80年前の今日、ここに原子爆弾が投下された――
この厳然たる歴史的事実について、
それこそ小学校のころから知識としては知っていたことだけど、
本当のところ、腹の底から理解しているかどうかは、
この年齢になってもあまり自信がない。
ただ、この間、ある人から言われて、
ああそうだなあ、とつくづく響いた。
次は戦後90年、
そうなれば当時のあの日のことを憶えている人はこの世に誰もいない、
伝えなければならないというのはそういうことだ、と。
子どものころ、家族旅行で原爆資料館にも行ったけど、
写真や展示から伝わる悲惨さを受け止めきれず、
ただ気分が悪くなって途中退場したことしか憶えていない。
この地での仕事にご縁ができたのが10年前だけど、
戦後70年すらあまりピンと来なかったし、
むしろプロ野球の話題のほうが盛り上がってた気がする。
だけど、そうか、原子爆弾がもたらした想像を絶する惨状を、
目の当たりにした人たちがいなくなってしまったら、
いったい誰が本気で平和を実現できるのだろうか。
暑すぎて忙しすぎて雑用が多すぎて何が何だか分からなくなりつつも、
今日はふと、真摯に考える時間を持とうと思った。
平和祈念式典のライブ中継にあわせて黙祷、
には間に合わなかったけど。
昨日の今日で、また。
今度は郵便局にて。
たった一通、送ろうと思っただけで、5分ぐらいみっちり押し問答。
嗚呼、どうしてこんなことに。
封をした角2封筒の上のところを5cmくらい切り取って、
中身を確認できるようにしたものをお願いしますと渡したら、
320円ですと言われた。
あれっ?と思って、相手が手にしてる封筒を指さして、
冊子しか入っていない開封郵便ですがと指摘したところ、
「あれっ、本当だ、開封してある。これ、ユウメール?」
どう返事すべきか分からなかったので、
これは私信が入っていない、印刷物だけを半開封で送るものですけど、
と、もう一度、かみ砕いたつもりでゆっくり答えてみた。
「ユウメール? これ、ユウメール、ユウメールでいいですかね?」
グッとこらえつつ、でも3回目なので、正直に言ってみた。
(郵便料金を知りたいのは私の方なのに、)
だからユウメールって何、と。
「これ、これ、ユウメールでいいですかね?
ユウメールって表示しないといけないんですけど
ここに、ユウメールって書かないといけないんですけど」
この時点でもう沸点が零度くらいまで下がっていたので、
キレなかった自分をほめてあげたいです。――だから私に向かって訊かれている意味が分からないんですけど、
自分で封筒にユウメールって書けってこと?
「いや、ここにユウメールってこのゴム印を押すんですけどいいですかね?」
そりゃー私がいいかどうかじゃなくて、こういう送り方するときはそっちが押すって決まってるんでしょうよ!
わなわな震えながら、ああどうぞ、と言ったら、
今度は雑にゴム印押したもんだから縦半分が押されてないみたいになった。
「ありゃー、この上からきれいに押した紙を貼っていいですかね? 貼っていいですかね?」
貼らないでどうにかできんのかよ!
できるもんならやってみせろよ!
窓口業務ってやつに従事してる女性職員(昨日も今日もそうだった)の、
コミュ障確率があまりにも高すぎやしないか。
なんでこんなに日本語での会話が成立しないのか、貧血起きそうになったわ。
※ゆうメールは、日本郵便株式会社により提供されている、冊子とした印刷物(書籍や雑誌、カタログ)や電磁記録媒体を割安な運賃で送付できる郵便に含まれない運送サービス。(by Wikipedia)
新聞の特集記事を読んで知りました。
近ごろは「フキハラ」というハラスメントがあるらしい。
正式名称というかフルネームは、「ふきげんハラスメント」
そもそもが、頭にどういう言葉がつくにしても、
自分(だけ)はハラスメントの加害者には絶対ならない人だと、
疑いのないレベルで信じていたのだけど。
いやぁー、やばいな、これ。やっちまうかも。
それも、記事にあった家庭内コミュニケーションとかじゃなくて、
ごくごくふつうに、日常生活のなかで!
