カレンダー通りに、しかも相当な密度で働いてからの四連休初日ゆえ、
近所のコンビニでは済まない買い物などもあって繁華なあたりへ外出。
洗いたてのチノパンは、お仕事モードの別宅ではほぼ唯一のふだん着。
上半身はこれまた仕事ではまず着ないボーダー柄コットンシルクニット。
よく晴れたGWらしい天気だし。
心も軽くごきげんよく路面電車に乗車したところまではよかった。
このあたりではGW恒例の名物イベント「フラワーフェスティバル」も初日。
電車が混んでいるであろうことは想定済みだったのだが。
何が最悪って、こんな日にどっと乗り込んでいる人の大半が、
ふだん路面電車に乗るような生活をしていないトーシロー軍団ってこと。
座席に座っている同行者とおしゃべりしながら。
片手はポケットに突っ込んで。
片手でぶら下がるようにして吊り革を持って。
片足をぶらぶらさせながら。
もう片方の脚を軸にして電車の揺れに合わせて体ごとぶらんぶらん。
その拍子に、ぶらぶらさせてる方の足で背後に立っている他人をキック。
そう。まさに。洗い立てのきれいなチノパンに泥だらけのスニーカーの靴跡がくっきり。
当人は謝りもしないどころか微塵も気づくことなく下車。
さあ楽しい四連休の幕開けだ♪って気分がのっけから一瞬で台無し。
この怒りをどこにぶつけたらいいのかとぷんぷんしながら、
デパートの化粧室で泥を払った手をしっかり洗って消毒。
一刻も早く憂さを晴らさんとアーケード商店街のはずれにある「ガチャ王国」へ。
「ワンピの実・第16海戦」でスクラッチメン・アプーとフーシャ村時代のルフィGET。
ほんの少しだけ頭の血が下がったので、
デパ地下で食材をあれこれと買い込んでから、外でランチは止めにして帰路に。
イベントの影響でダイヤが乱れに乱れて、やっと来た帰りの電車も混んでいて。
降りる人を待っていたら杖をついた老人がえらい勢いで割り込んできた。
まさに乗り込もうとしている他人の脚に持っている杖を突き立てるようにして、
ぐいぐい後ろへ押しやりながら、降りる人をかき分けて乗り込もうとする。
ちょっとやめなさいよと言い立てるも、馬に念仏、どこ吹く風。
おかげでチノパンは二度目の受難、どこについたか分からん汚い杖の跡が。
帰宅して速攻でチノパンの念入りな洗濯をしなければならなかった、
四連休の出だしの半日をエンジョイできるはずだった、
すべての時間とわらわのごきげんを返せ!
これからは、長めの休みは必ず本宅に帰ることにします。
さすがにここまで民度が低くはない。
今一つ気持ちが前とか上とか向かないようなときって、
どうやらネガティブオーラを加齢臭のごとく発散しているみたいで、
勘弁してほしいような場面が向こうから近づいてきたりする。
それも連続して。
昨日は仕事帰りに職場の裏の一方通行路を歩いていたら、
青信号で横断歩道を渡っている私を赤信号で停まるはずの真っ赤なスポーツカーが、
そのままするすると交差点に入って来たかと思ったらしれっと左折して行った。
なんと堂々たる信号無視。
この西の国の人々の交通モラルのなさは日常茶飯事で、
大通りを楽し気にかっ飛ばすノーヘルの原チャリとか、
コンビニに入るために歩道を走っていく車とか、
ある程度の免疫はあったつもりだけども。
あまりのことに呆然となった感覚を引きずったままの今日は、
デパートに寄ろうと歩道の端っこを歩いていたら、
前から若者の自転車数台が真正面から走って来て、
こちらが避けようとした歩道と建物の間のセットバックの側をすり抜けて行った。
その前にとてつもなく気分の重い仕事があった疲れも手伝って、
再び何のリアクションもできずただ茫然とふざけた自転車乗り2人を見送った。
怒りが爆発するでもなく、むしろ今どきの若者たちを憐れに思った。
当たり前すぎるモラルすら誰にも教われなかった、ろくな未来のない若者たち。
こんなふうに、他人を受け付けず、察したり慮ったりすることもなく、
ただその時その時の感情をぶつけ合うばかりの、
ただ自分の利益と快楽だけを誰がどうなろうと追求する、
刹那的な人間ばかりが増殖していくのか。
だんだんと、聞こえてくる言葉が理解できないことが増えてきた。
「こういう目的で遣ってほしい」と前置きが付いているがために、
せっかく申し出てくれた寄付金を受け取れませんとか。
もう意味が分からない。ワタシ母国語日本語のはずだけど。
こうしてまた、ネガティブオーラが増幅される。
完全にフリーかどうかは別として。
今日から代休消化で年明けまで出勤しなくてよい。
日曜日でもあるのでせめて今日は休日らしく過ごそうと、
お昼ご飯をどこかで食べるべく外出。
路面電車に乗り込んで、
連結部の蛇腹にバッグを載せて外の景色をぼんやり眺めていた。
次の電停に着くと、傍らでカタンと音がして。
ふくらはぎあたりをトントンと何かで突っつかれた。
振り向くと、降り支度をした年配の男性が、
「どうぞ、座りなさい。」
それだけ言って、杖をつきながら降りて行った。
周りにはほかにも色々な人がいたのに、
どうしてわざわざ声かけてまで譲ってくれたんだろうな。
ありがとうございます、と座らせてもらって、
しばし考えたけどこれという理由は思いつかなかった。
帰宅してから、コート姿のまま洗面所に行って、
鏡の前で手を洗っていて、ふと。
もこもこふんわり丸い感じのコートの、後ろ体重の立ち姿。
マスクで覆われた顔は目元しか見えていない。
うわー。。。シルエットだけなら、妊婦さん、と思われたのかも。
意外とまだまだいける外見てことか。
イェイ。
メリークリスマス!
