ヒイラギ日記 ~Holy Holly's Diary~

小粒でも ぴりりと辛い 博士な日々。

天までとどけ

2012-11-29 22:45:50 | ヒイラギのひとりごと

昨日は仕事を早めに切り上げて、こんなところへ行ってきた。



東京カテドラル聖マリア大聖堂
乗り物に乗っていくのには不便なのだけど、
意外と歩いて帰れる距離にある、大っきなホテルの真向かいにそびえている。

この大聖堂を会場に、コンサートがあって。
出演者の知人に無理を言って、貴重なチケットを手に入れてもらった。

高い高い、ずうっと高い天井の、そのまた上の方から、
まるで天から降ってくるような、透き通った、重くないのにとても分厚い、祈りの声。

その声をたどるように、そこに居るすべての人たちの想いは、
きらきらと、つつましく輝きながら天上へ。

そんなレクイエムを、
夢の向こうのあの人も、そっと聴きに来ているような気がした。



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続・いいかげんが心地いい

2012-11-28 22:30:22 | 仕事人ヒイラギ

「ヒイラギさん、今度の講師の○○○さんと連絡とれないんですー」
――えーそうなの。
「この間から3回ぐらいメールでご連絡して」
――なんにも返事なし
「ハイ、お電話もしてみたんですけど、留守電で。」
――電話はケータイ
「はいそうです」
――“ウン”でも“スン”でもいいからひと言返事くれないと、心配しちゃうねぇ。
「はい………」
――………
「………あのぅ、やっぱり、“スン”て返事もらってもちょっと困るかも知れないです」
――まーね♪


ちなみに、その場でケータイに電話したら1コールでつながったんで、
この件は速攻で解決しました。

めでたし。

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いいかげんが心地いい

2012-11-27 22:46:28 | 仕事人ヒイラギ

「いま書類もらいに行ったら、事務室に新しい人が増えてましたよ」
――ふーん。何に似てる感じ
「えぇっと…ソニプラとかで売ってる、目がクリクリしててピンクの髪の毛の外国の子どものお人形に似てます」
――うーん…分かんないけど、なんかもうちょっとやる気が湧いてくるよな人が来てくれないかなー
「そうですねー、要潤とかですかね」
――あーいいねー、要潤。フクヤマとか来ちゃうと雑念も湧いてきちゃうからねー
「そうそう、来月の初めに避難訓練があるそうです」
――えーなんでこんな寒くなってからそゆことするのかな。
「参加した人は乾パンとかもらえるそうですよ」
――“カンパン”て、缶かん開けたらふわっふわのパンが入ってるやつ
「あ、長期保存のですか。いやぁ、缶には入ってるけど振るとカラカラいうほうの乾パンだと思います」
――缶かんにはいってる“カンパン”か、じゃなきゃ缶かんに入ってるカップラーメンがいいなー
「そうですねー、1階まで階段で下りるそうなので、終わってから何か食べたいですよね」
――ちゃんと訓練するのかぁー。じゃあ、あとぉ、入浴剤とぉ、ホットアイマスクとぉ・・・
「ヒイラギさん、欲しいもん全部言っちゃってますね」

――こないだトモダチが九州に出張してね、すごいカッコイイ名前の特急に乗ったんだって。
「えーと、つばめとか
――ううん、もっとカッコイイの。カタカナっぽい感じの。
「なんだろう、ロマンスカーみたいな感じかな」
――えっと、なんかね、宇宙っぽい感じだった。
「ギャラクシーとか
――あ、そんな感じ。
「あー、あるかも。うんうん。」

「この写真のここ、“有名スイーツフェア”って書いてありますよ♪」
――ホントだ。北海道のお菓子とかかな。
「あー、いろいろ流行ってるのありますもんね」
――最近はなんだったっけ
「ちょっと前にテレビで工場見学やってたの観ましたよ」
――あっ、あのチーズケーキの んーんんふろま~じゅ、みたいな。
「“んーんん”って言いました、いま(爆)」
――うん。そんな感じの。
「はいはい、ルタオ的なね」


このぐらいばかばかしい会話にいつもヤな顔ひとつしないで付き合ってくれる、
心の広~いスタッフたちに囲まれて、ヒイラギはホントに幸せ者です。

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いつもなら

2012-11-26 21:37:59 | 芸能人ヒイラギ

例年、オペラの本番は2月の初めごろで、
その前の夏から週に一度のペースで練習を始めて、
12月からはソリストさんや演出家の先生が来て立ち稽古になる。

今期はホールの都合で本番が3月の終わり。
いつもより2ヶ月ほども後ろにズレたスケジュールなのだけど。
そのうえ、練習が始まってからまるまる1ヶ月はお休みしてたのだけど。

