なんともいえない一年でした。
なんとなく悲しいことの方が多かったような気がします。
そんな雰囲気を振り払うべく引っ越しも決めた。
COVID-19もオミクロン株も吹っ飛ばす未来に向かって。
2021年のシメにキアヌに会ってきた。
周りが同年代のおじさんだらけだったのはどうしてだろう。
佳いお年を!
学生さんの最終成果物が送られてきました。
消印有効の提出期限に間に合わせようと力を尽くしたんだよねきっと。
それは分かるんだよ。
これがあなたにとっての“最終”成果物の“完成形”だというのなら、よしとするほかないのだけど。
数十枚の紙の束を、クリップ1個で束ねてあるだけなんだね。
製本してあるしていない以前に、ファイリングでもなくごっついホチキスでもなく。
紙の束にクリップ1個、なんだね。
時間と労力と神経注いで指導してきたその証として手元に残るのが、紙の束にクリップ1個、なんだね。
いいんだけどね。べつに。
山のような用事を黙々と片づけておやつタイムに帰宅の平日休み。
手洗いを済ませた瞬間にインターホンが鳴った。
モニターには一見してちゃらいホスト崩れ風のにいちゃんがマスクにスウェット姿で映っている。
直感的にまず、「ちがうな」とは思ったものの、
夕方18時以降の指定で宅配便の集荷に来る予定があるので、
間違えて来た可能性もゼロではないと思って声だけ応答してみた。
―はい?
「◎☆※■〇◇▼の件で来ましたー開錠お願いしまーす」
(当たり前のようにすうっとエントランス自動ドア前に移動)
―はぁ? どちら様ですか? 何の件?
「あれっ、聞こえてます? ◎☆※■〇◇▼の件で来ましたー玄関先で対応お願いしまーす開錠お願いしまーす」
(当たり前のようにすうっとエントランス自動ドア前に移動アゲイン)
―だれ? どちら様? 何の件?
「すいませーん聞こえてますかぁ? NHKのほうから◎☆※■〇◇▼の件で来ましたー玄関先で対応お願いしまーす開錠お願いしまーす」
(当たり前のようにすうっとエントランス自動ドア前に移動3度目)
―NHKは契約してません。
「なので来ましたーXXX号室で間違いないですよねー玄関先で対応お願いしまーす開錠お願いしまーす」
(当たり前のようにすうっとエントランス自動ドア前に移動4度目)
―だからどなたです?
「NHKの◎ゅしん〇◇▼の件で来ましたー開錠お願いしまーす」
(当たり前のようにすうっとエントランス自動ドア前に移動ファイナル!)
―ここにはテレビはありません。お断りしてます。
「はーい、あざーっす」
(はいごくろーさん)
これですんなり帰って行ったから良かったものの。
結局このにいちゃん、最初から最後まで、
なんべん訊かれても絶対に名乗らなかった聞き流し力は見事であった。
制服でも作業着でもないし。
カメラに身分証をかざすでもないし。
不審すぎるでしょ。
夕方の宅配便は、まともなカッコの人がモニタに映ってるといいなぁ。
甘やかしているつもりが毛頭ないのに甘やかしているということだろうか。
これを最終成果物として提出してよろしいという指導教員の確認が得られたら、
PDF形式で事務局へ提出しなさい、
ということは、全学生に等しく通知されている。
その前提で、提出期限に間に合うように仕上げるため渾身の指導をしてきた。
そして、いよいよ背水の陣のタイミングでダメ出しをした後で、
―以上の修正ができて“これで完成です”というものを最終確認しますから、
“これを提出しますという完成品の3点セット(要約・概要書・本体)”を、
提出期限の前日までにメールで送って来なさい。
とそれぞれ言い渡してある。
これに対する、今年度の担当学生2名の反応が。
1人は言われたその場で、
「お送りするのは、Wordでよろしいんでしょうか?」
もう1人は、ハイ分かりました!と意気揚々と帰って行って、
日曜の朝っぱらから送って来た3点セットの全ファイルがWord文書のまま。
人の話を何一つ聞いていないということなのか。
人から言われたことの意味を自分の頭で考えて理解するということができないのか、しないのか。
提出しないといけないものがあって、
どんなデータ形式で出すんだったかなと思ったとしたら、
自分ならまず、もらっている通知を自分で見直すとか、
その通知すら手元になければまずそれをどこにやったかを探すけど?
目の前の人にしゃらっと質問してドンピシャの解答だけ聞こうとするとか、
知ってそうな人が言うことをそのまんま鵜呑みにして済ませよう、
だなんていう姿勢そのものが、
これだけ時間と労力をかけて教えてきた精神を1ミリも学んでくれていない証左としか思えない。
哀しくてむなしくてやりきれない。
こやつら巣立たせてよいものか。
マンツーマンの面談仕事が連チャンな朝。
今夜の相手から送られてきた添付ファイルのファイル名が「卒業論文」。
そんなものの指導をした覚えもできる資格も私にはない。
この期に及んで院生だって自覚がなさすぎる。
大人数での発表会的な授業の準備を進める朝。
ふだんよりも広い部屋が空いてないか調べてくれたスタッフから連絡。
「その日はエレベーター工事でとても大きな音を出す予定」
土曜日とはいえ休業期間でも年度末でもなんでもない日に校舎の大工事とは。
朝からあまりに衝撃的な二連発。
あまりにも自然につぶやいていた心の五七五を関西イントネーションでお楽しみください。
あんたらさ、 なんでそんなに 残念なん
マンツーマンの面談仕事を終えた帰り道。
あまりにも自然に歌いたくなったメロディーがなぜかジュリーの「TOKIO」のサビ部分で。
同時にあまりにも自然に浮かんだ替え歌の歌詞が。
はーげーる!