典型的なのが、ショッピングのとき。
こっちが何を言ってるのかまったく聞かないで返事する店員とか、
自分が言いたいことだけひたすらまくしたてるために話しかけてくるブティックの人とか。
会話が始まった瞬間に速攻でイラッときて、
その状態がましになるスキがないまま話が続くので、
自然とこちらも態度を硬化させざるを得ない。
無意識に、威圧的な返事のしかたをしてしまうし、
嫌味なまでに一言ずつ、ゆっくり、区切って、質問に答えたりしてしまう。
まるで相手を完全にバカ扱いしてるかのように。(イヤもしかしたら心の中では本当にしてるかもだけど)
今日も今日とて、
某交通系ICカードのオートチャージに遣っているクレジットカードの期限が更新になったので、
その手続きに某電鉄の窓口に行って、まさにそんなやり取りをさせられた。
①自動ドアを入った目の前の立て札を読んで、書いてあるとおりに受付機から整理番号札を取った
②すぐさま定期券販売窓口のスタッフが「今日はどういうご用件ですか? 定期券? 定期券?」と叫んだ
③誰の話か分からず振り向いたらこっちを見ていたので「いいえカードの更新です」と返事
④同じスタッフがなぜか再び「○○カードの定期券?」と叫ぶ
⑤ここで瞬間湯沸かし器的にイラッ!となって、「ICカードの、オートチャージの、更新」とやや大きめの声で返す
⑥「何の更新? ICの定期券?」とさらに畳みかけられたところに、アルバイト風のスタッフが来て、
「今日はどのようなご用件ですか?」(2回目)と穏やかに質問される
⑦寸前までの余韻を引きずりつつ、
「ICカードの、オートチャージの、クレジットカードの、有効期限の、こ・う・し・ん、です」
と噛んで含めるようにゆーっくり答える
⑧それではこの用紙のこことここに記入してください、と紙とボールペンを渡され、
すでにぷんぷんお怒りモードで郵便番号住所氏名生年月日連絡先電話番号を書きなぐる
⑨整理券の番号が呼ばれたので「2番の窓口」に記入済みの紙を持って行くと、窓口のスタッフが、
「今日はどのようなご用件ですか?」(3回目)
⑩そりゃーそう来るわな、と内心マグマ大噴火だが落ち着いてる風を装って、
「ICカードの、オートチャージの、クレジットカードの、有効期限の、こ・う・し・ん、です」
と噛んで含めるようにゆーっくり答える(2回目)
この窓口スタッフとのやり取りの推して知るべしな感じなのでこれ以降は割愛するけど、
トドメがクレジットカードの有効期限を自分で入力しろとテンキーを渡されたとき
テンキーの横長の画面に「有効期限 月/年」とだけ表示されたので、――年は4ケタですか、2ケタですか?
といちおうあらかじめ質問してみたら、返ってきた答えが、「あ、/(スラッシュ)は省略でいいです」
その返答、大阪あたりでできるもんならやってみろと思う。
しばいたろか!とどやされるだけで済めばいいけど、
間違いなくどつきまわされると思う。
いやだから年は4ケタ?と聞き返したら、「ああ、4ケタ、4ケタ」
というので、そうか、西暦の4ケタか、と入力しようとした瞬間に、「月と年と、そこ(クレジットカード)に書いてあるとおりに」
とのたまう。
さすがにカチーンと来て語気を強め、――いやだから“年は”4ケタか2ケタか、って訊いてるの!
なんだろう、この感じ。
癇に障る対応をされて憤慨しているのはこちらなのに、
もしもこれでキレて相手を怒鳴りつけてたとしても、どうもスッキリしない。
これだわきっと、「フキハラ」って。
だれでもやっちゃいそうなハラスメント行為なのかも。
みなさん気をつけましょう。
ちなみに今日のこれらのやり取り、
お客さんへの配慮とか心配りの方向もポイントも完全にまちがってる気がするのは私だけ?
フロアを見渡したらスタッフが全員女性だったというのも残念過ぎた。
地方で仕事をしていると、ありふれた街角で、
独特のテイストゆえに驚くほど際立って目立つ広告を見かける。
ほかにはないご当地センスってやつですかね。
地下街を通り抜けた突き当り。
地上に出るエスカレーターの乗り口のすぐそば。
目に入らない方がどうかしてるようなところに大きな宣伝ポスター。
お医者さんの顔のアップがドーン!
