ここ数年お世話になっていた美容師さんが退職予定というので、
すっかり“わさお”化しつつあったパーマヘアのお手入れに。
おしゃべりしていて楽しい、話の合う美容師さんだけに、
末永くお世話になりたいと思っていたから、一抹の寂しさ。
だけども話を聴いてみれば、
転居やら姑さんとの同居やらネズミ問題やらまだ小さいお子さんの面倒やら。
何やかやで、
「結局、自分の時間というものが一切なくなってみると、
余裕というものがなくなってしまって。
ちょっと、ちゃんと、考える時間が必要かなと」
そういう時間は本当に大切。
自分で体験してみてあらためてそう思う。
一年余りの静養と充電を経て近ごろはその成果を感じられるようになった。
色んなことを、あんまり先回りせずに、思い悩まずに、ちょっと不真面目な程度に生きている。
これが、りら～っくす、てことなんだな。
なんというか。
ずぶとく、しぶとく、開き直るべきところは開き直れるように、
人間というものは、じわり、と、変わっていくものなのかなと。
〝関西のおばちゃん〟みたいな感覚というのは、
ハハにもアネにもほとんど感じられないなかで生きてきたもんだから、
トシとってくだけで自分にもああいう強さみたいなものが備わるのだろうかと、
けっこう本気で疑問だったのだけど。
なんとなく。
学生くんたちと接する日々になってから。
いままでよりもちょっと、開き直ることへのハードルが下がってきたよな気がする。
おしゃべりしながら狭い歩道に横一列でてれんこてれんこ歩いてる人とか追い越しちゃうし。
エスカレーターとか自動改札機の目の前で強引に割り込んできたくせに歩くの遅いやつとかもこれみよがしに追い越すけど。
さすがに、こじゃれたカフェで一服したのち張り切って外に出て行くのに、開きかけた自動ドアを手で開こうとは思わないな。
おっちゃん、どんだけいらちやねん。
高野山くんだりまで逃げ回った甲斐あって（？）
昨日の深夜、無事にフルペーパーをオンラインで提出完了。
あとは１５分ぐらいで発表できるようにパワポ作ってオンラインでアップすれば、
半分旅行気分でフィンエアー
に飛び乗るだけ――
――のハズだった。
人事は水物とはよく云ったもので。
週明け、月曜日の午前中に飛び込んできた不幸のメール。
確かなことはまだ何も分からないものの。
どうやら「なかったことになった場合」をそこそこ本気で考慮に入れておく必要がでてくるような、
不穏な事態になりつつあるらしいことが伝わってくる文面。
まーね、こんだけ波瀾万丈だと人生退屈しなくっていいけどさ。
電池が切れたのに気づいてから何やかやで失念していて、
まる二日経ってから思い出して電池交換したら。
あたり前のことながら、いつもと違う画面表示。
そうか、時刻設定からやり直しか、と状況は理解したものの、
いちばん初めの設定のやり方なんてすっかり記憶にない。
こんな小さな機械のトリセツも残していたかどうか記憶にないから、
メーカーのサイトで検索するしかない。
そこまで思い至ったところで、はたと、さあ困った。
愛用のICレコーダ、使い込んでいるが故の経年劣化で、
表面にプリントしてあったであろう型式名がすっかりはげちょろけ。
しょうがないから、手当たり次第にメーカーのダウンロードサイトのトリセツを開きまくり、
表紙のイラストを頼りにやっとこ探し当てた型番がコチラ。
http://www.olympus.co.jp/jp/news/2004a/nr040310dm30j.jsp
そうそう、「DM-30」。そんな型式だった。
この「DM-30」、当時としては最高音質・最大メモリのプレミア機種で、
ヒイラギの記憶が確かなら、
プロの音楽家の使用にも耐える、て感じのコピーで宣伝されていた製品。
それでもメモリ容量は２５６ＭＢ。
最近のものとは、単位が違う。つまりは1000分の1ってことか。
まさに十年一昔前のものながら、いまもばりばり現役で使い勝手も最高。
スマホやiPodでも手軽に録音できる時代だけど、
操作性の高さはプログラムを呼び出すところから画面タッチの機器よりもはるかに簡便。
壊れる気配も全然まったくないから、まだ当分がんばってくれるでしょう。
時代を超えて、良いものは、良い。
これまでたまりにたまってた毒、このさい吐いちゃお。
なにがビバって。
ようやく前期の担当講義が折り返し点とか、
二週間後の〆切目前ながら論文完成がかなりハッキリ見えてきたとか、
いくつかごたごたが続いている某会議の役員から解放されたとか。
まーいろいろもろもろあるんだけど。
いのいちばんは、自転車。
改正道交法のおかげで。
ただでさえ狭い歩道をわがもの顔で猛スピードで丸腰歩行者に突っ込んでくるように走る、
荷物も子どもも満載で片手にスマホな危険極まりない電動自転車おばはん族。
てのが、目に見えて減った。
そもそも、電動アシスト付きは全部
“原付”＝自動二輪＝「軽」の字がとれた「車両」 扱いでよい。
めっちゃスピード出るちゃりんこがヘルメットもかぶらず歩行者いっぱいの歩道をかっ飛ばしてよいなんて野蛮なルールは、
オリンピックやる前に、根こそぎイノベイトしておくべき。
やんややんや♪
