まー次から次へとよく考えつくこと。
日曜の夜8時すぎ。
大河ドラマで家族団らんのひとときだってのにイエデンが鳴り。
こっぴどい夏風邪と気管支炎で2、3日意識不明の重体だったので、
だれかが心配して電話してきたのかもしれんと、這って電話にでてみたら。
「テレビ放送協会の者です。
電波状況の調査をしていますが、お宅は一戸建てですか?」
なんじゃそりゃ。
一目で、ていうか、一瞬で、胡散臭さ満載ですが何か?
だいたいテレビ放送協会なんてどこにあるんだ。
電波の調査がなんで電話でできるんだ。
一戸建てかどうかなんて電波になんの関係があるんだ。
まーったく、今度はだれがなんの詐欺を思いついたんだかしらないけど、
少なくとも『ヒイラギ日記』読者の皆さまはおいそれとはだまされませんよーに。。。
『ヒイラギ日記』2000回目まであと回
“初めて明かされる劇的半生。”――
帯のフレーズに惹かれて手に取った文庫本。
ジャーナリスト・櫻井よしこさんの著書なのだけど、
ご本人の生きざまを常に信じ、見守り、背中を押し続けた、
お母さまの半生を綴ったともいえるような回想録。
ここしばらく時間ができるごとに、ちびちび、じっくり、
時間をかけて読んでいて、一昨日ようやく読了。
タイトルは、お母さまが折に触れ娘にかけ続けてこられた言葉。
なかでも強く胸を打たれたのは、
単身ハワイでの大学生活の終わりに書き送られたという手紙の一節。
「・・・寂しい想いに沈み込みそうになったら、未来への夢を膨らませなさい。
寂しさを、未来の可能性につなげてくれるのが、大きな夢ですよ。
よしこちゃん、忘れないようにね。
人間は前向きになってさえいれば、本当に何があっても大丈夫なのですから」
(櫻井よしこ著『何があっても大丈夫』新潮文庫より)
そういえば。
このところ二週間ごとの通院のたび、
ずいぶん好調に戻った気がするのに先生の診断はまた現状維持、の繰り返し。
それを聞いてハハからのメールは、
「お薬が増えなくてよかったわね~♪」
そそそういえば。
三連休の中日、お社中の皆さんの演奏を聴きにゆかた会へ。
芸道の母である師匠にご挨拶をと楽屋に訪ね、
今回は出演できなかったのが寂しいと口にするヒイラギに、
「私が出てないとみんなパッとしないわね~って思ってればいいのよ♪」
母親、という人たちは前向きなんだな。
いつもどんなときも何が起こっても。
それが生きる強さというものなのか。
『ヒイラギ日記』2000回目まであと回
台風やら何やらで気分が乗らなかったのと、
とっくのむかしに工事が終わってるベランダの、
タイル復旧労働に勤しんだりしてたのとで、
気がつけば十日ぶりの『ヒイラギ日記』
江戸でセミが鳴き始めたのが三日四日ほど前で。
それを待ってたってわけでもないけど、
七月になるとどうも何かとムシが騒ぎ出すのです。
で、いい感じに、愛用プラン“日帰り1day”が取れたので、
ぶらっと祇園祭の山鉾巡行見物にでかけてきちゃいました。
朝8時過ぎに着いてから夜8時過ぎの新幹線に乗るまで、
どっぷり12時間の気まぐれお忍び京都旅。
山鉾巡行のほかにもどうしても行きたいところがあったのでした。
それがここ、京都霊山護国神社。
なにを隠そうヒイラギひいじいちゃんは、明治維新の尊王の志士のひとり。
リョーマさんらと同じところにお墓があったりするのです。
数年前に、ヒイラギとは比較にならないいきあたりばた男な友だちと行ったときには、
肩が日焼けで真っ赤っかに晴れ上がるほど見当違いのところをやみくもに歩き回った挙句、
結局ひいじいちゃんがどこに居るのか分からんまんま江戸に戻ったので。
今回こそ、ひいじいちゃんに会いに行く!
