ヒイラギ日記 ~Holy Holly's Diary~

小粒でも ぴりりと辛い 博士な日々。

ヒイラギ的息抜きソング

2008-02-29 23:41:42 | ヒイラギのひとりごと

ほ。とひと息ついてるとき、だいたいいつも何かしら歌っているヒイラギである。

脈絡のないデタラメな鼻歌のこともあれば、

誰でも知ってる童謡とか世界の民謡とかだったり、

うなされるほどにプレッシャーかかってる練習中の地歌のワンフレーズだったり、

都会人の知らないローカルなCMソングだったりもする。

共通してるのは、はひふへほ

いつも、どんなときも、息抜きソングは、はひふへほで歌っている。

だって、息抜き、だからね。

も、ホラ、息が抜けるでしょ。

張り詰めた気が、たまった凝りが、それでほわぁ~と解けるらしい。

はひふへほで歌って、即刻ランラン楽しい気分になれる歌No.1は、「おお ブレネリ」

は~っ、ほ~っ、ほ~ほはっはっは~、ですよ♪

金曜の夜にぴったりの、ヒイラギいち押し、オススメ息抜きソングである。

(息抜きすぎて、『Carmen』の稽古に大遅刻。とまちゃんごめんなさい。)

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学年末・年度末・後始末!

2008-02-27 23:17:52 | 仕事人ヒイラギ

今年もやって来たこの季節。

一年でもっともツライ重労働シーズンは、いつも花粉とともにやって来るのね。

朝、出勤の満員電車の中でも書類チェック。

デスクではパソコンの画面から一瞬たりとも視線をはずさず、キーボードを叩き続ける10本の指。

昼休み、読みかけの文献を小脇に抱えて学食で速読。

デスクに戻ったら、午前中から動いてないかのよーな体勢でまたキーボードを叩き続ける。

夜、帰りの電車の中でも終わらない書類チェック。

帰宅後、文献のページを繰りながら、自宅のパソコンで相変わらずキーボードを叩き続けている。

今日は何時間眠れるだろう。

それでもまだ2月なんだよなぁ・・・

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笑顔の理由

2008-02-26 22:05:47 | 仕事人ヒイラギ

「そーいえばそんなこと言われてたなー」的な仕事があったことを
どうにか自発的に思い出したからか、
結局フォローで半日をつぶしてしまった割には、
今日は充実した仕事っぷりだったな。

誤訳だらけの原稿チェックもはかどったし、
文献タイトルリストの翻訳もいいチョーシで完成したし。

N大の先生から、とっても好意的なお電話ももらったし。

2箇所ハシゴしたKンコーズのスタッフさんは、しっかり仕事ができて礼儀正しかったし。

帰りがけに、先生の部屋のドアにイベントのポスター貼れたし。
明らかに連日鍵かかってて真っ暗な部屋のプレート、ちゃんと「在室」から「出張」に直しといたし。

ついでに歯医者の予約も取れたし。

いやぁ、何事も順調に片付いた日は、それだけでとても気持がいい。



・・・そっか、よく考えたら、今日は大学の事務職員には1人も会わなかったし、しゃべらなかった。
それでか。

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『草原の椅子』

2008-02-25 22:29:48 | ヒイラギのひとりごと

長編が文庫になったのを見かけるたびについ買ってしまう作家の新刊だ。
上下巻の2冊を、気がついたら一気に読み終えていた。

関西弁のリズムのなせるわざか、
決して短くない一文にありったけの叙情をこめながらも淡々と読ませるさすがの筆力ゆえか、
はたまた車窓を流れる風景のように間断なく移ろいゆくドラマが読者の心の奥底の迷いや悩みを惹き寄せるせいか。

近年の宮本輝の作品は、気軽なツアーでは行けない異国の地が舞台となっているものが多い。
世界はこの目で見ているよりもっとずっと広く遠くはてしない。
小さくまとまんなよ――そんなメッセージが人間臭いドラマの底流に熱くたぎっている。

宮本輝には、人の生と死がテーマとなっている作品も多い。
失ったものが教えてくれることというのも少なくないとか、
降りかかってくる災難は予測できないとか、
当たり前のようで本当のとこは呑み込めないままみんな悪戦苦闘してる、
それが人生なのだと静かに語りかけてくる。

昔々、友人を交通事故で失ったとき、タイトルに惹かれて手に取った一冊の文庫本が宮本輝との出会いだった。

――そうだ、人生を予測することなんかできない。

友人の死がなかったら、ヒイラギはいま東京にいなかったかも知れない。
ヒイラギがいま東京にいなかったら、
先生にも出会っていなかったろうし、
博士課程にも行ってなかったろう。