顔の横に吹き出しが1つ。
書かれているセリフは、「日曜鎮痛剤OK」
これ、内視鏡検査の広告らしい。
それにしても、はい?ってなったのは私だけかな。
どういう意味か一発で分かるものなのかな。
日ごろ、教え子に口を酸っぱくしてアドバイスしていることが、
一目見れば一発で言いたいことが正しく伝わるスライド作り。
はい?って感じの広告には、ついつい反応してしまう。
コメとブロッコリーしか食べられるものがない星にいます。
なぜだかここ三日ぐらい主食がコメとブロッコリー。
こないだの週末の近所のスーパーでの買い物で、
新鮮なブロッコリーが格安だったので立派な一株をカゴに入れて、
続きで好きなタイプの寿司揚げと出会ってしまったがゆえに。
しかも買ってきたばかりの寿司揚げを白だしとアガペシロップで味付けしたら、
これまた我ながら近年まれにみる上出来になってしまったがゆえに。
前の日のカレーもまだたくさん残っているけど、
張り切ってコメを洗って炊き上げて、
いまが旬の釜揚げしらすに酢とおろし生姜をまぶして酢飯にして、
ネトフリでドラマ観ながらにぎって包んで積み上がった十数個のおいなりさん。
ブロッコリーは丸ごとゆでて房ごとに手で割いておけば、
いつでもそのまま食べられる状態で冷蔵庫でしばらくもつ。
食べるときに必要な分だけブロッコリー。
夜ごはんはおいなりさんにお味噌汁に付け合わせにブロッコリー。
お昼はタッパに詰めて職場に持ってきたおいなりさんとブロッコリーにインスタント味噌汁。
そんなここ三日ぐらい。
昨日あたりから一気に気温が上昇して、
突然の春爛漫な陽気になった今日日曜日。
年度末でまともに土日が休日な週末でもあるので、
今だ!とばかりに部屋中をいつもより念入りにお掃除。
すると衝撃の事実が明らかに。
思いもよらない場所二か所に!
黒や緑の点々とかほわほわとか!!
この冬の結露がいかに激しすぎたかが災いして、
湿気というより、もはや水分をたっぷりすぎるほど与えられて。
忙しすぎて昔の丈のまんま引きずって使ってるカーテンの裾とか、
部屋の隅っこのゴキブリよけのホウ酸団子なんてものも。
生えるんだなー、黴って。
いやー半世紀も生きてきて初めての発見だなー。
カレンダー通りに、しかも相当な密度で働いてからの四連休初日ゆえ、
近所のコンビニでは済まない買い物などもあって繁華なあたりへ外出。
洗いたてのチノパンは、お仕事モードの別宅ではほぼ唯一のふだん着。
上半身はこれまた仕事ではまず着ないボーダー柄コットンシルクニット。
よく晴れたGWらしい天気だし。
心も軽くごきげんよく路面電車に乗車したところまではよかった。
このあたりではGW恒例の名物イベント「フラワーフェスティバル」も初日。
電車が混んでいるであろうことは想定済みだったのだが。
何が最悪って、こんな日にどっと乗り込んでいる人の大半が、
ふだん路面電車に乗るような生活をしていないトーシロー軍団ってこと。
座席に座っている同行者とおしゃべりしながら。
片手はポケットに突っ込んで。
片手でぶら下がるようにして吊り革を持って。
片足をぶらぶらさせながら。
もう片方の脚を軸にして電車の揺れに合わせて体ごとぶらんぶらん。
その拍子に、ぶらぶらさせてる方の足で背後に立っている他人をキック。
そう。まさに。洗い立てのきれいなチノパンに泥だらけのスニーカーの靴跡がくっきり。
当人は謝りもしないどころか微塵も気づくことなく下車。
さあ楽しい四連休の幕開けだ♪って気分がのっけから一瞬で台無し。
この怒りをどこにぶつけたらいいのかとぷんぷんしながら、
デパートの化粧室で泥を払った手をしっかり洗って消毒。
一刻も早く憂さを晴らさんとアーケード商店街のはずれにある「ガチャ王国」へ。
「ワンピの実・第16海戦」でスクラッチメン・アプーとフーシャ村時代のルフィGET。
ほんの少しだけ頭の血が下がったので、
デパ地下で食材をあれこれと買い込んでから、外でランチは止めにして帰路に。
イベントの影響でダイヤが乱れに乱れて、やっと来た帰りの電車も混んでいて。
降りる人を待っていたら杖をついた老人がえらい勢いで割り込んできた。
まさに乗り込もうとしている他人の脚に持っている杖を突き立てるようにして、
ぐいぐい後ろへ押しやりながら、降りる人をかき分けて乗り込もうとする。
ちょっとやめなさいよと言い立てるも、馬に念仏、どこ吹く風。
おかげでチノパンは二度目の受難、どこについたか分からん汚い杖の跡が。
帰宅して速攻でチノパンの念入りな洗濯をしなければならなかった、
四連休の出だしの半日をエンジョイできるはずだった、
すべての時間とわらわのごきげん
を返せ!