たぶん他人に触られたり診断されたりすることが、
人一倍キライなのです。
主治医とか美容師さんとかかかりつけの鍼の先生とかは、
きわめて限られた特例というか例外で。
まあ平たく言うと、デパートの化粧品売り場の人から、
お肌の診断と称して顔や頭にマイクロスコープを押し付けられて、
毛穴が超ドアップで映し出されたモニターを見させられるということが、
本当に本当に、ほんとうに大嫌いなのです。
なのになんなんでしょうね、あれは。
断っても断っても断っても断っても、
お時間無いですか?としつこく食い下がった挙句、
話しながら無理やりを頭にガツン。
これまで使っていたシャンプーがなくなったから、
同じ商品をもう置いていないのかと質問しただけなのに。
▲越の6階に入ってる化粧品店コーナー、
たぶん二度と行かない。
そういえばそろそろ終わってしまうと気がついて、
気まぐれにベルサッサして映画館に行って、
上映5分前にチケット買って中に駆け込んだら無人で。
モナ王買って戻ってきたら高校生ぐらいの男子二人が、
一番後ろの真ん中あたりにやって来て、
トータル3名で大スクリーンを独り占めしてきました。
漫画も読んだけど、素直にいい物語だったし、
笑いあり、じんと来る感動あり、シンプルに面白かった。
鳥山明ってやっぱすごいんだな。
これが、ものすごーい初期の作品なんだものな。
余韻に浸りながら帰りの電車に揺られていたら、
センセー、と声かけられて、
振り向いたら、気持ちよく酔っ払った満面の笑みの修了生。
降りるまでのほんの電停3つ分くらいだけど、
近況を語り合って、またねと手を振りながら別れたりして。
眼瞼ミオキミアがまだスッキリ治らない程度にストレスはあれど、
なんか、悪くない一日だったんじゃないかな。
助成金申請の作戦会議で知人を訪ねた帰り。
姫路駅で在来線から新幹線への乗り換えで、
20分ちょっとの空き時間フル活用で構内のお店で軽く夕食。
ネット情報ではこの〝えきそば〟ってちょっとした姫路名物らしい。
チャ~ンス♪とばかりに食券販売機の前に立ち。
なんとなく「とり天えきそば」に惹かれてボタンを探し当てるも、
残念、バツ印が赤く点灯している。
すぐそばにお店のおばちゃんが待ち構えていたので、あきらめ悪く、
――これって売り切れってことですよね~
訊くとはなしに訊いてみたら、
一人前3つの「とり天」が残り2つしかないらしい。
これまた粘るつもりは毛頭なくて、じゃあ何にしようかなと考えながら無意識に、
――べつにいいけどな~…
とつぶやいてしまったのをおばちゃんがしっかり聞きつけて、
いやぁ、どないしよ、と考え始めてくれちゃったものだから。
だけど食券機の「とり天えきそば」のボタンは押せなくなってるので、
――じゃあ(いちばん安い)えきそばと(単品の)とり天にすればいいのかな
「それやと(とり天えきそばよりも)高こなってしまうし。どないしたらええやろなぁ。」
おばちゃんはもう、何としても「とり天えきそば」を食べさせてやろうとしてくれてて。
ちょっと待ってくださいね、すんませんね、と言いながらあれこれ考えてくれて。
2、3分でおばちゃんがひねり出した解決策。
代わりに頼もうかなと押してしまったボタンを食券機を開いてキャンセルして、
「とり天えきそば」の、しかもとり天が1つ足りない分も引いた値段になるように、
全然ちがう単品メニューを2つ組み合わせてダミー食券を出して、注文を通してくれた。
おばちゃんお見事。
おかげさまで、とり天えきそば、美味しくいただきました。
ひょんなことからつながったトリオで、
一緒に何かできそうだぞってことで、
打合せに行ってきた。
集結場所は、鳥取県八頭町というところ。
まだ雪が残るころに訪れた岡山県西粟倉村からほど近いあたり。
今回は、暴れん坊将軍おひざ元を起点に、
午前10時22分発、はじめての「特急スーパーはくと」に乗車。
後の座席を向かい合わせにして乗り込んできたのは、
アラ還とおぼしき“おばちゃん”ばかり6人のグループ。
電車が走り出すのも待ちきれずに全員が選挙活動のような声量でしゃべり続け、
ハイテンションのままお茶とお弁当とおやつが広げられて宴会場さながら。
