以前お世話になった方の訃報が飛び込んできた同じ朝、
新たなる激痛スポットが発生。
お通夜が遠方だったので、いちおう訊いてみたら。
「何言ってんの。このまま帰って寝てなさい！」
にべもなく、ドクターストップ。
それでなくとも、
全治１年の腕の故障が響いて、踊りのある役を途中で降りて。
同じ理由で春の温習会の演奏曲を予定より１曲減らしてもらって。
男手のない職場での肉体労働はどうしたって減らせなくって、
故障をかばって妙な無理がかかるたびに激痛
が走って。
あんまり痛くて治療に行けば、これまた痛～い鍼の乱れ打ち。
何をどうやったって痛いって、どゆこと。
「ヒイラギさん、何にも悪いことしてないのにね。
むしろ、これだけ身も心も砕いているのを分かってくれない相手には、
もう何にもしてやんなくていいと思うよ
」
うーむむ…それ、だれのこと言ってんだか、もう痛すぎて分からん…
どこがどう痛いのかも、もう痛すぎて分からん…
どういうわけか、オペラの稽古場では、
実像とかけ離れたイメージが出回っているらしい。
その１ 「お姫さま
」
ソリストさんの稽古を隅っこでしゃがんで見学していたりすると、
「お姫さまなんだから、そんなとこ座ってちゃだめだよ」って、
父親くらいのおじさま達があわてて椅子を運んできてくれたり。
その２ 「色白
」
黒のタートルネックに黒のスカートなんかで稽古場に行くと、
「ま～きれいねぇ、きわだって色が白いからねぇ」などと、
おばさま達にぐるっと取り巻かれたり。
はてな。
これ読んで、腹かかえて笑ってる友達のほうが多いと思うけどな。
今回の出張で泊まったのは、ホテルギンモンド京都。
ここの和食レストラン「丁子屋」の朝ごはん、とっても美味しかった！
白和えにはほのかに山椒が香っていたり、
何もかかっていないように見えた京野菜のサラダはゆずが香っていたり。
鮭の塩加減も絶妙な甘塩、鮭の身の味がきちんとよく分かる。
味付けも盛り付けも、ハイセンスで素敵だった。
じつはここのオーナーの田中さんにはインタビューさせてもらったことがあって。
福祉系ＮＰＯの理事長もされていて、
お店で使う食材の下調理だとか、
オリジナル・クッキーのパッケージデザインなんかを、
福祉ＮＰＯの利用者さんたちが手がけている。
部屋に戻ってから気がついた。
朝ごはんの写真撮ればよかったー…
（あ、風邪治ってきた）
昨夜の立ち稽古で、第一声を聴いてそう思った。
四日前までは、かすかに鼻がつまりかけてるような、
思うように高い声が伸びないのがご本人も納得いかなくて、
かえって力いっぱい歌ってるような、そんな感じがしてた。
それが昨夜は、澄んだクールな響きのまま、
とても高くて遠いところまで軽々と飛翔していて、
ご本人もどことなく嬉しそうだった。
立ち稽古が始まるころにはすっかり暗譜もしてあって、
ノドの調子が決して万全ではないときも、手抜きしないで歌ってくれる。
さすがです。
本番観に来てくれる皆さんも、お楽しみに♪
区民参加オペラCITTADINO歌劇団第11期生公演
『椿姫』
2011年2月13日(日) 14:00開演
文京シビックホール大ホール
昨夜みつけたこんなニュース。
どんなに調整が難航しようとも、ぜひ実現して欲しいな。
こういうことで世界に先んじてこそ、古くて新しい京都人てもんだ。
（以下、MSN産経ニュースより引用）
道険し…京都の歩行者優先構想 大都市世界初の挑戦、２～３年遅れ
2011.1.22 22:04
京都市が中心部の四条通で導入を計画している、一般車両の通行を禁止して歩道を広げる「トランジットモール」構想が難航している。バスやタクシーなどの渋滞解消が見込めないためだ。人口１００万人以上の都市では世界初という試みだが、市は当初予定だった今年度中の実現を断念。有識者による諮問機関を設けて細部を練り直し、２～３年後の実現を目指す。
●歩道も車道も…
商店が並ぶ四条通では、休日のピーク時の歩行者通行量が１時間あたり約７千人にのぼり、幅約３メートルの歩道の狭さが問題になっている。車道も、バスや客待ちタクシーのほか、地元住民や観光客のマイカーなどで慢性的な交通渋滞を引き起こしているのが現状だ。
このため市は那覇市などで実施されている「トランジットモール」構想に平成１９年度から着手。物流事業者の車と公共交通機関のバス、タクシー以外を閉め出し、車道を片側２車線から１車線に減らした上で、歩道を約６・５メートルに拡幅する計画を打ち出した。
●制限しても渋滞
