アニメのコアなファンというと一種独特のマニア臭が漂っていて、
素人は近寄りがたい雰囲気というイメージがあったのですが。
「ONE PIECE」ファンというのはちょっと違ったみたいです。
なんというか、純粋で、健全で、ちゃんとしてる感じで。
妙に暗かったり、湿っぽかったり、他人に攻撃的だったりということがなくて、
前向きで正直な印象があるのは、作品や主人公や作者の影響かしらん。
テレビアニメ版が25周年という記念で去年の秋から全話ライブ配信されていて、
もう7周目が中盤だけど依然として平均5ケタの視聴者数をキープしているもよう。
常にチャット欄も流れっぱなしなのだから、これは相当すごい現象だと思う。
7周目ともなるとBGM的に流しっぱなしで一日中てなこともできるんだけど、
アニメそのものを横目で眺めながらチャット欄を視聴するのもまた一興。
書き込まれる言葉の断片にも、ファンたちの人柄がにじむ。
EXILE系のオープニング曲が流れる時期には、
ちょっとしたソラミミネタが流れてきてそのユーモアの素朴さに思わず笑ってしまった。
本当の歌詞「Fight ぶつかって 歯向かって」
↓
ファンたちのソラミミ「大仏買って ハム買って」
「ONE PIECE」好きたち、かわゆす
インドとかスリランカとかネパールとか。
近ごろはちゃんとその国の専門店があって、
現地に行かなくてもその国のカレーが食べられるけど。
そういうのも全部、そういうのとしてちゃんと美味しいんだけど。
ずいぶん久しぶりに、自分でカレーを作った。
何の変哲もない、人参とゴーヤとしめじと豚肉の。
仕事終わりに15分だけお箏を弾いてからスーパーに寄って。
帰って急いで作ったから味つけは市販のルーだけ。
朝、出がけにタイマーを仕掛けた炊飯器にごはんは炊けていて。
一晩寝かせてもいない、出来たてほやほやのカレーをかけて。
いただきまーすとスプーンで最初の一口。
!!!!!!!
シンプルに、めちゃめちゃ香ばしくて美味しい。
相当お腹も空いてたといえば空いてたけどそれにしても美味しい。
十数年ぶりにおかわりしたくらい美味しかった。
「本挽きカレー 辛口」
これ、どういうわけかどこのスーパーも中辛ばかりでなかなか手に入らないけど、絶品。
さすがはスパイス&ハーブが専門のS&Bさん、ごちそうさまでした!
三連休の中日だった先週土曜日、
芸能関連の予定がなければ基本的に出不精・ひきこもりなヒイラギには珍しく、
おめかしして銀座にお出かけ。
行先は、完全個室制高級中国料理レストラン。
社会人最初の職業で出会った人たちとの同窓会。
いかんせん下手すりゃ35年ぶり。
同期の名前すら言われてからやっと思い出す程度の記憶。
ただ、“担任の先生”の叙勲祝賀会を兼ねてるという事前情報と、
“学級委員長”からの「○○ちゃん来てー! 会いたいー!」と連打されたメールに負けて、
相当気まぐれな出来心で出席の返事をしてしまったもので。
個室に通されて店員さんがドアを開けた瞬間の大歓声の圧の強さと言ったら!
もうその時点で、そのまんまドア閉めて帰ろうかと思う程度にビビった…。
あんなに待ち望まれているとは予想だにしていなかった。
会場に一歩、足を踏み入れるやいなや、
荷物はこことカゴを示され、脱がされたコートはハンガーにかけられ、
席はこっちと“担任”“副担任”の正面席に案内され。
そういや、“学校”に入ったときに言われた。
“委員長”は一生“委員長”、“衛生係”は一生“衛生係”
色々な場面でお世話係みたいな係もいたなーとうっすら思い出し。
“副委員長”も一生“副委員長”ってことなのかね。
“委員長”の横にいてたまにひと言、核心を突いたホントのことをぽろっと言う他は、
アルバイト一つせずのほほんと育った世間知らずとしてみんなからフォローしてもらう存在。
あんなに厳しい世界に若気の至りで無謀に飛び込んだ“副委員長”を、
なぜか寄ってたかって甘やかしてくれた“担任”と“副担任”と同期たち。
今は辞めちゃった人も職場結婚してると精神も言葉遣いも業界に染まったままで。
完全に別世界の人になっちゃってる身としてはコミュ障状態だけど。
異様な盛り上がりにはまったくついて行けなかったけど。
今年あたりみんなで旅行しようよ!ってノリにもドン引きだったけど。
まあこんな人もあんな人も自分のライフヒストリーの一部分ではあるよな。
一年で最大のイベント最終プレゼンテーション大会が終わって、
翌日から連続8日間の本宅での休暇(結局ぜんぶ代休消化だったけど)も、
終わってみたらアッ!という間。
8連休の後半は、じつに目まぐるしかった。
美容院から速攻で帰宅してオンラインで重要会議に出席。
運転免許証の更新に出かけて再び速攻帰宅からのオンライン研修を連続2本受けてからオケ合わせ。
かなりの久しぶりかげんで師匠宅へお稽古に行ってから、続きでカリスマ鍼師宅へ。
オペラ漬け1日目は、11時楽屋入り、13時から場当たり、15時半からGP
2日目は正午楽屋入り、14時本番開演、17時終演、18時半から打ち上げ
前後2日は長距離移動だったことを考えたら、
8連休もしててもゆっくりできる(はずの)休日は1日だけ。
その1日も午前中は通院だったってことは外出してない日がゼロってことか。
やっぱ、多動な特性アリかしら。
小籠包がとびきり美味しいレストランでお食事。
シンプルでスタイリッシュなデザインの店内は広くて気持ちいい。
食べ物も飲み物もどれも美味しくて、
コース料理もクライマックス、次はいよいよ名物・小籠包――
と、ここからそれっきり、ふっつりと動きが途絶えて。
一緒に来た子連れの友人もみんなそろって眠りこけてしまう始末。
通りかかったウェイターに尋ねてみる。
――あのぅ、もう一時間くらい小籠包を待っているんですけど・・・
「ショウロンポウノシェフ マダイマセン」
――・・・・・・・・・はい?
名物料理のシェフなしで開店して夜もたけなわってどゆこと?
ていうか、そのシェフ、今夜来る気あんのか???
そもそもなんでこんな夢を見たのか。
心当たりといえば、だいぶん前に何かで、
鼎泰豊(ディンタイフォン)の創業物語を観たか聞いたかした気が。
いやしかし。
それだけ?(どんだけディンタイフォン食べたかったんだ…)