気苦労ばっかりかけられて
はーげーる!
髪の毛 抜けてゆくぅ~
珍しくあまりにもピッタリはまった。
字あまりナシ。
人生でそうそう何回もない種類の瞬発力を発揮した先週の平日休み。
その甲斐あって、いつもと変わらない毎日の根底部分が人知れずフルスピードで走り出し。
連帯保証人のお願いをしたり。
100%問題なしと言われた入居審査の後すぐ現住所の退去予告をしたり。
ガス水道電気の解約連絡はどこにするんだか調べたり。
退去予告のとき面白かったのは、
あれとかこれとかやっといてねという説明よりも先にまず、
洗濯機置き場の排水口の部品を間違えて持ってかないでねって言われたこと。
そうこうするうちに一週間過ぎた今日の平日休み。
デジャヴのような時間帯に契約手続きもろもろを済ませ、
その足で入金したてのボーナス横流しで諸経費全額まるっと振り込み。
さて、いよいよ引越し準備だぞと某社HPから見積依頼を送信。
↓
秒速でスマホに電話がかかってきて夕方には見積に伺いますてな調子で。
じっさい動くのは年が明けてからだけど、
これでほぼほぼ準備は整った。
知ってか知らずか、今日も夜9時を過ぎてから天井方向から大きな音がドスンバタン。
何をどうやって暮らしたらそんな音がして、
何をどうやって暮らしたら夜な夜な午前零時から洗濯なのか分からんが、
コイツとの付き合いも来月までだ。
いぇ~い。
うちのオムロン君(ねむり時計)によると、
今朝7時31分に起床した眠時間は7時間31分でしたとさ。
とっぴんぱらりのぷう。
何かコトをはっきりと動かそうと思えば、
直感と勇気の二つが必要。
直感だけだと、
結局わりといつまでも悶々と想いを募らせるだけになりがち。
いいかげん引っ越したいな~お部屋探しアプリでも見てみようかな~
ここもいいな~あそこもいいな~でもすぐ決まっちゃってるんだろうな~てな具合に。
まずは、今だ!という直感。
それから、その直感を信じて本当に一歩を踏み出す勇気。
二つが揃えばそれだけで、
あとは放っておいても動き始めたコトが自然に進んでいく。
日曜の夜、これぞと思う物件を見つけた。
月曜の朝、もう一度考えてやはりこれだと思った。そして今日は休みだ。
(GO!という直感)
不動産屋さんの前まで来て男性スタッフ3名が黙々とPCに向かっている姿に一瞬たじろぐ。
スマホの画面をかざしつつ、意を決してガラス扉をプッシュ。
(そう、その勇気)
――あのすみません予約とか全然してないんですけどこのお部屋がもしまだ決まっていなかったらと思って!
がんばった。がんばったよ。
続きはまた今度。
予約注文みたいな感じの商品をネット通販で購入してあったのですが。
師走に入って早々に発送しましたメールを受け取っていて。
首都圏から西国まで二日かかるのか三日かかるのかが微妙なとこだなと思っていたら、
一昨日の金曜日、夜遅く帰宅したら不在連絡票が入っていた。
どうせ明日は朝から晩まで仕事だしなーどうしようかなーと考えながら寝てしまって、
土曜の朝イチで、翌日の14~16時あたりでお願い、と自動受付センターに登録。
次の日の今日、休日の朝寝をしばし楽しみ(だから午前中指定にしなかったの)、
朝ごはん掃除洗濯スパイス生姜シロップ作り昼ごはんと過ごして。
そろそろブラックキャットさんが来るな~と思い続けること2時間。
あれおかしいなぁ、昨日たしかに電話したよなぁ、記憶も履歴もハッキリしてるんだけどなぁ?
晩ごはんの材料を買いに15分くらいだけ一番近いスーパーに出かけて、
急いで戻ってきたけど宅配ロッカーにもポストにもやっぱり何の形跡もないなぁ?
うむ、これは仕方ないのでブラックキャットさんに電話をかけてみる。
電話に出たのはたぶん、営業所の“えらい人”。
ああ本当だ、時間指定になっていますね、ってすぐに調べてくれて、
今夜か明日にでもお持ちしますって言ってくれたんだけど。
結果的に今日は一日荷物待ちの日になっちゃったし。
さすがに明日はお出かけしたい。する予定。しなければならない用がある。
急ぐ荷物でもないし、「今日はムリそうだったらまた来週とかでも…」
言い終わらないうちに「来週になっちゃいますか、それじゃ探して今夜のうちにお持ちします!」になった。
感じのいいおっちゃんだったなーなどとクッキーつまみつつお気楽に待つこと1時間ちょっと。
息を切らして「▼▲■運輸です!」とドライバーさんがやって来た。
いつ届くか分かんないよな買い物しといて留守にしてて(←ココマデ心の声)すみませ~ん!とドアを開ければ、
こちらこそ申し訳ありません!、と制帽のつばに手をかけながら頭を下げるドライバーさん。
だいじょぶです。
若くてイケメンで誠実だってだけで、ヒイラギ様はすべてを赦すのでした。
あ、いちばん大事なのは三つ目ですよ。もちろん。