不思議なことに。
個人的には〝仕上がり具合〟が、いつもと同んなじ。
来週から立ち稽古って言われても楽譜ナシでまあまあ歌えそうな感じ。

もう10年くらい同じパターンで生きてきたせいか、
寒くなったら勝手にオペラ用のエンジンがかかるようになっちゃってるらしい。

やっぱ、あたしったら天才かも知んない

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名古屋にて

2012-11-24 21:56:14 | ヒイラギのひとりごと

今年の勤労感謝の日の自分へのごほうびは、
知人からのお誘いで、名古屋での国際シンポジウムに参加。
知的なごほうび、プラス、前夜のうちに移動してホテル宿泊。

さすがに三連休の前夜だけあって、
小1時間かかって新幹線の自由席に乗り込むのが精いっぱい。
夕食の駅弁やらお茶やら買う余裕もなく、名古屋へ。

車内販売も通れないくらいの混みようで名古屋まで飲まず食わずのまま。
しかし、そこはタダでは転ばないヒイラギ。
腹ペコで到着した名古屋駅で、お弁当を購入してホテルへ。

そのお弁当についていたのが、このお箸。
プラスティックの筒の中に納まっている木の部分を引き出すと、
ふつうの長さのお箸になる、というすぐれもの。



“割り箸”とは呼びにくいけど、ニュータイプの使い捨てお箸。
入っていた袋をよく見ると、「エコロスティックのびるくん」て書いてある。
使い捨てなくても、何度か使えそうなのできれいに洗ってお持ち帰り。

トイレとシャワーブースがそれぞれ個室になってる豪華なバスルームがあるような、
ひろーいデラックスルームでそんなささやかな驚きを楽しみつつ、
ホテルが用意してくれた入浴剤でゆっくりお風呂に入り
これまたホテルが用意してくれた蒸気アイマスクでぐっすり安眠。


翌日の国際シンポジウムの会場は、名古屋国際会議場。



手前に写っているちょっと面白い形の建物群が会議場。
すぐそばの川沿いも、会議場を取り巻くお庭も、中庭も、
紅、黄、深緑の木々の葉の色とりどり具合が絶妙で美しかった。
お天気がいま一つだったのが玉にキズ。

来月にもふたたびプライベートな取材に行く予定。
帰りに、はじめての名古屋観光などしてみようか。

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人の話は聴こうよ

2012-11-22 22:30:30 | 仕事人ヒイラギ

締切目前の論文執筆とか、数千件のデータ分析とかに追われているときに、
たまたまスタッフがみんな出払っていてオフィスに独りで仕事していたとして。

電話が鳴ったので、受話器を取った。

――株式会社●●●(漢字3文字ていどの略称)でございます。
「そちらでの健康診断をお願いしたいんですけどぉ」
――株式会社●●●●●●●●●●●(←漢字11文字の会社のフルネーム)ですが。
「健康診断の予約をお願いします」
――株式会社●●●ですが。
「あれ、健保会館じゃないんですか
――株式会社●●●にかかっていますけど。
「あーすみませんまちがえましたーガチャ」

えっと。

会話をするつもりがさらさらないのであれば、電話という道具を使うな。

一方的な情報送信ならばFAXかメールを送りつければよろしい。
ウチのカイシャに健康診断の予約が送られてきても、
シュレッダーされるだけなので受け手に実害はない。


・・・・・・


ていうかさ。

ヒトサマに電話かけてくるときゃ、何よりもまず、名を名乗れいっっっ

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口癖

2012-11-20 22:57:17 | ヒイラギのひとりごと

自分では気づいていなかった口癖が、同僚により発覚。

デスクでパソコンに向かって仕事しているとき、

――そうですかー…

とつぶやいているそうな。

言われてみれば、言ってるかもしれないなー。
ヒイラギに送られてくるメールのほとんどは、
シメキリに間に合いません的な謝罪とか理由説明(俗に言い訳ともいう)とか泣きとかなので。