本気の柏手かと思うくらい力強く手をたたきながらの大笑いが響き渡る中、
同じ車両に乗り合わせているのはスーツ姿の若者や黙々とPC仕事中のビジネスマン。
旅の情緒も車窓の風景もあったもんじゃない。
あと何年かしたら自分もこうなるのかと想像するだに恐ろしくて身震い。
復路の「スーパーはくと」はまともな環境でほっとしたのも束の間。
その足でお江戸に向かうシンカンセンは、乗り込んだ瞬間から目の前の座席がこんな輩。
二人並んで極限までリクライニングさせたうえ、広々空間で美容体操。
だけど周囲はやっぱり、出張帰りのビジネスパーソンたちが静かに仕事したり本読んだり。
公共の場、ってなんだろう。
どう生きてきたらこんなんなっちゃうんだろう。
ここ二、三日、西国エリア内ではありつつ、あっちらこっちら出歩いておりました。
相談をもちかけられた相手のところに訪ねて行ったり。
教え子を数人引き連れて、スバラシイ活動をされているところを訪ねて行ったり。
そこでまたつながりが広がって、海の幸満載のお料理と飲み放題で盛り上がったり。
あれやこれやと楽しくにぎやかに過ごして。
夜遅く帰って来て、お風呂入ってそのまま寝て、翌朝ふつうに仕事に出かけて。
一日ちゃんと働いて、学生さんの転職先の内覧会に顔を出してから、あらためて帰って来て。
そしたらポストに、ぺらっと一枚、管理会社さん配付のお手紙プリント。
A4の紙に、3センチ角ぐらいの大きな字で、たった3行。
「
工事に関するお願い
防犯のための戸締り、
施錠を必ずおねがいします。
」
外壁の大規模修繕工事が始まった別宅マンション。
足場が組まれて、廊下とかエレベーターとかにも養生してあって。
イヤイヤ、こうなることは前から分かってるんだから、
皆んな戸締りぐらい当たり前にやってるでしょうに。。。
半ばぼやきつつ部屋に入って、家じゅうのカーテンを閉じて回りながら、
なにげなくベランダのガラス戸のカギに目を落とし―
ウチのことやないかーい!
まあ、金目の物なんて何一つ無い別宅だからだいじょぶなんだけどね。
この状態で、もうずいぶん長い間、暮らしていたと思いますよ、ええ。
だって、思い出せる限り最近ベランダのガラス戸開けたのって。
今日は一体どのくらい極寒なんだと顔の皮膚感覚で確かめようとしたころだもの。
ぼちぼち認知症状が進行してきたかな。
皆さん、カギはちゃんとかけましょう。
世間的には日曜日だけど大事なお仕事だった帰り道。
一方通行の裏道の小さな交差点で信号待ちにひっかかった。
向こう側で信号待ちしているのは軽自動車が一台と、原チャリにまたがったじいちゃん。
信号が青になって横断歩道を渡り始めたら原チャリじいちゃんがおもむろにこちらに向かってくる。
ああ右折したかったのか、と思いきや、そのまま横断歩道の上を直進して行った。
じいちゃん、原チャリはまっすぐ車道を走ろうね。
子どものころの記憶は案外いいかげんなもので。
正月(1月)の行事食ひとつ取っても、なんだか色々混乱してきました。
1月7日は七草粥の日で、
その年の無病息災を祈って七草をたたいて入れたお粥を食べる日。
1月15日が鏡開きの日で、
鏡餅を小さく切り分けて小豆を炊いてぜんざいに入れて食べる日。
遠い日の記憶ではそんな風に刷り込まれていたのだけど。
1月7日にスーパーに行ったらやたらとぜんざいアピールされていて。
七草粥というよりも、7日といえばぜんざいを食べる日だよね、みたいな雰囲気で。
あれ?なんか早くない?とここら辺から思い始め。
明日は15日だと思って1月14日にまたスーパーに行ったら、
思いのほかぜんざいは売り場の隅っこに追いやられていて別に強調もされていなくて。
おや?やっぱり7日がぜんざいだったのか?と迷いが生じ。
納得いかないけど15日だからとぜんざい食べながらなんとなくググってみると。
15日って“小正月”なんですって。
15日って“小豆粥”なんですって。
へーそうでしたか。
で、鏡開きは11日なんですって。
7日にぜんざい食べてるのはここらあたりのローカルルールですかね。
むーん。。。
まあ美味しいから来年は二回食べるか。(小豆粥は作らないんかい)