先月、ほぼ一年ぶりに鍼の先生のところに行って、
すっかり気心の知れた仲でもあるので楽しく談笑していて。
忙しすぎるんじゃないかと心配しながらアドバイスしてくれた一つが、
ぬるめのお風呂にゆっくりつかって心身をゆるめる時間を取った方がいいよ、
というのがあって。
どちらかというと烏の行水タイプなので、
どうしてもつい、ちゃっちゃと要領よく済ませちゃうんですよね~…
って言ってたら。「週に一度くらいは、1コナンぐらい、ゆっくりバスタイムするといいよ」
1コナン。
分でもなく時間でもなく、コナン。
「名探偵コナン」1話分で、だいたい30分弱くらい。
そのくらいの時間は、のんびりお湯につかるとよい、と。
さすが気心知れた先生。
ふだんどんな動画を好んで観ているかまでしっかり把握されてた。
ウケちゃって、お風呂につかってぼんやりするたびに思い出してつい、
1コナン、2コナン、、、と斬新な数え方をしそうになるよ。
「シングルマザーズシスターフッド」という団体から、
『ひとり親けんこう白書』が発表されて、
その完成報告会のライブストリーミングを視聴。
報告会では、学術的な研究の担当者が、
実施したアンケート調査の結果と考察を発表していて、
そのまとめのスライドの言葉が強く印象に残った。
「つながりつづけるために
深くつながらない工夫を
居場所の中に」
含蓄深いというか。
逆説的というか。
ストレートに一般化できる調査結果ではないのだけれど、
ちょっと考えさせられる結果でもあるような。
むかし、長い階段のふもとで立ち往生しているベビーカー押した若い女性に、
お手伝いしましょうかと声をかけたら、
「けっこうですッ!!」とえらい剣幕で怒鳴られたことを思い出す。
ひとりだからって、だれもが困っているわけではない。
それはそうなんだろうけどなぁ。
針と糸を持ったのは何年ぶりだろう。
もう何年も、ボタンが取れたら困るような服を着ていなかったか、
自分ではどうにもできなくてプロのお直し屋さんに頼んでたか。
Gジャンではないのだけど、
サイズでかめで厚めのデニム地なのでジャケット代わりに使っているシャツ。
どういうわけか襟ぐりにそって5センチくらいにわたってきれいに裂けてしまい、
だけど結構あれこれ思い出の詰まった服なので自分でかがることにした。
たぶんまだぎりぎり20代だったころ、
親友の結婚式で渡米したときに現地で買ったもの。
夏とはいえ日が暮れるとジャケットなしでいられない程度には冷え込んだ。
パーティが終わったころには震えるほど寒くなっていて。
街角で見かけたジーンズショップに飛び込んだのだったなぁ。
その親友が思いがけず点に召されてからもう11年が経つのだなぁ。
そんなことを思い出しながら、
チクチク、チクチク、チクチク、チクチク。
見てくれはイマイチでも、これはこの方がよい。
いかにも物語が詰まってそうな味わい。
行ってきましたよ。
公開初日の昨日、3時間の有給休暇で早引けしてまで。
シリーズ完結編(たぶん)だけあってものすごい充実度。
ネタバレになるようなことは書きませんが。
体感では3時間近い本編の8割ぐらいが激しい殺し合いアクションだけど、
それだけに人間キアヌ、否、人間ジョンの魅力がじわじわ来る。
もう一回くらい、観に行っちゃうかも。
ちなみに。
映画が終わって外に出てきたらそこそこ本気の雨降りで。
降水確率40%で、にわか雨でもなさそなこの降りってどうよ。
そしてだんだん激しさを増すこの頭痛。
帰宅後は晩ごはんも食べずにセデス飲んで就寝と相成りましたとさ。
そろそろ本職の方の趣味(←ニホンゴオカシイネ)も再開しようと、
師匠に連絡を取り、リハビリ稽古をしようと思ったら、
商売道具を本宅に置いてきたことが発覚して。
久しぶりに▲mazonさんで「箏爪」を検索。
検索結果のトップに中国筝の演奏用を推してきたのはご愛敬として。
スクロールしていくと、いくつかの商品情報の下に現れたのは、
ほかの人はこの商品を見たあとでこんなものを購入しています、
というおすすめ情報。
琴柱とか、色やサイズ違いの箏爪とか文化筝(小型のお筝)本体とか、
まあまあありそうなものの写真に続いて、
思わず二度見した商品の写真が連続二枚。
チアリーダー用のバトン。なぜに?
どうゆう脈絡があって?