もうひとつ、自覚がある口癖もある。

二週間ぶりにオペラの稽古に顔をだして、テキトーな席に座っていたら、
お世話係のおばさまから「番号順に座ってください」ってアナウンスがあり。

自分の番号なんてハナから記憶してない学級崩壊児・ヒイラギ。
アルト仲間のまみちゃんが名簿と座席表を見比べてくれたところ、たまたま座ってる席で合ってた。

すかさず、

――うぉー。あたしったら天才かも知んない♪
「うん、そうだね。天才だね」

どんだけこのセリフを口走ってるかは、まみちゃんの反応から推して知るべし。

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「夢をこわさないで」

2012-11-19 21:07:20 | ヒイラギのひとりごと

週末、カレーを巡ってBambooにいさんこんな話をしていて、
つられて勢いでお鍋にてんこもりカレー作っちゃったりしながら、
なんかやっぱり、自分の感覚がトシ相応の女子のものとは違う気がしたり。

新聞の折り込みに入ってたおもちゃ屋さんのクリスマスカタログを開いて、
いいなぁこれ♪と思いながら丹念にチェックしているページが、
なんかやっぱり、男の子向けのおもちゃの特集ページだなって気づいたり。

そのうちなぜかおっさん臭い自分に気づいちゃったりして~
なーんておしゃべりしてたら、同僚のミキティが。

「夢をこわさないでくださいー、ヒイラギさんは臭くなったりしませんっ

いやーだってほら、どんなイケメン絶世の美女も、汗もかくし、トイレにも行くしさー
って、ロジカルに返しちゃうあたりがこれまたやっぱり、
誰かを「ステキ~♪」って思って信じていられる純真なオトメゴコロとはちょっと違う。

ま、そんなこんなひっくるめて、ヒイラギだから。 今夜もカレーだ♪

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豪華な練習

2012-11-18 22:30:00 | 芸能人ヒイラギ

区民オペラの第13期目は、ヴェルディの『オテロ』

いつもは本番の2か月前くらいにならないと、
ソリストの皆さんや指揮者さんにはお目にかかれないのだけど、
今期は難しい作品だからか、本番の4カ月以上も前の今日、
ソリストさん勢ぞろいで合同稽古。

しかーし。

出だしからものの見事なぐだぐだ。。。いや、合唱団がね。
音が取れてる人が半分、歌詞が言えてる人がその半分くらいかな。
いまの時期、自分の仕上がり具合も、人のこといえないのだけど、それにしても。

日本(または東京)にいないって理由でまる1か月遅れて参加したヒイラギは、
ここまでの1か月と少しをすべてイチから初見のソルフェージュ状態で過ごし、
しかも、オイスターバーで盛り上がりすぎて稽古をすっぽかすということもやってのけ。

それでも今日、一つ二つ不安なところだけは周りの皆さんを頼りにしようと思ったら、
ほとんど何も聞こえてこなかったのが、不思議。
おっかしいなあ。。。耳、悪くなったんかなぁ。

まだこんな出来栄えの合唱練習に、ずらーり参加してくださった、
ほぼ出来上がりのソリストの皆さん、ごめんなさい。
ええ、副指揮さんのおっしゃるとーり、今日はとっても「豪華な練習でした」

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小田原見仏2012(その四)

2012-11-17 18:06:55 | 見仏人ヒイラギ

「見仏」という目的を早々に完了して、
着実にちがう方向にテンションMAXのヒイラギ。

海辺ではしゃぎすぎてお腹も空いたので、
来た道を少し戻って、来しなに目をつけてたお店へ。



すごーく雰囲気のある建物は「国登録有形文化財」だそうで、



玄関わきにはこんなお方もおわします。

お昼もとっくに過ぎた時間というのにお店の前には順番待ちの長蛇の列。
次に来たときはここで早めのランチにしようね、てことで今回は断念。



小田原に来たからには、やっぱりお城でしょう♪
と、目指して歩いてきたこの建物は、お城のお向かいにある小学校でした



本物のお城の方は、ちょっと目を引く外観の銅(あかがね)門。
この門を入ってお城に向かって進むと・・・



なぜか、サル。
おみかん食べてます。

小田原城の足元の広場には、丹精込めた菊の鉢が並んでたり、
レンタル衣装で変身した人でにぎわう写真撮影コーナーがあったり。
でもヒイラギ的ヒットは、ストロベリーとバニラのミックス味ソフトクリームでした♪

そんなこんなの小田原珍道中も終盤。
お城のてっぺんからこんな景色を目に焼き付けて、カマボコ買って帰りましたとさ。

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