というのが、思い立ったが吉日的なモチベーションの一つでもありました。
墓地に一歩足を踏み入れたときから、
まるで歓迎&誘導しようとしてくれてるみたいに鶯のさえずり。
鶯の声を追っていくと、リョーマさんの墓前の石の鳥居のうえに大きなカラスがいて。
襲われ経験者としては一瞬ひるんだものの、写真撮っとくかな、とカメラを出すと、
「あ、自分じゃま?」て感じでひょいとカラスが脇へよけてくれた。
で、ふたたび鶯の行方をたどってのぼっていくと、
姿は見えないものの、すごーく近くで、
耳のそばにいるみたいに大きくホーホケキョ。
そこに、あったあった、ありました、ひいじいちゃんのお墓。
しゃがんで手を合わせ、しばしぼんやり。
さあ引き上げるかな、と顔を上げると、その瞬間、
ざざあーと木々がざわめきそこだけ風が立った。
ひまごよ、未来をみつめて生きてゆけ。
ひいじいちゃんがそう言ってくれたにちがいない。
『ヒイラギ日記』2000回目まであと回
世間さまよりもだいぶん遅ればせながら。
映画『FROZEN』観てきました。レディース料金で。
というか。 まず。
原題『FROZEN』だったのかー、と新鮮な気持ちから始まりまして。
邦題が大幅な意訳になってるのって、ディズニー作品には珍しい気がしたりなんかして。
それと。
異様に流行ってるテーマソングを歌ってるのと、邦題になっちゃってる主人公は別人ていうのは。
知識として観る前から知ってたけど、なんだかとっても不思議だったりなんかして。
で、レディース・デーだからか、そろそろ上映期間終わり間近なのか。
本日のシネコン、えらくにぎやかな感じで。
本編直前までそこかしこでぺちゃくちゃ。
上映中も途中で化粧室に立つ女性続出。
挙句、エンドロールが始まると同時にどやどや退出。
あ゛ーこんなかわいく丁寧に作ってあるエンドロール、なんで観ないかなー。
物語の余韻にひたりながら音楽聴きながら、ただ眺めてるだけでもすごーく素敵なのにねー。
てか、子どもでも我慢できるんだから、大人の皆さんは最後までお行儀よく座ってたらどうでしょ。
と、思ってたら。
さすが、愛とホスピタリティのディズニー。
最後にもうちょっとだけ、観たかったでしょ、的にワンカット。
ほほほ。 半分ぐらいの皆さん、残念でしたねえ。
ぜーんぶ終わって、天井に灯りがつくまで、ちゃんと観ないと損ですよん♪
『ヒイラギ日記』2000回目まであと回
どこをどう何回さがしても見当たらない。
ベランダ工事に備えてちまちまと自力で取り外して室内に保管中のタイル、
の、どの袋のタイルがベランダのどこにあったかの、
見取り図というかレイアウト図というか(一緒か)。
これがないと、
工事終わってタイルを元通りに置いたつもりでも、
細かいとこがぴたっといかなくなっちゃうかも知れないから、
絶対に失くさないように、しまっとかないと。
て、思ってたことは記憶してるのに、
部屋のどこをほじくりかえしても見当たらないし、
頭のどの抽斗をかき回してもカケラも覚えがないときた。
なんだかなー。
今週はタイル全復活が目標だったのに。
見取り図出てこないまんまもう火曜日だし。
明日っから週末にかけてお天気いまいちっぽいし。台風だし。
なんだかなー。
『ヒイラギ日記』2000回目まであと回
台風8号くんのおかげで今年は織姫さんと彦星さんは会えなさそな雲行き。
朝からちらりとも陽の光がさすことなくじとじとむわぁ~なべとべと空気。
せっかく順調に(たぶん)ヤル気回復してきていて。
秋以降、ぼちぼち本気取り戻せそうな気もしてきていて。(キリッ)
だけどまー今日の午後あたりからヤル気の失せること失せること。
床に大の字にひっくり返ってふーと大きくため息ついてしまう感じに蒸し暑くってかったるい。
