どこにも吐き出せない鬱憤が満載のこの季節。
「私、多動なので」を言い訳に振りかざして、
自力で努力するというマインドがゼロの学生を崖から突き落とす日々。
第●章 第△節 ○□○△□・・・と大きく見出しを掲げ、
華々しく持論を展開するかと思いきや、
短文が一文だけ書いてあって次の節になってるとか、
そうでなくても図だけペッと貼り付けてあって何の説明も書いてないとか。
アンビリバボーを超越することが次から次に起きている。
院生が本気で書いた論文を読んで、
「はい?」とか「なんじゃそりゃ?」とか「日本語の意味が分からん」と思うことだけでなく、
そういうのの波状攻撃を受けるという経験はマジでいまだかつてない。
こんな調子で社会人としていままで生きてこられてることが信じられない。
Merry Christmas.
まったくと言っていいほど必要性を感じない甲状腺エコー検査のため、
昨日の午後と今日の午前中、あわせて丸一日の有給休暇を取り病院通い。
さくっと検査だけだった昨日はまあいいとして。
今日も診察とはいえ元々“まったくと言っていいほど必要性を感じない”検査なのでさくっと結果聞いて終わるはず。
ところがどっこいしょ。
朝10時から診察という予約票を持ってチェックインしたのが15分前。
「あと数人で呼ばれるので中の椅子でお待ちください」の電光掲示板に受付番号が出るのを待つこと1時間半。
「今日は混んでいますのでもう少しお待ちくださいね。予約時間から1時間半以上は待つことありませんのでね。」
しびれを切らしたよそのおじいちゃんが、耳を疑う言葉で看護師さんになだめられている。
なぬ。1時間半以上おとなしく待ってるのは何かの間違いか
不安になったのでおずおずと立って行って質問してみた。
――あのぅ、あとどのくらいかかりますかねぇ?
ちょっと訊いてみますね、と診察室に入っていった看護師さんが戻ってきて、
「今日は混んでいますのでもう少しお待ちくださいね。予約時間から1時間半以上は待つことありませんのでね。」
さっきのじいちゃんとまったく同じ回答だった。
いや~もうすでに1時間半超えて待っちゃってるし午前中しか休み取ってないし午後まで待つなら連絡しないとだしまだだいぶん時間あるならいっそ先にランチとか行っても大丈夫なくらいですかね?
だれかに絡んでる酔っ払いみたいな言い草をそれでも感情まじえず淡々と主張してはみた。
結局ひきつづき大人しく(これ見よがしにラップトップ開いて仕事はしてたけど)待つことものの15分。
大きな声で名前を呼ばれて診察室に入り、検査結果は異状なしで1年後に再検査。
長めに見積もっても診察室にいたのは5分以内。
大病院はこんなもんだと重々分かっちゃいるけど。
お江戸の真ん中の大病院とは比べ物にならないくらいさっさと済んだんだとは思うけど。
それみたことか。さっさとやればできるんじゃんか。(悪ヒイラギ心の声)
それでひらめいちゃったんだよなー。
本人もまったく必要性を感じてなくて命に別条のない「念のため検査」とかさせるんなら、
で、その結果が「また来年」=「何の異常もなくて本当は別にやらなくてもよかった検査でした」の場合は、
本人に結果が速報メールで届いて、同時に診察の予約が自動でキャンセルされる、つーのはどうでしょうか?
何も連絡なければ予定通り長時間をつぶせるゲーム持参で病院にGO。
何かドクターが説明する必要がある事態だっていう通知が来るのはヤだけど逆ならいい気がする。
だれかこれ病院改革案にしないかな。
今年はよりによってクリスマス月に13日の金曜日があるのだなあ、
などと日めくりを一瞥しつつ師走も半ばと気づき。
ここまで手抜きとサボりの嵐だった『CARMEN』の楽譜をおもむろに開き、
ノイズキャンセリング機能をオンにしたヘッドホンでクリアに音源を聴きながら自習。
好きな曲というよりは身体で憶えた曲はどうということはない。
問題は合いの手的な短いフレーズなのだがことごとく記憶にない。
で、あっという間に嫌になるので、音を切って気晴らしのパズルゲームに興じ、
気晴らしのはずがすっかり本気の競技となる。
まあ試演会まで二週間あるし本番まではふた月あるし。
なんとかなる気がする。
この根拠の全くない自信だけで生きてきたといっても過言ではない。
もはやVincentにしか見えないWillemの名演技を味わってきた。
“God is nature, nature is beauty.”
ただその見え方が他の人とあまりに違うというだけで、
画家としても同じ社会に暮らす隣人としても排斥され続けた人生。
だけど本人がこの映画のとおりだったのなら。
他のことはできない生まれながらの画家だという自覚があって、
しかも未来の鑑賞者のための画家だと分かっていたのなら。
そうだったらいいなぁと願わずにいられない映画でした。
歴史上の偉人たちって、
生まれる時代を間違えた天才たちなのだとつくづく思う。
ちなみに、乗り物酔いしやすい人は、
冒頭しばらくの間は目の焦点を合わせずにぼんやり鑑賞するのがお薦め。
『AT ETERNITY'S GATE』(邦題:永遠の門 ―ゴッホの見た未来)
https://gaga.ne.jp/gogh/
メールと当日朝の全館放送で「積極的に参加してください」と念を押されたので、
緊急地震速報と地震の効果音が聞こえてから部屋のドアを全開にして、
いちおう“積極的な参加の意思”を表明しておいた。
何やかやと訓練らしい放送が断続的に流れたのち、
調理実習室で火災発生という想定になったので、
避難準備(ジャケット着てロッカーに鍵)とかもしてみた。
「指示に従って避難してください」と流れてきたので、
廊下に顔出してみたら“班長さん”が来て。
「引き続き在室されるということでいいですよね」
という謎の“指示”。
結局なにもなかったかのように部屋で仕事しててよいことになっていた。
ホントに避難してるのはたぶんこういうときの指示役の職員さんたちらしい。
で、ひと通り終わってからの消防署長さんの講評とかも、
聴きに行かなくていいらしい。
うーむむ、「積極的に参加してください」っていうのは・・・・・・・・・?
まあいいんだけど。