友人の死がなかったら、ヒイラギはあのとき歌うことをやめていなかったかも知れない。
ヒイラギが歌うことをやめていなかったら、
琴や三味線と出会っていなかったろうし、
名取にもなってなかったろうし、
あらためて歌うことが自分にとってとても大事だと気づかなかったろう。

いつ何が起こって、そのためにどんなに劇的に人生が変わってしまうか分からない。
それが、人生。
ならば今この時をいつもいつも大事に、めいっぱい愛しんで生ききらなくてどうする。

久しぶりに、しっかりと物思ふ機会をくれた小説だった。

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嵐の日曜日は、嵐の前の静けさ

2008-02-24 21:54:15 | 芸能人ヒイラギ

春一番にもほどがある暴風が都内を吹き荒れた今日。
強烈な風音で目覚めたものの、家に引きこもっている分には暖かな陽も射して穏やかな休日である。

来月はいよいよ日曜日ごとに地歌三曲温習会のリハーサルが始まる。
一年のうちでこの時期ばかりは、日曜日という名の休日の存在は、ないに等しい。
怒涛のリハーサル月直前の、この日曜日がぽっかりと休日になった幸運を200%活用せねば

てことで、昨日に引き続き普段は決してできない稽古一色の日曜日である。

午前11時、練習開始。
曲の転調部分だけを、針の飛んだレコードのように繰り返すこと1時間。
それから気分転換に、昨日の午前中かかりきりだった大曲を、通して弾き歌い、後半の高難易度の歌を取り出しては弾き、歌い、弾き、歌い、そしてまた通して弾き歌い、を繰り返す。
座っている脚の感覚がなくなってきたころ、時計を見て小休止。とうに午後1時を回っていた。

30分ほどで簡単にランチを済ませ、後ろ髪をひかれるようにふたたび琴の前に座る。

弾き、歌い、弾き、歌い、通して弾き歌い、また弾き、歌い、弾き、歌い、通して弾き歌い。
転調のある曲に戻って、弾き歌い、転調、転調、転調、転調、通して弾き歌い。
もう一度大曲に戻って、通して弾き歌い。
また脚の感覚がなくなったので、今度は椅子に移って、三味線を調弦し短い曲を2曲、数回ずつ弾き歌い。

さすがに疲れたなぁ、と撥を置き、TVを点けると「サザエさん」が始まっていた。

夕食、後片付け、入浴、を立て続けに済ませたら、これから寝るまでの時間は大きな音を出さなくていい『Carmen』の譜読み。

音楽仲間からさえ「そのハードスケジュールで、一体いつ練習してんの」と真顔で訊かれる。
こういう、嵐の前の切羽詰った休日に、です。

どの舞台も本番前の1ヶ月くらいは独特の緊迫感とじわりとした殺気が漂い始めるものだが、ヒイラギの場合、日常的に切羽詰って殺気立っている。
でも殺気立ってるだけで、こういう切羽詰った休日が訪れない限り、物理的に練習できないでいるから、よけいに切羽詰る。
しわ寄せは、博士論文研究に集中する。
その成り行きが先生にバレてるからこそ、ヒイラギの芸能活動は成り立ってるのだ。

第九の本番でガッコを休まなければならなかったときも、先生は笑顔で許してくれた。

「ホントの本番は春なんでしょ それが終わんないと論文にもかかれないんだよね

先生、いつもすいません。 ありがとうございます。
でももう1コだけ言っていいですか

12月のトリトンの第九も、2月のオペラも、4月の初めの地歌の温習会も、GW前の第九の歌舞伎座公演も、それから8月の『Carmen』も、いちおう全部、「ホントの本番」です。
ウソぢゃありません。ハイ。

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嗚呼、音楽三昧

2008-02-23 21:51:22 | 芸能人ヒイラギ

遅く起きた土曜のブランチタイムは、なんだかぽかぽか陽気で、一足早い啓蟄気分。

まずは軽く2時間ほど組歌の集中練習。
毎度のことながら、歌詞と歌の節と手事の音符を同時に読み進める地歌の練習には集中力が要る。
ようやく6歌全部をたどたどしいながらとてもゆーっくり弾き歌いできるようなったところで、お昼のニュースが始まってタイムアップ。

豊海へ向かうバスの車中で、金曜の練習に行けなかった『Carmen』の復習。
フランス語の歌詞とその下に書き添えられた発音記号を読みながら音符を読んでいると、地歌の練習と同じかそれ以上の集中力を要することに気がついた。
バスん中でコレは、なかなかキビシイ・・・

豊海に着くと穏やかな日差しは影を潜め、決して小柄ではないヒイラギの身体が自分の意志とは違う方向に飛ばされるほどの強風が吹き荒れていた。
台風のような向かい風に逆らってバス停から数分の距離を歩き、すっかり体力を消耗した状態から『第九』の練習がスタート。
いったん暗譜が済んでるとはいえ、正しく発音するだけで全身の筋肉を使うドイツ語で歌うってことは、これまた並外れた体力が要求される。
これはキツイ・・・