いやー久しぶりに脱力した。
ご主人様の趣味嗜好を学習しないこと山のごとし。
逆に可愛げがあっていいけど。
ひきこもり体質を押して全力で活動したので、
三連休の最終日はお疲れ休み。
文字通り一歩も外に出ないでひきこもって、
今週末の公開に備えて『John Wick』シリーズの復習。
前三作をあらためてじっくり観ていると、
Johnの出自とか諸々、これまた意外と深い映画だったのだなぁと。
同時にキアヌの相変わらず隠し切れない“いい人オーラ”が妙に懐かしく、
強いのか弱いのか分からないギリギリのアクションにも笑みが漏れてしまう。
楽しみだなー♪
大人を10人引き連れて半分仕事の休日から一夜明け、
三連休の中日の日曜日。
昨日は現地集合・現地解散のツアーにしたので、
今日はもう完全オフで、神戸観光の一人旅。
自分の名前の由来の1つだと聞かされたことのある摩耶山へ。
そういう自分勝手な目的があるときは、普段より早起きができる不思議体質。
混まないうちにと始発のケーブルカー目指して市バスに揺られ、
それでも定員いっぱいの乗車待ち列。
ほぼ同じ一団でロープウェーに乗り継いで、
山頂の展望スポット「掬星台」へ。
へなちょこヒイラギのためを思って大きな雲が強い日差しをブロックしてくれて、
眼下に望む神戸の街並みと海は穏やかに見えました。
急傾斜の摩耶山と港に挟まれた市街地はギュッと凝縮されていて、
なるほどここからの夜景となるとそれは美しいのだろうな。
頭上には手が届きそうな満天の星、だから“掬星”台。
山頂からほど近いところには、摩耶山天上寺。
仏母・摩耶夫人をご本尊とする摩耶夫人堂は日本唯一、
女人守護の聖地のようなお寺さんだそうで。
撮影禁止の数々の仏様の美しさに心洗われ、
ブロマイド代わりに写真集と、もちろん御守りと、
さらには大吉のおみくじまで引き当てて。
個人的にものすごいパワースポットだったのか、
右目の下瞼の痙攣がぴたりと引っ込んだようです。
ご利益、ご利益。
ありがとうございました。
三連休の初日となった土曜日。
ゲスト講演をお願いしたご縁と勢いで、
大人の社会科見学を内輪のイベント的に企画したら、
驚きの総勢11名が参加してちょっとしたツアーに。
旗こそ持ってこなかったけど、
点呼こそ取らなかったけど、
ハイ、移動しますよ~、とツアコン状態。
訪れたのは、西日本切ってのお洒落な港町にある、
デザイン・クリエイティブセンター神戸。
通称KIITOと呼ばれるこの施設は、
ほどなく築100周年を迎える旧・生糸検査所。
建物内に一歩踏み入れるとそこは、
レトロな中にもキレッキレのデザインセンスでコーディネートされた空間。
創造力を刺激しつつも、
この場所の長い長い時間をただじっと見つめてきた建物という、
得も言われぬ安心感に包まれてリラックスできる。
何かを生み出そうというプラス・クリエイティブな感覚というのは、
こんな空気感から引き出されるものなのだなと実感できる。
もう何度目になるか、初めてじゃなくても毎度、
何かしら感じることがある。
講演で話を聴いてただけの参加者一同にしてみたら、
刺激と興奮と楽しいと嬉しいの感情が全部一気に噴き出す感じで。
企画して大正解、大盛り上がりだった。
めでたしめでたし。
名物イベント「ちびっこうべ」の対象は小3~中3ですって。
嗚呼あのころに戻りたい。
帰宅して、ほっと一息。
スタディツアーの引率があるとはいえ、やれやれ明日から三連休。
食前の漢方薬を飲んでから晩ごはんの支度をして、
なんとなくクセで食べ始める前にチェックしてみたら新着メールが一件。
職場システムの個人アカウントを確認して、
配信されている某情報を提出してください、っていう用件で。
確認できる期限は月曜で、
提出期限は火曜だぞ、と。
じつはこれ、職場から勧められた某サービスを利用した人向け。
提出しなかったら費用は全額自腹、という条件つきのサービス。
ふつうなら何の文句もないけれども。
明日から三連休という日の、とっぷり日が暮れた後の時刻の受信。
考えるまでもなくほとんどの人は帰宅後から火曜の朝まで休日モード。
提出する術を失う人が続出するタイミングのリマインドだなと思うのは私だけか。
どうよ、これ。
混んではいないけど、
間隔広めにまんべんなく席が埋まってる帰りの電車。
恰幅のいいおばちゃんが二人、
誰かが座るには厳しい程度の間を空けて並んで座っていて。
まあ別に座りたいわけではないから、
その二人が間を空けているところの前に立ってつり革を持った。
そしたら右側のおばちゃんが何やらごそごそ動き始め、
もう一人のおばちゃんじゃない側にでんと置いていた大きなバッグを膝に。
いや別に座りたいわけじゃないからいいけどと思いつつも、
何となく視線を落としてみれば。
さっきまで大きなバッグを置いてた方にずれようとしてくれてるのかと思いきや、
もう一人のおばちゃんの方へずりずり近寄って移動。
目の前に空いていた0.7人分くらいの微妙な幅の座面はすっかり埋まって、
立っている乗客なんてだれもいないところに1.5人分くらいの席が空いた。
繰り返すけど、別に座りたいわけじゃないからいいんだけど、
なんだろう、これ。