―マイク係て、んな、アホでもできるよな手伝いだけで半日も拘束かい!)
ぼやいたり、ぐれたり、いぢけたり、逆ギレしたり、そいでもって、ちょいと褒められただけで木に登ったり。
げにヒイラギはフクザツなり。
ともあれ、ぐれてるヒマに、履歴書かかなきゃね。