個人研究助成の企画書なんか作っちゃおーかなとか。
目に留まった民間シンクタンクの求人に応募しちゃおーかなとか。
ちまちまと、意外にマジメに、今週を過ごす心づもりだったが。
ぜんぶうっちゃって引きこもり準備かなー。
『ヒイラギ日記』2000回目まであと回
高校生のころに買ってもらったマクレガーの防寒コートを今も愛用していて、
それを知った友人知人からは一様にムンク顔の勢いで驚かれているのだが。
まだしばらくはバリキャリ風ビジネススーツなんかは身につける予定もないので、
クローゼットの整理整頓がてらアイロンがけに勤しんだ、今日日曜日。
そうそう、こうゆうの持ってたんだ、って感じの洋服がぞろぞろっと出てきて。
ギンガムチェックのだぼっとしたパンツとか。
ハハから「はかま」と茶化されてたネイビーのロングキュロットとか。
「ギンヤンマ」と命名してたような変わった色合いのキュロットとか。
どれもこれも、高校とか大学のときのものだなーと眺めていて気づく。
あのころはまだ、バブル景気のラストスパートというのか、
しっかりした生地をたっぷり使ったギャザーものが多かった。
裾や袖口や脇の縫製を見てみても、今より格段に丁寧に作られてる。
だから、気に入ってヘビロテで着てたわりに、傷みがほとんどない。
むかしっから老け顔だったヒイラギ。
今から思えばがきんちょだった当時も大人ぶったデザインを好んでたおかげで、
本日の掘り出し物たち、いま着てもまったくノープロブレム。
いいかんじー♪
『ヒイラギ日記』2000回目まであと回
知り合いから招待状をいただき東京国際ブックフェアへ。
会場から運営会社から看板の書体から色合いまで、
微動だにしない統一路線のおかげで、懐かしさ倍増。
某団体の事務局員として出展者側で毎年参加していたのはいつだったかと、
履歴書づくりのついでに見てみたら、いやはや。
東京国際ブックフェアの開催回数自体がまだひとケタだったころ。
知ってる知ってるこの感じ~と思いながら、
一般公開日らしい人波をかきわけかきわけ会場を2~3周。
出版不況といわれて久しいものの、
天気の悪い週末の、わざわざじゃなけりゃなかなかいかない湾岸の展示会場に、
オープンを待ちきれず人が詰めかけてる図にはなんだか安堵。
やっぱり本は紙よねー♪
『ヒイラギ日記』2000回目まであと回
前職で同僚だった二人とほぼ一年ぶりに再会。
梅蘭焼きそばディナーを囲みつつのささやかな女子会で、
二人の口から語られたのは、PHシャチョーの狂気の末期症状。
もともと、最上級の腹立たしさを全員が抱いていることは言わずもがなで。
その前提で聴いていても。
その、最上級の腹立たしさを凌駕してあまりあるていどに、意味不明。
たとえば。
最後までただ一人残っていた正社員の研究員に解雇通知。
で、同じ日に、とっくに辞めた一般事務の元パート社員さんに復帰要請
たとえば。
短期の事務で雇った派遣さんの名前を書いてはるか未来の補助金に応募。
で、派遣会社からクレームつけられて、「じゃあ私はどうしたらいいっていうんですか」
知らんがな。
自分で考えーや。
たとえば。
ヒアリング調査って名目で出かけるだけ出かけ、茶飲み話だけで終了。
必要な聴き取りは一切できずで、当然クライアントさんからクレーム。
さらには。
ヒアリング調査で近県へ日帰り出張に同伴したのが、
出張契約ナシの派遣さんと完全一般ピープルの80超えた母親
いやーここまでくるともう、ホラーだわ。。。
こわいもん聴きたさに、2時間ほどの軽い再会のつもりが、がっつり3時間。
縁が切れてよかったとただ喜ぶべきか、
世のため人のため、さらなる被害防止キャンペーンを展開すべきか、悩ましい。
『ヒイラギ日記』2000回目まであと回