COVID-19で外出自粛、テレワーク、オンライン講義。
そのこと自体にはいくらでも対応できるしむしろ引きこもり得意だけども。
GWに突入してようやく春らしいうららかな陽気になった今日、
唐突に気づいてしまった“パンデミック×二地域居住”の弊害、それは、
〝近いうちに着るものが果てる〟
てこと。
文字通りの意味じゃなくて、仕事着がなくなるって意味ですけど。
授業だ、会議だ、ナントカ委員会だ、みたいなことを全部オンラインでやる前提だとして、
画面に映る範囲で場に応じた服装をしてることがちゃんと伝わるような衣装のラインナップが早晩尽きる。
部屋着とか、ちょっとコンビニ行くくらいの服ならばどうにでもなるけど、
季節外の、きちんとした装い系は、こまめに本宅に収納してたりもするので。
そして、こっちで買えばいいか、と思ったら、
“ちゃんとしてる店”ほどいままさに休業しとる。
生きるか死ぬかの問題ではないけれども、
そうか、こういう問題も惹き起こされるのか。。。
初回講義で出す宿題のための動画素材をアップすべく、
学習支援システムにログインしてみたら、
4/3新学年スタートのハズだった版の講義スケジュールのままフォルダがずらりだったから、
とりあえず日付関係なしの上位ディレクトリにデータ保存。
入れ違いに事務局からメールが来て、
Zoomに初回の授業をスケジューリングしようと思ったらもうご自身で作ってあったので2回目を作っておきましたと知らせてくれた。
ええっとシステム上の講義スケジュールって全部自分で直せばいいんですかね?
って返事しといた。
そんな感じっすよ。万事。
刻々と事態が動いているときというのは、
何をどう、どんなにがんばっても、
間が悪いことになるのだなあ。
とりあえず“延期”だけが決まって実行された状態だった新年度。
4月に入ってすぐに“いつに”を話し合って決めて、
その延期後の新年度オリエンテーションが昨日。
上のほうで本決まりになって開催案内が流れるまで二、三日だった気もするけど、
それでもその間に刻々と対面開催が不能なまでに事態は進行して、
前代未聞の完全オンライン新入生オリエンテーション直前に全国緊急事態宣言。
案の定、オリエンテーションで来週からいよいよ授業スタートですよと告知したとたん、
マネジメントチームから速報が来て、
来週からは教職員も原則入構不可になるから在宅勤務せよという指令。
ここ二週間くらいずっと、
資料のデータ化やら動画のダウンロードにせっせといそしみ、
研究室そっちのけで別宅の環境整備(変なもん映り込まないように)にも励んであるけどね。
入学式が延期になった時点で、
最悪自宅からのオンライン講義もあるなと踏んでたし。
どのくらい先を見据えて先手を打っておくか、
こういうスピード感というか行動に移すテンポというか、
たいていそれが周りと合わないから、組織で働くのはニガテだ。
SNS上で毎日大量の情報収集と信頼できる相手とのやり取りの嵐で、
気がついたらブログは二週間以上の放置。
いかんいかん。
しかしこれというのも、気をつけてきちんと使う分には、
ソーシャルメディアというものが非常時にどれだけ有用かということか。
緊急事態宣言が出た江戸本宅とは当分のあいだ往来できない。
てことは、こういうときの最大の情報源だった“テレビ”がないってことなので。
持てる限りの、まっとうなネットワークを駆使して、
正しい情報をリアルタイムに集め続ける必要がある。
身を守るために。
悲観論をまき散らすことや、
自分ではない誰かのせいにすることは、
ものすごく簡単で、まったく意味がないと思っている。
理性をもって物事を見聞きし自らの知力と判断力を信じて生き延びよ。
ウイルスめからそう言われている気もする。
そしてそれは、これまでの自分の生き方と、本質的に変わらない気がしている。
事態に直面して、どうすればいいのか、誰に何を伝えればいいのか、考える。
やっぱり、いつもと変わらない。
違うのは、飲み会に誘われたらジュース片手にPC立ち上げるってことくらいか。