毎年いろんな人たちの面倒をみてきたが、
今年の男子はこれまでになかったタイプ。
何がしたいとか、
何が気になるとか、
何にだけはこだわっているとか、
何かがどうしても許せないとか、
何かに違和感を覚えるとか、
何か不満があるとか、
何かをどうにかしたいとか。
そういうことが一切何もないらしい。
つまりは、何をしたらよいか、
どんなに一生懸命、どんなに長い時間をかけて考えても、
何も思いつかない。
大人同士の言葉遣いでいえば、
「あなたはどんなことに強い問題意識を持っているのか」
ということを、手を変え品を変え、
ときには誘導尋問のように聞き出そうとしてきたが。
4月からのまる2ヶ月が経って、
いまだに取り組むテーマの片鱗すら見えてこない。
達観の境地なのかと思いきや、
自分が思い込んでいる一点からしか物事を見ていない幼さもある。
よほど毎日のあらゆることに満足しているというのでなければ、
こんなにも狭くてまっ平らな感情と思考でいられようはずもない。
持病があるという一点においては、
大変なこともある人生を生きてきたのだろうけれど。
あと半年で成果物を書き上げさせるなんて芸当ができるのか、
乞うご期待というか何というか。
3月くらいから仕事の効率が爆下がりしているヒイラギです。
どうして爆下がりかって。
諸悪の根源は、●utlookとかいう、使えないにもほどがあるアプリです。
あまりのユーザ・アンフレンドリーさに、心の奥のもう一人の自分は悪態のつきどおしです。
「昨日」とか「今週」とかのために貴重な一行分のスペースを使うとか。
メール一覧か閲覧ウィンドウに必ず表示されている件名と添付ファイルを、
メール一覧と閲覧ウィンドウの間にわざわざ別枠スペースを設けて謎にその二つだけを表示させるとか。
だいたい何が腹立つって、メールに関わるあらゆる仕事が、
常にネットに接続された状態でないと何一つできない前提って何。
毎日毎日大量に来るメールの整理とか。大量の返信の下書きとか。
いつやるの。移動中とかのスキマ時間でしょ。
仕事でメールのやり取りとかやったことがない人間が作ってるんだろうか。
▼eamsたらいう姉妹アプリにも言いたいことは山ほどあるがッ!!
ぷんぷん。
ダイジョウブ モウダイジョウブ、ダイジョウブ
そのココロは、
早く終われ~なんでもいいから早く終われ~早く終われ~
カレンダー通りに、しかも相当な密度で働いてからの四連休初日ゆえ、
近所のコンビニでは済まない買い物などもあって繁華なあたりへ外出。
洗いたてのチノパンは、お仕事モードの別宅ではほぼ唯一のふだん着。
上半身はこれまた仕事ではまず着ないボーダー柄コットンシルクニット。
よく晴れたGWらしい天気だし。
心も軽くごきげんよく路面電車に乗車したところまではよかった。
このあたりではGW恒例の名物イベント「フラワーフェスティバル」も初日。
電車が混んでいるであろうことは想定済みだったのだが。
何が最悪って、こんな日にどっと乗り込んでいる人の大半が、
ふだん路面電車に乗るような生活をしていないトーシロー軍団ってこと。
座席に座っている同行者とおしゃべりしながら。
片手はポケットに突っ込んで。
片手でぶら下がるようにして吊り革を持って。
片足をぶらぶらさせながら。
もう片方の脚を軸にして電車の揺れに合わせて体ごとぶらんぶらん。
その拍子に、ぶらぶらさせてる方の足で背後に立っている他人をキック。
そう。まさに。洗い立てのきれいなチノパンに泥だらけのスニーカーの靴跡がくっきり。
当人は謝りもしないどころか微塵も気づくことなく下車。
さあ楽しい四連休の幕開けだ♪って気分がのっけから一瞬で台無し。
この怒りをどこにぶつけたらいいのかとぷんぷんしながら、
デパートの化粧室で泥を払った手をしっかり洗って消毒。
一刻も早く憂さを晴らさんとアーケード商店街のはずれにある「ガチャ王国」へ。
「ワンピの実・第16海戦」でスクラッチメン・アプーとフーシャ村時代のルフィGET。
ほんの少しだけ頭の血が下がったので、
デパ地下で食材をあれこれと買い込んでから、外でランチは止めにして帰路に。
イベントの影響でダイヤが乱れに乱れて、やっと来た帰りの電車も混んでいて。
降りる人を待っていたら杖をついた老人がえらい勢いで割り込んできた。
まさに乗り込もうとしている他人の脚に持っている杖を突き立てるようにして、
ぐいぐい後ろへ押しやりながら、降りる人をかき分けて乗り込もうとする。
ちょっとやめなさいよと言い立てるも、馬に念仏、どこ吹く風。
おかげでチノパンは二度目の受難、どこについたか分からん汚い杖の跡が。
帰宅して速攻でチノパンの念入りな洗濯をしなければならなかった、
四連休の出だしの半日をエンジョイできるはずだった、
すべての時間とわらわのごきげんを返せ!
これからは、長めの休みは必ず本宅に帰ることにします。
さすがにここまで民度が低くはない。