最近はどこのショッピングサイトもそうかもしれませんが。
昨日とある雑貨屋さんでけっこう長い時間居座ってしまったコーナーがあって。
それがこちら。〝メタリックナノパズル〟シリーズ。
http://www.tenyo.co.jp/toyhobby/mn/
プラモデルが欲しいとチチにねだって金閣寺を買ってもらった過去のある、
どちらかというと男らしい幼少時代を過ごしたヒイラギとしては、
なぬ、ハンダも接着剤も要らぬとな、と専用棚の前に居座ること小一時間・・・
姫路城から蒸気機関車やら戦闘機までと幅広くしかもなかなかのセンスの品ぞろえ。
しかしどういうわけか東京タワーの上にスカイツリーが重ねて納められており。
むむむタワーとしてはご先祖様の方がかわゆらしき姿だぞと勝手に陳列変更。
さらに上の並びにはスターウォーズ・シリーズまで完備。
ミレニアム・ファルコンあり、TIEアドバンストx1あり、そして・・・
おや?肝心のR2-D2がいないではないかっ!
ってワケでようやく重い腰を上げ。
帰宅して某巨大ネット書店サイトで無事にR2-D2をポチっとしたのち、
なんとなーく東京タワーの仕様を見ていてふと手を止める。
ほんとかなぁー。。。
いいオトナが子どもじゃないんだからって感じでケガの包帯なんか巻いてると。
バカにしたりからかったりしちゃう人と、一緒になって痛がってくれちゃう人と。
まあ大体この二通りの反応に分かれる気がする。
幸いにも友人知人に恵まれて(いまは)、
がんばって出かけて人に会ったりしていると、
ほとんど間違いなく後者の反応をしてくれる。
そうして、こういう感性を持ち合わせているオトナの男性は、
けっこうガタイのいい男らしい人でもわりと、痛いって感覚に弱いらしい。
共感して、心配して、気遣って、大丈夫かと尋ねてくれるわりには、
じつはこうこうで・・・と話し始めると、
ぶんぶん首を振ってのけぞりながら、
「わーやめてやめてームリムリムリムリ!」
いやいやアナタが訊いてくれたんだし。
お互い苦笑いで別のおしゃべりをするのだけど、
なんかしぜ~んな感じでやっぱり元の話題に戻ってきちゃったり。
いい人たちに囲まれた人生は、
これこのようにほほえましいったらありゃしない。
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empathy
【名】
1. 共感、感情移入◆他人の気持ち・感情を理解できること。
2.自己移入◆ドイツ語Einfu"hlungの訳語として哲学・心理学・美学分野では「感情移入」と訳されているが、あまりにも情緒主義的な面が強く、一般語化しているので、現象学では能動的および受動的意味合いを含めた「自己移入」という訳語が用いられている。
(『英辞郎 on the WEB Pro』より引用)
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神さま。
守護霊とか妖精とか。 天使とか。
呼び方はともあれ。
べつにケガのショックでやや頭がおかしくなったわけではない。
ハハとオペラ仲間のおばさまたちと一緒にEXILEに加入した夢みたりとかはしたけど。
さすがにヨロヨロになって帰宅した肉片切除騒動の夜。
安定剤と鎮痛薬のダブル服薬がいい感じに効いたか、
切れ味最高の包丁と腕のいいドクターのおかげで傷口が腫れることもなく、
うっすらと疼く痛みをものともせず昏々と熟睡。
明け方。
足元で何かがもそもそっと動いてから布団を出て行った気配で目を覚ました。
小さなだれかが一晩じゅう傍にいてくれてから無事を見届けて立ち去った、
よし、もう大丈夫だな、さてよっこらしょっと。
間違いなくそういう気配だった。
ぜったいに勘違いでもなく。 なぜなら。
小さなだれかが出て行ったのは、
くまちゃん形の湯たんぽが人肌にぬるまって寄り添っていた足元とは逆側だった。
守ってくれてた。
ありがとう。
世の中はホントにうまくできている。
というか、人生はホントにドラマティックに紡がれる。
抑うつ症状もずいぶん回復してきて、
パワハラ社長への反撃も戦略的に手を打ちはじめられるようになってきて、
ようやく色々なことがぜんぶ出口に迫ってきた気がしていた。
人間というものは、そういうときにこそ自分でも思いがけないところで油断が出る。
魔の一瞬が、そういう間隙をついてやって来る。
なんのことはない、いつものように夕飯の仕度をしている最中に、
それはやって来た。
何が起こったのか分からないほどの一瞬。
続いて、ざっと全身から冷や汗が吹き出し血の気が上から下へさぁーっと一気に引く。
脳貧血。そして吐き気。
うろたえながら、遠のきそうになる意識の奥のほうで必死に考える。
