ふつうに仕事の日も、
出張だったり講義だったりが点々と混じってくるので、
公務員らしからぬ不規則さが生じる。
そこへさらに江戸や京との行き来が加わると、
なかなかどうして、バランス栄養食をキープするのが至難の業。
心配した後輩ちゃんが、
化粧水やらサプリメントやらプレゼントしてくれるのです。
かたじけない。
特にサプリメントたちは、
せっかくいただいた貴重な栄養源なので、
全然習慣にできていないながらも途切れ途切れに服用。
しかしそもそもがH2O(水・お湯)を飲むことが好きではないので、
医者からもらった薬ですら美味しく淹れたほうじ茶で飲んでいる。
当然、サプリメントだったとしても、同じ扱い。
食事の前後に(というか思い出したときに)手元のカップに入っている液体で飲む、
というのが基本形なので、
たいてい緑茶か紅茶かコーヒーか牛乳入りコーヒーだったりする。
緑茶ならカテキンもビタミンCも入ってるしどうにかなってそうな気もする。
紅茶ももともと同んなじ葉っぱだしと思うと許容範囲な気がする。
しかしさて。
コーヒーと牛乳入りコーヒーはどうなんだ。
後輩ちゃんにもらった「生酵素」とか「すっぽんもろみ酢」との相性やいかに?
検査入院からつづきで入院治療だったチチ。
奇しくも誕生日からスタートの1クール目を終えて、
いったんの帰宅。
効果のほどは明日の結果しだい。
いまの職場は、土曜日は仕事人の日。
仕事相手とやり取りしたり色んな事務手続きを片づけたり、
いわゆる“オシゴト”が、ふつうに、当たり前に、あるしやらないといけない。
ところが。
この職場はパブリックセクターに属する組織だからというので。
事務職員の人たちは土曜週休でだれも居なくなるし、
当然、組織としての事務機能は完全停止する。
書類を出せない手続きは進まない、というだけならいたしかたなし。
でもこれはちょっと違う話なんじゃないかしらんと思うのは、
郵便。
小さなメールボックスがずらーと並んだメール室の入り口に、
土曜の朝に届いた郵便物が大きなカゴに山盛りに積み上げられている。
このまま週明けまで放置、である。
それも、月曜朝イチでもなく、総務の事務職員さんが宛名を見ながらメールボックスに振り分ける作業に取り掛かれる程度にほかのことが一区切りするまで、である。
ふつうに考えて、まるまる二日半ほどの遅配になる。
それでなくても首都圏からこの地まで2日かかって郵送されてくるのだから、
差出人さんが投函するタイミングによっては都合5日近くを要することになる。
この驚異の不便さに誰も何も不平不満を唱えないことが、
ヒイラギ的には理解を超えている。
郵便やさんがどうして個人宛のものをメールボックスに配らないのかというのと、
全社的な休業・業務停止ではないのにどうして職員がゼロなのかというのと。
「お役所仕事」というものは、いろんな怠慢のかたまりでできている気がする。
通りすがりのこわい人からイチャモン付けられるくらい胸を張って
速く足を動かすのは大変だろうとからかわれるくらいの外股で
手っ取り早くいえばいつも意味なく偉そうに見える人が、入院した。
身内からの連絡には
「食欲がないので」とか「弱っていて」とか
こと彼についてはおよそ想像したことのない言葉があり。
とにかく一度じかにこの目で様子を見るからと
週休日を待って
とるものもとりあえず本当に手ぶらで駆けつけた。
人は間違いなく老いるのだ。
ついこの年の初めまで「わたしは肉を食べているから元気だ」と豪語していたのに
あっという間にこれほどまでにやせ細るのだ。
チチのその姿を目の当たりにして
人生の、そういうステージに突入したのだということが
圧倒的な現実感で迫ってきた。
今朝ふと思ったことがあまりにもどうでもいいことすぎて、
かえって一日中なんとなく考えてしまった。
「つちケいろ」のケと、
「かわらケなげ」のケは、
おんなじケなんだろうか。
どの学年でも、クラスが何人でも、
かならず先生側とか学校側から見て“困ったちゃん”て居るもので。
よろず相談窓口の係なのでまあひととおり面倒はみるのだけど。
なんだろうな。
まじめ過ぎるのかも知れないけど。
頭が悪いわけじゃないから、むしろよく回転しているから、
サーッと考えてパッと結論出してピョッと短いメールを寄越してくるのね。
でもそれじゃあ誰にも何にも伝わらないのね。
なんかもったいないなぁと、気づけよと、思うんだよね。
自分で自分の可能性とか採りり得る選択肢とかもしかしたら助けになってくれる友だちとか、
独りでアタマで考えただけでシュッと斬り捨てちゃってはいないかい。
どうにかするんだ、何が何でもハードルを乗り越えるんだ、そのためにどうしたらいいんだと、
うまくいかないこととちゃんと向き合うことからひたすら全力疾走で逃げてはいないかい。
これをやるんだと自分で決めたことすら簡単に投げ出してはいないかい。
そのほうが、いつの日かずっと先に振り返って、ものすごく後悔すると思うよ。
やっぱりというか案の定というか予感どおりというか。
あれもしよう、これも片づけよう、と思っていたことを、
全部ちゃんとできたわけでは全然ない気もするけど。
とりあえず、
師匠から「もう少し磨きましょう」と言われた曲のおさらいはやったし。
発作的に緑を求めてTove Janssonの名前をもらった子どもの森公園にも行ってきたし。
帰りにその足で東中野に寄って『おだやかな革命』という映画も観たし、
たまたまその日はその映画の監督のトークショーがあってプログラムにサインしてくれたし。
ひょっとしたらこれが見納めになるかも知れない配役の『弁天娘女男白浪』も観れたし。
豪華一等席で。発作的に切符取ったから三階席が完売だっただけだけど。
一年間みごとに何にも活動らしきことをしなかったNPOのHPもささやか~に更新したし。
休み明け早々には総会の連絡しなくっちゃってことも認識できたし。
そのスジじゃ超有名人の知り合いの先生からもらった著書も猛スピードで読んだし。
持ってきた本は原書も含めて3冊あったのは内緒だけど。
練習が追いつかなくて今回は出演しなかった演奏会も家元の演奏曲だけ聴きに行けたし。
師匠にも先輩方にもご挨拶しないで会場を後にしたことは秘密だけど。
そしてまるまる一日自由に過ごせる最終日の本日端午の節句。
公開初日の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星』も初回上映で観れたし。
掃除したし。洗濯したし。
賞味期限切れの缶詰も消費したし。
一人暮らしの歴史と同じ期間愛用してきたお菜箸の先っぽが折れたのはショックだけど。
キッチンのディスポーザーの寿命が気にはなるけど。
めでたしめでたし。
と日記には書いておこう。(超絶古い)