Bambooのあにさまの書評をみて、
「神様の裏の顔」てのを読んでみた。
うーむむ。たしかに。
このどんでん返しは予想外だった。
そんなんアリか?感も無きにしも非ずだけど、まあね。
こうゆう生活スタイルになってから、
新幹線でさらぁ~っと読んでいられるよな(内容が)軽めの文庫本、
というジャンルに手を出すようになった気がする。
「オケ老人」とか「ドスコイ警備保障」と一緒の棚に置いとく本、て感じかな。
江戸に置きっぱの積ん読ブックスも読み終わってるのも、
だいたいこれまでの傾向としては長編とかじっくり読む系が多かったし。
島田荘司とか。宮本輝とか。有吉佐和子とか。
(↑この脈絡のなさがAmazonさんちのロボットくんを悩ませているらしい)
律儀に読み続けてるのは黒川博行の疫病神シリーズ。
この直前に読んでたのも、直木賞取っちゃって映画になっちゃったやつ。
イケイケヤクザの桑原ファンとしては佐々木蔵之介はちょい線が細い気もするので、
映画が公開になったらいちおうチェックに行くべし♪そんなこんなの文庫本読書歴。
「ムーミンの100冊読書ノート」を衝動買いしちゃったんで、
アナログに記録してみることにしよかな。
この一年弱、ずーっと不思議だったのが、
けっこうマジ降りの雨でも、老若男女、カサさしてでも自転車、っていう光景。
ここいらの人たちには“黒い雨”のトラウマとかあるんじゃないのかと思ってたんだけど。
なんでそこまで自転車に乗り続けるのだろーと思ってたんだけど。
昨日、一昨日と、気圧が3ケタの三つ子低気圧が運んできた最強寒波で、
広島に雪が降った。というか積もった。
うまいぐあいに雪がちらつく前に江戸に避難。
積もったという日の夜遅くに戻ってきたから、
個人的には、翌朝出勤前に窓から本気で降ってるのを目撃しただけだったんだけど。
いざ出かけたらぴたりとやんじゃったし。
でも雪となるとさすがのひろしまんたちも自転車には乗らないだろーと思った。
甘かった。
雪が積もっていようが、路面が凍っていようが関係ないらしい。
でも逆に、ふと、なんかちょっと腑に落ちた。
ひょっとしてこの人たち、
“何が起ころうといつも通り”ってことにプライド持ってるんじゃなかろか。
だからこそ、大雨だろうが、真夏の太陽ギラギラだろうが、
雪が降ろうが、ヤリが降ろうが、何が何でも今日も自転車、
なのかも。
ふむ。
濃いめのピンクの花をつけたポールセンローズの小さな鉢を買ったのは、
たしか三年近く前のこと。
ブラックな仕事を辞めてひたすら休養と充電の日々のなか、
体力維持のための散歩で小石川後楽園を訪れたときだった。
わが家にやって来たのがそんなころだったから、
花が咲くたび、きれいだね、かわいいね、と声かけてはいたけれど。
水をやったりやらなかったりの過酷な放置プレイをくぐりぬけた鉢植えが、
西の国にやってきたのはこれまた生命に危険があるほどの酷暑8月。
相も変わらず江戸との往復で不規則に放置されつつも、
師走も半ばを過ぎたころ、小さいけど固く締まったつぼみをつけた。
だがしかし、これからちょうどクリスマス&年末年始の休暇だし、
まる二週間近く完全放置になっちゃうし、と頭を悩ませた結果。そうだ、出かける前に、よぉーく、よぉーく、言い含めておこう!
(苦し紛れにもほどがあるが。)
「バラくん、それじゃーヒイラギは行って来るからね、
できるだけ暗ーく涼しーくしておくからね、
帰ってくるまで、咲いちゃわないで、待っててね。
お願いだから、いい子で、咲かないで、待っててね。
じゃあね、いってきまーす。
」
12月22日の朝、そうやって言い含めて仕事に出かけて、
そのまんま江戸と京の都での休暇を経て、戻ったのが正月三日の夜。12月22日の朝。つぼみー。
1月3日の夜。必死で花びら開かずに待ってましたの図。
1月4日の朝。安心したのか早速ちょっぴり開花。
1月4日の夜。いい感じに咲きました。
1月5日の朝。もうここからは花開いてく一方です。
1月6日の朝。どんどんオープン。
結論。ポールセンローズは人間の言葉が分かります。
今年も変わらず仮住まいの壁・天井は薄っぺらくて。
上の住人も下の住人もなぜだか夜中の2時3時に大きな音を立ててくれて。
かと思えば窓の外では救急車のサイレンが4回も5回も6回も響き渡り。
寝不足の気晴らしに昼休みは外へ出て、
コートのポケットに両手突っ込んでマスクして背中丸めてうつろなときに限って、
どういうわけか学長にばったり出会ったりして。
一昨日某学会に送った今日がシメキリの原稿に誤植発見して送り直し。(これは日本語)
しあさってがシメキリのアブストラクトをちまちまと書き起こし。(これは英語)
だいぶん頭がウニだけど明日と明後日の土日は入試があるから仕事だなー。
耳栓を買って帰ろう。
二週間近い休みだったハズだけどあっという間に年が明けましておめでとうございます。
各界の数多の大物たちが次から次へと他界した2016年は年末ぎりぎりまで哀しい知らせが相次いで。
そのせいか、なんだかこう、2017年を迎えて、晴れ晴れとした清々しい気持ちというのはあまりなく淡々と。
そこはかとなく、いったい今年は何が起こるのだろうか的なもやもや感もありつつ。
お寺さんの暦をチラ読みしたり日常世界へ戻る間際に親友と会って話した結果の今年の抱負は。
「とにかく無事に。つつがなく。」
いまこのとき、を無事に積み重ねて一日を過ごし、無事の一日を積み重ねて一年を過ごせればよし。
合わないと思えば離れ、危ういと思えば逃げる。
てことで、平穏無事な2017年になりますように。