これからは、長めの休みは必ず本宅に帰ることにします。
さすがにここまで民度が低くはない。
今一つ気持ちが前とか上とか向かないようなときって、
どうやらネガティブオーラを加齢臭のごとく発散しているみたいで、
勘弁してほしいような場面が向こうから近づいてきたりする。
それも連続して。
昨日は仕事帰りに職場の裏の一方通行路を歩いていたら、
青信号で横断歩道を渡っている私を赤信号で停まるはずの真っ赤なスポーツカーが、
そのままするすると交差点に入って来たかと思ったらしれっと左折して行った。
なんと堂々たる信号無視。
この西の国の人々の交通モラルのなさは日常茶飯事で、
大通りを楽し気にかっ飛ばすノーヘルの原チャリとか、
コンビニに入るために歩道を走っていく車とか、
ある程度の免疫はあったつもりだけども。
あまりのことに呆然となった感覚を引きずったままの今日は、
デパートに寄ろうと歩道の端っこを歩いていたら、
前から若者の自転車数台が真正面から走って来て、
こちらが避けようとした歩道と建物の間のセットバックの側をすり抜けて行った。
その前にとてつもなく気分の重い仕事があった疲れも手伝って、
再び何のリアクションもできずただ茫然とふざけた自転車乗り2人を見送った。
怒りが爆発するでもなく、むしろ今どきの若者たちを憐れに思った。
当たり前すぎるモラルすら誰にも教われなかった、ろくな未来のない若者たち。
こんなふうに、他人を受け付けず、察したり慮ったりすることもなく、
ただその時その時の感情をぶつけ合うばかりの、
ただ自分の利益と快楽だけを誰がどうなろうと追求する、
刹那的な人間ばかりが増殖していくのか。
だんだんと、聞こえてくる言葉が理解できないことが増えてきた。
「こういう目的で遣ってほしい」と前置きが付いているがために、
せっかく申し出てくれた寄付金を受け取れませんとか。
もう意味が分からない。ワタシ母国語日本語のはずだけど。
こうしてまた、ネガティブオーラが増幅される。
完全にフリーかどうかは別として。
今日から代休消化で年明けまで出勤しなくてよい。
日曜日でもあるのでせめて今日は休日らしく過ごそうと、
お昼ご飯をどこかで食べるべく外出。
路面電車に乗り込んで、
連結部の蛇腹にバッグを載せて外の景色をぼんやり眺めていた。
次の電停に着くと、傍らでカタンと音がして。
ふくらはぎあたりをトントンと何かで突っつかれた。
振り向くと、降り支度をした年配の男性が、
「どうぞ、座りなさい。」
それだけ言って、杖をつきながら降りて行った。
周りにはほかにも色々な人がいたのに、
どうしてわざわざ声かけてまで譲ってくれたんだろうな。
ありがとうございます、と座らせてもらって、
しばし考えたけどこれという理由は思いつかなかった。
帰宅してから、コート姿のまま洗面所に行って、
鏡の前で手を洗っていて、ふと。
もこもこふんわり丸い感じのコートの、後ろ体重の立ち姿。
マスクで覆われた顔は目元しか見えていない。
うわー。。。シルエットだけなら、妊婦さん、と思われたのかも。
意外とまだまだいける外見てことか。
イェイ。
メリークリスマス!
たぶん他人に触られたり診断されたりすることが、
人一倍キライなのです。
主治医とか美容師さんとかかかりつけの鍼の先生とかは、
きわめて限られた特例というか例外で。
まあ平たく言うと、デパートの化粧品売り場の人から、
お肌の診断と称して顔や頭にマイクロスコープを押し付けられて、
毛穴が超ドアップで映し出されたモニターを見させられるということが、
本当に本当に、ほんとうに大嫌いなのです。
なのになんなんでしょうね、あれは。
断っても断っても断っても断っても、お時間無いですか?としつこく食い下がった挙句、
話しながら無理やりを頭にガツン。
これまで使っていたシャンプーがなくなったから、
同じ商品をもう置いていないのかと質問しただけなのに。
▲越の6階に入ってる化粧品店コーナー、
たぶん二度と行かない。