大型クルーズ船がクローズアップされてたせいで、
文字通り対岸の火事のような感覚を持たされていた新型コロナウイルス問題。
打つ手、打つ手がことごとく後手だったのか、
必要な情報が必要なところへもたらされない報道のあり方にぬかりがあったのか、
もはや過去を振り返ってもしょうがない気がする。
感染者は全世界に散らばっているんだろうな。
幸いにも医療福祉分野に友人知人が多いので、
信頼度の高い専門家のSNS発信を頼りに、
自分を信じて手を打ち行動するしかない。
結局は（自分にとっては）当たり前のことばっかりだけど。
うがい。手洗い。消毒。
人前で咳やくしゃみをするときはマスクや袖で飛沫をシャット。
パニックになるくらいに、普段からコレができてない人が多いってことか。
マスクの次は消毒用アルコール。
さらにアルコール含有の除菌ティッシュやら除菌ジェルやらの類。
巷のドラッグストアに吹き荒れる欠品の嵐。
その昔、オイルショックでトイレットペーパーがまちから消えたという話を思い出す。
人の行動心理って、時代が変わってもそんなに変わらないのかも。
今年のお誕生日は、こわごわ、そろ～りと迎えました。
あろうことか、『CARMEN』本番２日前の朝、
背面下半分に子泣き爺のごとくびたっと憑りついたぎっくり大魔神。
カリスマ鍼師による集中治療の甲斐あって、
マエストラにも演出家にもモチロン客席にも、
よもやコルセット装着とはみじんも感じさせず（と勝手に思い込んでいる）、
ゲネプロも本番も演じきりましたが。
それなりに多少の無理をした当然の報いとして、
舞台翌日の師匠宅でのリハーサルも往復の道のりも、
翌々日の、都内某所アポイントからの西国への長距離移動も、
コルセット越しにもちょいちょい小泣き爺の不穏な気配。
それでも真面目に職場復帰して２日目。
頑張れた動機は毎度のことながら不純。
一点豪華主義的リゾートツアーが待っているからであ～る。
え？ ええ、この腰で行きますとも。
日ごろキャリケースさばきを鍛えているのも、こういうときのためさね。
杖代わりにもつり革代わりにも、なんならちょいと腰かけにもなります。
ああ楽しみだなあ。
泊りがけだから、おやつは600円までOKです。
３回目になるオペラ『CARMEN』出演。（といってもその他大勢の合唱だけど）
本番を目前に控えてのオケ合わせが無事に終わり、
いよいよ明日（ゲネプロ）・明後日（本番）の２回歌ったらまたしばらくお別れだなぁ、
と思いながらの今朝の朝食後。
静か～に、控えめ～に、しかし間違いようもなくしっかり～っと、
腰の筋肉がねじれたのでした。
ティーン時代から腰椎捻挫とともに生きてきたヒイラギ。
もはやピクリとも動揺することなく、冷静にカリスマ鍼師に電話。
昼過ぎからヒイヒイ言いながら集中治療を受け、すごすご帰宅。
思い返せば、初めて『CARMEN』に参加したあのときも、
稽古半ばに発症して、動きの激しいシーンには出なかったって記憶が。
まったく、なんの呪いだ。
明日・明後日も・・・、と思いきや。
今回はとにかく演出（家）がひどい。
ほんとにプロかと呆れるほどの指導力と演出力のなさで、
驚くなかれ、この期に及んで合唱団は各場面の出もハケも立ち位置も演技も分かっていない。
完全にあきらめているので、
こちとらアマチュア歌劇団員のプロとしては、
音楽に集中しつつ演技はゲネプロ以降のぶっつけ本番でいくつもり。
幸か不幸か、ド素人な感じの最低限の演出方針で示された合唱団の立ち位置は、
どの幕のどの場面でもほぼまったく固定されている（というか特段かわったことは聞いてない）ので、
観に来てくれる人たちは、お友だちを一度見つけたら、いつもその一点を観ればよろしい。
とはいえ音楽面も、とくに男声パートは、
トラさんが大量に入ってくれているから成り立っているありさま。
嗚呼、記念すべき20周年公演だといふのに。
上手奥の隅っこで“自分だけは納得のいく出来”の舞台をめざそう。
何の因果か、明日の祝日は一年でいちばん盛大なオシゴトの日です。
（ちっ。）
二年間の学びの成果を一人ひとりが発表する一日がかりの大舞台です。
今日も今日とて、いよいよ明日だなあ的な出来心で、
この一年みっちり付き合って来た学生二人のうち、
最後の最後まで問題児であり続けたオトナのADHDによる最終成果物を精読。
あり得ん。
人の話を聴く気も同じ過ちを繰り返すまいと気をつけようっちゅう気も皆無だ。
見るんじゃなかった。
あんなに何度も言ったのに。
あんなに原稿にアカ入れてやったのに。
あんなに「非の打ち所がない完璧な成果物か」って念押ししたのに。
なにこの赤ペン先生状態。なにこの意味不明な日本語らしき散文。
――手は尽くしました。今夜がヤマです。
明日、どんだけプレゼンテーションがぐだぐだになっても、
明日、どんだけ質疑応答でこてんぱんに叩かれても、
もはやフォローのひと言すら思い浮かびません。
かくなる上は、もう誰にも気づかれないようにしれっと巣立ってもらって、
二度とふたたび関わり合いにならずに済むようにするしかない。
ハイ、さいなら。
（せいせい）
絶賛ダイエット中のとある同僚の行動記録。
どーしても断れない“打ち上げ”があったらしく。
二次会、三次会まで飲んで騒いでお開きになって。
ひとりになった帰りみち。
深夜もやってる定食屋さんにふらりと入り。
すき焼き定食でがっつり遅すぎる夕食をとり。
なんならご飯おかわりして大盛り三杯たいらげたとさ。
人間ドック、終わったのか？