タオルで指先を覆いながら、診察券がたくさん入っている引き出しの中身をぶちまける。
目を凝らして「外科」という文字を探し出し、電話の子機を発信する。
呼び出し音に続いて留守番電話が話しはじめる。
廊下を這ってクローゼットから区の「くらし便利帳」を引っ張り出す。
何度も端から端へページを繰って夜間診療機関のページを開く。
近所にある唯一の外科クリニックを発見してふたたび電話番号を押す。
電話口に出た看護師にとぎれとぎれに用件を伝え、
言われたとおりに洗面所に這っていき収納コーナーを引っ掻き回して滅菌ガーゼを探し出す。
患部を滅菌ガーゼで覆い、着の身着のままサンダル引っかけてふらふらとクリニックへ。
保険証を出しながら名前を告げるだけで精一杯。
看護師さんの「問診票とか大丈夫ですか?」という言葉も理解できないまま、
待合の椅子の座面に顔を埋め、床にへたり込む。
ここをピンポイントで強く押さえていろと言われるとおりにしながら、
そのままの姿勢でどのくらいの時間診察を待っていたかも分からない。
イケメンナースに体を支えられながらようやく診察室に入ってきたのを一瞥して、
優しそうなひげ面のドクターがまずは患部をすぐに確認してくれる。
「顔が真っ青だ。横になりましょうか。こんなのケガのうちに入らないから大丈夫ですよ~」
ふたたびイケメンナースにポシェットをはずしてもらい体を支えてもらい、
診察台に横になる。
ショックと動揺と止血しなきゃという強迫観念とで全身硬直状態なのを、
消毒の痛みに耐えたのち麻酔を打ってもらいながらじわりじわり弛緩。
横になった状態のまんま縫合手術。
やっとのことで意識の底に(たすかったんだー・・・)てな大げさな安堵が湧いてきたころ、
天上からドクターの声が耳のなかにちゃんと届き始める。
「これは(血が)止まらないんだよねー。肉がないからね。
two needles縫いますからね、
そうするとね、人間の身体はうまくできていて、ちゃあんと肉が盛り上がってきますからね。
大丈夫ですよ~」
あっという間のオペ完了。
ゆっくり体を起こしてもまだやっぱりふらぁ~っとして、
カルテ書き込むドクターの背中を眺めながらしばしそのまま休ませてもらい。
みたびイケメンナースに付き添われて待合室の椅子に座らせてもらい。
会計待ってる間にじわーっと意識がハッキリしてきて、
動揺してしまってすいませんでしたと受付の看護師さんに謝りつつ、
明日の夕方また処置に来てくださいと言い聞かされ。
処方箋薬局で抗菌剤と鎮痛薬をもらいながら、
薬剤師さんにも慰めてもらってるうちにやっと笑えるようになり。
それでも、とぼとぼ、としか歩けないくらい体がショックを受けたのだということに驚き。
夕飯の仕度をしていたのは6時半過ぎだったと思うけれど、
家に帰り着いてリビングに座りこみ、大きく息を吐いて時計を見たら8時過ぎ。
放り出されたまな板の端っこに、刻まれたキャベツの芯と見まごう姿のわが身の欠片。
嗚呼、人生ドラマティック。。。
ブロガー仲間のBamboo兄貴に倣って、最近みた夢のお話。
私が居るところは観光都市の大きな大きなリゾートホテル。
たぶんヨーロッパのどこかの街なのだけど、
超有名な都市でもないし、今までに旅したことがあるところでもない。
だけれども、その街にはこれまでに何度も訪れたことがあって、
どの道がどこにつながっているかも、滞在してるそのホテルの造りもよく分かっている。
ホテル内の移動に使うのは、
エレベーターとリフトと空中ブランコのあいのこみたいな独特の乗り物。
天井から吊り下がった太いワイヤーに捕まりながら、
アトラクション気分でホテル中どこでも縦横無尽に行き来できるすぐれもの。
ホテルの内装はクラシックなヨーロピアン調で、
白壁にゴールドの縁取りのレリーフだったり、
重厚な木の扉や家具の脚などは落ち着いた赤茶色で統一されている。
ホテルの周辺は緑鮮やかな芝生のなだらかな起伏で囲まれていて、
歩いてほどなく、大きな寺院の敷地に入っていく。
そこからどんどん街の中心部へ向かうと、
広くて気持ちのいい地下街とその真上には街でいちばん大きな老舗デパートがある。
こんなに具体的に街の様子を語れるくらい何度も何度も、ここを訪れたことがある。
いつも、どこかからどこかに向かって急いでいて、
そのたびにどこをどうやって移動すればいいかを分かって急いでいる。
夢でここを訪れるたび、なんだか、前世の記憶、なんてことを信じたくなる。
「もしもし。ああ、社長っすか。 いやぁ、まいっちまいましたよ。
ナニ、社長から頼まれた件、あっしも色々と訊きまわってみたんですがね。
なにしろ、義理人情に篤い姐さんだって話で。
シゴトっぷりを傍でみてきた連中に言わせると、とにかく、
