どこかでよっぽど深刻な人手不足でも起きているんじゃないのかなあ。
あっちからもこっちからもオシゴト依頼的な話が舞い込んでくるのだけど。それ、ワタシにできると思って言ってる?
とか、そもそもなんでワタシに?
という話もふたつにひとつくらいの高確率なのだけどさ。
いろいろ疲れちゃって、そろそろ失業(長めの人生休暇)したい気分なんだけどなあ。
まだ当分だめなのかなあ。
何かやらかすか。(っていつも口だけで終わるんだけど。)
8年ぶりだとかの満月の中秋の名月ときいて、
ほぅ、と思ってお月見に外へ出るかと思いきや、
締め切った部屋でLサイズのずんだ団子にかぶりつきながら、
ソーシャルメディアに流れてくる満月の写真にいいね!していたヒイラギです。
素の性格がこんなに人工的(おたく大好きひきこもり系)なのに、
どうも動物的なオーラを発信もしくは発散してしまっている気配。
ベビーカーを押す女性に足早に追い越されたなと思った瞬間、
そのベビーカーのベイビィに何かの意思を感じるぐらいの強力さでガン見され。
いやいや、ほかにもいっぱい歩いてる人はいるでしょうが。
なにゆえに、キャリーケース転がしながら駅に向かうワタシを、
通り過ぎながら見切れるまで首を回してまでガン見?
さすがに彼が何を訴えていたのかは分からなかったけれども、
言語を獲得する以前の、人間よりはまだ動物に近い彼は、
こいつになら通じる、と感じていたような気がする。
何だったんだろーなーと思いながらの片道4時間のグリーン車にて。
こんどは通路をはさんで反対側の席に若いおねえさんが乗車してきて。
彼女がたすき掛けにしているバッグから、チワワの仔犬が顔だけこんにちは。
よくある空気穴のあいたバッグとかに入れるでもなく、ふつうの布バッグたすき掛け。
まぁ乗ってる間ずっと抱いてるなら問題ないか、と思っていたら、
しばらくして、おねえさんが身軽な様子で化粧室に立って行った。
わんこは寝てるんかな。
・・・・・・・・・なんだろな、何か視線を感じるなぁ。
わんこ起きとるー!
ご主人さま探して通路に出て来とるー!!
ちょっと右に行きかけては戻り、左に行きかけては戻り、
そして、まんまるいつぶらな瞳でもの問いたげなうるうる視線をこっちに送っとるー!!!
えっとね、ご主人さまはトイレだと思うよ。
あっちね、左、そう、あっちにまっすぐ行ったら匂いがすると思うよ。
無言で左方向を指し示してあげたら、
よっしゃ分かった!とばかりにとてとて歩いて行った。
しばしの後、無事におねえさんに抱かれて戻ってきたわんこ。
おねえさんの後ろからついてきて、やんわり注意する車掌さん。
それにしてもよく通じたなぁ。無言の方向指示。
思い返してみれば、親友の家に遊びに行ったときも、
初対面だった愛犬がいつの間にやらおなかを見せて大はしゃぎだった。
しかもそのシチュエーション、愛犬二代にわたって発生。
もしかして、動物語、分かるんじゃなかろか。
ルフィみたいに。
今年は(も?)休むことにこだわっている勤労感謝の日が仕事なので。
代わりと言っちゃあなんですがシルバーウィークに前倒して本気で休み。
無料配信の海外ドラマでも観てくつろごうと思って選んだのが、これ。
ざっくり言って警察ドラマ。 これが当たりだった。
イギリスの、実際の事件をベースにしたノンフィクションドラマ。
全6話、制作したのは、かのJeremy Brett版シャーロックホームズのインタービジョン社。
説明文によると主演はドラマシリーズ『シャーロック』に出てた有名な人らしく。
顔だけで微妙な感情が伝わってくる、それはそれは見事な表情筋俳優さんだった。
とにかく事実だし、このところお役所的な思考に翻弄されていたこともあって、
いろんな立場と思惑の交錯に国は違えど大いに共感して話の展開自体に引き込まれた。
しかし。 それだけに。
安っぽい日本語訳タイトルなのが残念でならない。
「刑事ファルチャー 失踪捜査」
いやそうだけとさ。
物語の最重要キーワードになるのが犯人の自白。
原題もそのものずばり、端的に、『A Confession』
なんか、ありがちな刑事ドラマっぽいタイトルにされてしまったせいで、
しょ~もなそうだなーと思って観ない人がいたらもったいないなぁ。
面白かったですよ。
年に一度の某申請書作成シーズンが例年よりも一か月前倒しで大詰め。
つくづくこの仕事に向いてないと実感してどん底まで凹むシーズンでもある。
そんな中での、この間からの手続き代行サービス状態の書類仕事。
これも大量のコメント付きで突っ返されて引き続き手続き仲介業者状態。
どちらの書類も企画書みたいな内容だけど、
何をどう書けとか、どこをどう直せとか、納得できない指示も多くてうんざりする。
いちばん理解に苦しむのは「独自性」について書くところ。
こんな独自性のあるテーマですとアピールするための欄だと思うのだ。けれども。
返されてきたコメントが。「これまでにこういうテーマはほとんどないということを書くと評価が下がる可能性があります」
だそうで。
えっと、何を言われてるか、意味わかる人いますかね?そこらじゅうでみんながやってるようなテーマでぇす、夜露死苦♪
とでも書いたろか
(まーさすがにホントにやったらクビ決定だが)
