平成とともに始まったキャリア人生。
あんたの生きざまはロッククライミングだと揶揄されたこともあったけど。
色々とあり得ない経験もしたけど。
そのぶんあり得ないくらい貴重なたくさんの出会いをもらったし。
いつもどんなときも「あなたはだいじょうぶ」と言ってくれる人がそばにいた。
辛い大きな出来事もあったのは事実だけど。
ひっくるめて、人生のハイライト部分として、いい30年だったと思うよ。
天ちゃんおつかれさまでした。
ありがとう。
やったー明日から連休だー♪
と、もうお昼前ぐらいからすでに浮かれていたら、
夕方５時を過ぎたころに一斉メールが配信されてきた。
長いお休みの間は機器の電源を切ってねといういつものお願いメールで、
毎回恒例、ご丁寧に「コンセントプラグを抜く」とまで書いてある。
個人的には毎度スルーしてしまうこのメール。
だって電源オフは言われなくても毎日やってることだし。
そして電源プラグを抜こうが抜くまいが何ひとつ変わんないって分かってるし。
なんてったってお江戸から来てるんですから。
東日本大震災の計画停電をくぐり抜けて。
冷蔵庫以外の家じゅうの機器の電源という電源を、
ぜーんぶ引っこ抜いて暮らしましたとも、ええ。
それでもまったく全然うんともすんとも、
電気代はいつもと同じでしたもの。
知ってるんだもんね。
待機電力なんてマボロシなのだ。
休み明けの朝９時に会社中の機器という機器が一斉に起動してものすごい勢いで充電池に給電はじめるっていうほうが、むしろそら恐ろしい気がするのはヒイラギだけかなー。
くしゃみのし過ぎで痛かったからとか。
あまりにも見え透いた言い訳です。
ええ分かってますそんな文字通りの腰じゃないことも重々。
２月の終わりに学会からアブストラクトの審査結果が来たけど。
そんなんむちゃくちゃ年度末だったし問題児かかえてたし。
新年度になったらなったで色んなお役目が降ってわく一方で。
今日からちょうど１か月後ってとこまで〆切が近づいてやっとのことで、
放置に放置を重ねた挙句のしぶしぶ論文書き始めってわれながらどうなの。
それも１０連休をむちゃくちゃあてにしてるってどうなの。
遅々として書き進まないとしても、
というか書く以前にどう筋立てるかさっぱり思いつかないとしても、
それでも取り下げるのは悔しいのよっていう意地だけでキーボードに向かう、みたいな。
んで、やっぱりすぐに気が散って、
実家からもらった“めんべい”を食す、と。
たぶん正しくは単数で「ベント」なのかな。
とりあえず家庭科の時間には「ベンツ」と習った、
車じゃなくて、洋服の話。
スーツのジャケットとかコートの後ろ、
裾のところに入ってる切れ目、
あれがベント。
この季節、そこここで見かける人様のベントが気になってしようがない。
入学式とか入社式とか人事異動とか転勤とか、
その他もろもろの新たなスタートのために、
初めて自分で買ったスーツだったり、
おろしたてのコートだったり。
心機一転、の張り切り感と緊張が相まって、
きっとそんな細かいことにまでは気が回らない、そんなシーズンの初め。
颯爽と歩く後ろ姿に風を切って揺れるはずのベントが、
しつけ糸でぴっちり閉じたままおしりに張りついてる光景が、
ホラあそこでも、ここでも。
それもまた、新鮮ではある、春先。
今年は、なのか、西国は、なのか、よく分からない。
症状の出かたが変。
朝に夕にお風呂上りに全力でくしゃみ連発、
ティッシュペーパーをひと時も手放せずハナをかみ続ける、
バケツいっぱいの目薬で目玉をじゃぶじゃぶ洗いたいくらいかゆい、
が同時進行でとうぶん続く。
というのが長年のパターン。
でも今年は。
くしゃみハナミズは基本。
かと思いきや、ふっと治まってそこから猛烈に目ばかりかゆくて涙目がとまらなくなり、
悲しくもないのにぼろぼろ涙を流しながら通勤していたかと思えば、
ある時それもぴたりと治まって、
だけどくしゃみ連発の拍子にけっこうな勢いで腰に不安な痛みが走るようになり、
いつ爆弾が破裂するかとひやひやしながらくしゃみをする日々がしばらく続き、
鍼のシールでどうにか腰痛も引いてきたかなというころになって次は咳が止まらなくなり、
喉の奥の方に血でも滲むんじゃないかと思う程度の深さで昼夜断続的に咳込み、
でもその間くしゃみは引っ込んでいる気配だったのにしばらくしたら、
やや頻度の減った咳の隙間を埋めるように再び三度くしゃみハナミズが盛り返してきて、
結果、24時間くしゃみハナミズ咳の三重奏でハンパなくエネルギー消耗する日々。（←イマココ）
ざっとこんなありさまが、何月まで続くのやら。
ひとまずＧＷまで喉と腰椎と体力がもつことを祈る。