だが、１９年１０月に行った３日間の実証実験で、物流事業者の車やバス、タクシーだけで渋滞が起きることが判明。市は渋滞解消のためには、バスを運行する３事業者（市バス、京阪バス、京都バス）が個別に設けている停留所を集約する▽タクシーの違法な客待ちをなくす▽物流業者の車の荷さばきを行う場所を集中させる－などが必要として各業者と協議を行ってきたが、調整が難航。今年度内の導入を断念した。
市は、有識者約３０人の諮問機関を設置。各事業者に理解を得られるよう計画の細部を練り直し、実験も重ねる方針で、２～３年後の実現を目指す。当初は実施対象が週末だけだったが、平日も検討するという。
市の担当者は「見通しが甘かった部分もあり実現が遅れているが、『トランジットモール』構想は京都の景観保全や商店街活性化に欠かせない。必ず実現させたい」と話している。
「そのころには僕らは引退してて、ヒイラギさんたちが最前線で戦ってるんだよね」
ＮＰＯ活動への協力依頼でとある企業を訪問した帰り、
ある先生と▼タバでコーヒー飲みながらおしゃべりしてたら、
ニッポンはこれからどうなるのかというお話になった。
最も悲観的な予測でいけば、次の１０年のうちに国の蓄えは底をつく。
消費税は２割に達し、革命に近い暴動が起きる。
この国のランク付けは地に落ちる――
もちろん、政府や役所で働いている人たちは勿論そこまで愚かではないから、
そうはならないように全力で戦うことになる、
というのが、先生のこのセリフの意味。
正直、かんべんしてほしいな。
それでなくても、この時代の女性に生まれついたというだけで、
闘い続けなければ職業をもってここまで生きてこれない人生だった。
ぜんぶ放り出して、闘いとは無縁の世界に行きたい。
近ごろちょっと、そういう衝動が心の奥底でくすぶっている。
でもこの国にいる限り、どこもかしこも閉塞しているような気もするな…
前にも似たようなことをぼやいたかも知れないけど。
なにゆえに携帯電話のメーカーさんたちは、
数字とアルファベットとかな以外の文字や記号を、
ちゃらんぽらんなキーに割り振るんだろーか
ファンクションを割り振るキーがメーカーによって違うとかなら、
まだ分かる気もするのだけど。
独自のファンクションはこだわりのキーに割り振りたいとか、
あるかも知れないし。
だけど「、」とか「。」とか改行とかはさ。ふつーに、かなとかと同じレベルで使うもんじゃないですか。どんな機種使ってても同じように打てなきゃ意味なくない？
ＪＩＳ規格とかに統一してもらえんかねー・・・
絵文字の出てくるキーがちがうくらいは我慢するからさ。
仕事や相談事が立て込んでくると、
ついつい布団に入ってからも考え事をしてしまうことがある。
そのことばかり、考えるべくしてぎゅーっと考えている時よりも、
かえって妙案が浮かんだり、それ朝まで憶えてなくちゃって思ったり、
いつまでも変に意識がハッキリしちゃっていて、
寝入りかけたと思ったらふっと起きたりする。
パソコンでいうとハードディスクがむーん、て回りっぱなしになってるよな感じ。
ようやく眠りに落ちたかと思ったら、ふっと目が覚めたりして、
こういう断片的な眠り方をしているときは、なんか、寝てて疲れる。
脳ミソがちゃんと休まないで働き続けているせいかな。
朝起きたらお腹がぺこぺこだった。
あ゛ー働いた！って感じだ・・・
息抜きに読んでいたマンガ本の帯に書いてあったキャッチコピー。
この冬のヒイラギの生きざまをみごとに代弁してくれている。
これまでがハードすぎたというか、宮沢賢司すぎた分、
ゆるゆる生きようと心に決めた今日このごろ、まさにそんな心境。
最新テクノロジーを駆使した超極薄下着で例年の倍ぐらいの厚着をして、
それでも心配な日は花粉よけを兼ねたマスク着用に、使い捨てカイロ。
夜は熱めのお風呂で温まったら日付の変わらぬうちにベッドにもぐりこみ、
できることなら自然に目が覚める時刻まで布団にくるまっているべし。
年が改まってからの半月、そんな調子で暮らしていたら、
心なしか物事を片づける瞬発力が戻ってきたような。
どういうわけだか相変わらず、
相談ごとや頼みごとがひっきりなしに舞い込んでくるのが、玉にキズ。
演奏する手つきというのは、
手の大きさや指の太さや長さでちがって見えるもの。
糸から糸までの間隔の感じ方なんかが違うわけだから、
人によって弾き方にもちがう癖が出てくる。
で、その癖って、えてして教わった先生に似るもの。
お稽古を始めてから名取になるまでの数年間、
厳しく手ほどきしていただいたのはとても小柄な先生だったから、
まぁなんというか、サイズの合わない手つきに似てしまっているらしい。
師匠曰く、
「美しく見えるフォームで弾けていれば、美しい音が自然に出るはず」
いやはやごもっともで。
努力します。
野球選手のフォーム改善とかって大変なんだろうなぁ・・・
って、ちょっとなんか気持ち分かったりして。