学生のためのとある手続きを自分の名前でしてあげないといけないことが発生して。
それも大急ぎで。
本人でないとどうしようもない内容の書類を「大至急」作成しなければならなかったので。
それでもずいぶん余裕をもたせて水曜の午前中に重要度最高メールで土曜〆切と指示をして。
土曜日に二重マスクにエタノール消毒したアクリルパーテーションをはさんで対面添削。
それにも90分近い時間を割いてみっちりこってり加筆修正指示をして。
土曜日のうちに提出するからと、これまた「大至急」と念を押して帰して。
一夜明けてメールチェックすると日付が変わってからの時刻で修正原稿を送ってきていて。
手を加えたはずの文書ファイル3点とも、驚愕の完成度の低さで。
あれも、これも、昨日あれだけ言ったよねと、ぶつけどころのない怒りに打ち震え。
百歩譲って、言葉遣いの端々が幼稚くささ満載なのは若さゆえだと善意に解釈しようとはしたものの。
とはいえ社会人だよね若いつっても40目前だよね結婚して子どももいる大人だよねそればかりか大学院で修士の学位を取るための研究をしようとしてるんだよねと思うと目の前が真っ暗になり。
それでなくても意味不明な緊急事態宣言延長だのなんだの振り回されて疲れ切って。
ようやくたどり着いた休日の朝だというのに。
何が哀しくて日曜の午前中たっぷり3時間もかけて書類の代筆なぞやらねばならんのだ。
腹に据えかねつつもハラスメントにならない程度の丁寧語に翻訳した教育的指導メールを送り付け。
掃除洗濯炊事を片づけて本日の最優先事項である補充用ハンドソープを買いに近所のドラッグストアに行って帰っただけで今日が終わった。
休日割り増し時間給をこの学生に請求したいくらいである。
土日が仕事だった関係で、月・火と週休、水~土が仕事で、日・月週休。
この間、どーんとお江戸本宅に居っぱなしで仕事はリモート。
帰巣本能がきわめて強いタイプゆえ、この一週間は仕事の時間も心底リラックス。
毎晩の寝つきもよくて睡眠の質も上々。
たまたまこの季節にはありえない10月下旬の涼しさだったことも手伝って、
来る日も来る日も天気は悪くて空は暗かったけど引きこもっている分には過ごしやすかった。
そして一週間ぶりに気温20℃の都会にしばしの別れを告げてから4時間。
降り立った出稼ぎ先のまちは強力な紫外線が降り注ぎ道行く人も夏の装い。
座り疲れた身体に気温差7℃でだらだらといつものPCR検査キット受け取り所へ。
今回もばっちり、名前の「マ」を「ア」と読み間違えられた。
「マ」の字の最後の‘ちょん’を極端なくらい短くして左上から右下へ傾けて書いてるのに。
チンパンジーでも「マ」としか認識しない形に書いてるのに。
受けたことありますって答えてるんだから、毎度毎度台本通り説明しなくていいから。
そのぶんカタカナちゃんと読める知能のスタッフでお願い。
ゆるくちゃ困ることでもこの調子だから、こっちにいる間の対人ストレスがハンパない。
ワケあって本宅にてテレワークの今日。
昼過ぎ、時計代わりについてるリビングのテレビの懐かしの2時間ドラマが、
唐突に総理大臣の緊急記者会見画面に変わった。
何事かがあったのかと思って音声をオンにしてみたら、
昨夜から辞めるっつってたことを今さら会見するらしかった。
司会者の前口上が終わって、総理大臣が口を開いたかと思ったら、
言いたいことだけ言い終わって1分くらいでそそくさと退場。
なんだそりゃ。
記者会見て記者の質問に面と向かって答えますって時間じゃないのか。
辞める理由が、選挙とコロナ対策を両立できないからコロナ対策に専念します、て。
ぶっちゃけていいすか。
専念もなにも、
今まで何一つやってへんやん、コロナ対策。
今年度になってから乞われてしぶしぶ参加しているとある会議。
数名の同僚たちと知の限りを尽くして、
ほかの会議では考えられない頻度で、
それはそれは濃密な議論を続けている。
コロナ対応とコロナ対応とコロナ対応と学生対応のはざまの超タイト業務。
ぶっちゃけ、あまりのストレス過多にメンタル不調の自覚症状があるくらいで。
歯を食いしばってがんばってきた議論が、
上のほ~うからのすこぶる政治的な鶴の一声で、
どわぁーっと先送りされることに。
これ以上できないぐらいものすごく乱暴にまるっと端折ると、
いま将来を見据えた高度な議論はしなくていいからとりあえず来年どうするか考えろ、と。
なんだろうこの途方もない徒労感。
これだからこの会議のこと考えただけで具合悪い気がしてくるんだ。
テレ東の小泉孝太郎のドラマで松下由樹が決め台詞を放つときぐらいの勢いで、ふざけんなァーーーーーーッ!!!!!!!!!!
と夕陽に向かって叫びたい。
雨だけど。
この『ヒイラギ日記』のごとくとりとめのない文章を書き散らすのは得意。
お役所の書類みたいにどこに何を書くか決められたとおりに埋めるのも得意。
だけど。
専門分野の研究について決められた目次構成で素人に分かるように「学術的かつ自由に独創的に」期限までに書けと言われても、できない。
何か月もずっと考えてても、みじんも書く気が起きない。
そもそも何をどう書けと言われているのかが理解できない。
この季節には、つくづくこの仕事に向いてないなと実感する。