“優しい”、“面倒見がいい”、“相手を褒めて伸ばす上司”なんて証言がぞろぞろ出て来やしてね。
ちょっとの間しか居なかったバイトの学生にすら、えらく慕われてるんでさ。
姐さんのあと引き継いだ派遣社員なんて、机の上のファイルをちょいと一瞥しただけで、
“素晴らしくシゴトのできるかただったんですね”って感心しちゃった、なんて話もありやして。
さすがに頭もキレる姐さんらしいっすよ。
お堅い企業の社長さん連中からも、これまたえらく評判がいいんでさ。
大手の出版社の社長さんも一目置いてるらしくってね。
“いつだって正論で理詰めだからね。彼女に言われると誰も言い返せないよ”
なんて褒めちぎってましたよ。
彼女に世話んなった連中はとにかく誰も悪くは言わないっすね。
ああ、しかもですね、彼女の一族には法律家がうようよいるらしくって。
彼女の親友がDVモラハラ夫からひでえ目に遭わされたときも、えらく親身に助けたらしいっすよ。
相手も“間違いなく社会的に抹殺される”って怖くなって引くしかなかったそうでさぁ。
まあとにかく、まっすぐにぴいんと筋の通った姐さんには違いねえですよ。
オモテからは分かんないっすけど、いわゆる、裏番長タイプってんですかね。
そのスジの大物が何人も姐さんのカタもってますしね。
社長んとこにそんな通知が来たってのも、今んなってってことを考えると、
社長が身動きとれるはずの春休みの間、最後の温情で猶予くれてたんじゃないんすかね。
社長、ヒイラギの姐さん相手に何やったんだかやらなかったんだか知りやせんが、
こんなリッパな姐さん怒らせちまったんなら、もうクビでも洗って待ってるしか、なさそうですぜ。
オイラはとっとと引かせていただきやさぁ。
そいじゃ、運が良かったら、お達者で。」
本日の記事はフィクション(妄想)です。たぶんねぇ~♪
9時5時のお勤めをしているカタギの皆さんには当たり前か、
もしくはむしろ遅刻気味なのかもしれないけれども、
今朝はどういうわけか7時になるかならずで自然にすっきりと目覚め。
フリーの充電生活に入って以来このかた、
基本的に体調と本能と直感に従って行き当たりばったり暮らしているので、
本日は衝動的に8時過ぎから張り切ってお出かけ。
駅前のカフェでトーストにブラックコーヒーの朝ごはんののち、
向かった先は、皇居坂下門。
天ちゃん傘寿記念の乾通り大公開の群れにダーイブ!
いやはや、四方八方から。
元気モリモリのじーさんばーさんにぐりぐり押されるわ突き飛ばされるわ。
こちとらもともと屈強なわけでもなくただでさえ薄っぺらい躯体では勝てず。
あっちへふらふら。こっちへふらふら。
力尽きてしゃがんでカメラ構えては皇宮警察から注意され。
あんたたちが画的にジャマするからみんなからもみくちゃにされてるんだけどぉー!!
せっかくの皇居内見学。
さほど待たずに入門できたものの、乾門に出てくるまでの1時間半ちかくこの調子で、
リフレッシュにも体力回復にもつながらず。
さすがにしつらいは美しかったけど。
ヒジョーに疲れた。
開門30分前すでに後方はるかなる行列
葉桜・・・かな。
八重の蕾
石垣と桜
道灌濠の眺め その壱
道灌濠の眺め その弐
さすがに立派な松
枝ぶりの妙に惹かれて最後のワンショット
乾門外の枝垂桜
外堀の菜花、鮮やかな黄色。
わが家の構造上。
廊下のドアを閉めておくと、
キッチンの換気扇を「中」以上で使っていると全部換気されるけど、
「弱」で使っていると調理のときの匂いはトイレに溜まる、と。
何が残念て。
いま溜まってるのが甘酸っぱいいちごジャムを煮た匂いで。
場所が場所だけに。
いちごジャムってさあ。。。
外出してまずはメトロの新しい運賃表を手に入れておこうと思い。
きっぷ売場のわきにちょうどよく貼り出してあったので、
持ち歩いていたデジカメでパチリ。
すると、背後からおばさんに声を掛けられた。
「そこに紙がありますよ」
おばさんの指さす先には、メトロ路線図の立ててあるチラシスタンド。
だから違うんだよなぁー。
そこにあるのは運賃表じゃなくて路線図だし。
もっと言えば、欲しいのは印刷物じゃなくてデジタルデータだし。
お出かけ早々カチンと来てしまい。
いかんいかん、せっかくの春爛漫な一日の始まり、心静かに過ごしたい。
おばさんといっても下手すりゃ同じ40代。
なのにのっそりした辛気臭い雰囲気をみなぎらせたパッと見に、
低くてぼんやりした聞き取りにくい声。
まぁいろいろ、カチンと来ちゃいがちな要素がそろってる人だったからなぁ。
人のふり見て。
元気はつらつ、スカッと爽やか、清く正しく美しく、を心掛けていこう。
神様、ヒイラギは明日からもっといい子になります。
・・・あ、今日はエイプリルフールだった!