3時間のハードな練習を終え、帰りは地下鉄の車中でふたたび『Carmen』の復習。
1回おきにしか練習には参加できないし、フランス語の予習なんて無理となれば、復習だけは本気でやるしかない。
思い入れのある作品、やっぱりちゃんと歌いたい。

帰宅して夕食の支度をしながら、ふたたび組歌をヘッドホンで聴きながら歌の節の復習――。

本番続きの売れっ子(??)芸能人ヒイラギ、ぼちぼち花粉にやられて挫けそうなのである。

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【解答編】なぜ毎日8時間ぶっとおしで経理システムと格闘しても手続きが終わらないのでしょうか

2008-02-22 22:33:05 | 仕事人ヒイラギ

「また明日」と言いながら、ぶっちぎってしまったヒイラギです。
わざわざクサクサする記事を載せたくない日だったので、1日さぼりました。

こたえ:① ② ③
「3択です。」というのは、「つをすべて選する」というヒントだったんですね~。

[解説]
①スーパーカンペキ仕事人ヒイラギの期待を真っ向裏切るド素人システムだから
学割発行マッシ~ンの「しばらくお待ちください」画面に鮟鱇が泳ぐぐらい意味不明なオタク度である。
 こんな嗜好の偏ったオタクどもが、あるべき業務フローの姿なぞ知る由もない。
 オンラインマニュアルに書いてあることと、
 システムが要求する入力データと、
 研究科の事務室が要求する入力データと、
 本部経理課が要求する入力データ
 は、すべて異なる。
 システムの存在意義が根底から問われる事態でんな。

②ウルトラハイペース仕事人ヒイラギの限界を超える仕事量だから
劇的に効率が悪い組織というのは、知能が低いのかと思うくらいくだらない雑用を山ほど抱えているもの。
 人事も経理も研究科の事務室も、上から下まで自分の仕事が分からない(てか、「自分の仕事」てものを意図的に持たない)生活保護者のたまり場だから、彼らの分の仕事まで、数少ない外部者(特任教授とか非常勤職員とか)が本務そっちのけで片づけなければならない。
 いやホンマに。この人らに国が給料払うなんて、公務員以上に体のいい生活保護でっせ。
 社保庁もまっつぁおでんな。

③ヒイラギの超メガトン級堪忍袋の緒を軽~ぅくぶった斬ってくれちゃうよな邪魔が入るから
正規事務職員の妬みと嫉みとやっかみとで決裁ずみの海外出張が出発前日になって強権的に差し止められて先生のポケットマネーから旅行キャンセル料5万円を払う羽目になるとか。
 旅行業者の新人の確認ミスで先生のカンボジア出張ができなくなるとか。
 基本的にいたって穏やかな平和主義者ヒイラギですがね、ケンカより何より嫌いなものが「公私混同」。
 仕事に私情を持ち込む輩には、遠慮なくキレることがあります。
 関西人の血ィ流れてまっさかい、キレたときのヒイラギ、そらぁこわい(目撃者談)らしいでっせ。

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問題:なぜ毎日8時間ぶっとおしで経理システムと格闘しても手続きが終わらないのでしょうか

2008-02-20 21:44:06 | 仕事人ヒイラギ

3択です。

①スーパーカンペキ仕事人ヒイラギの期待を真っ向裏切るド素人システムだから

②ウルトラハイペース仕事人ヒイラギの限界を超える仕事量だから

③ヒイラギの超メガトン級堪忍袋の緒を軽~ぅくぶった斬ってくれちゃうよな邪魔が入るから

こたえはまた明日っ

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菊の花=八朔?!

2008-02-19 23:54:10 | ヒイラギのひとりごと

通りすがりのデパ地下に、京都の八百屋がやけに大々的に出店していた。
京物に限らず、各地の珍しい野菜がえらく安かったので、いくつか買ってみた。

そのうちの一つが菊の花。
そこそこ大きな花がぎっちり入って1パック298円。
菊花として高いのか安いのかは知らないけど、珍しいもんの値段としては安いなと思って購入。
モスクワの島津邸でご馳走になった菊花のおひたしを思い出して、さっそく再現を試みる。

黄色い花びらをばらして、さっとゆでる。
色落ちさせないためには、お湯に酢を少し落とすらしい。
みっしり咲いているとボリュウムがあるように見える菊の花びらは、思ったより薄く繊細。
ほとんど「くぐらせる」程度でざるに上げて冷水でキュッとひきしめる。

――これを酢の物にしたいのだが。

わが家の千鳥酢では少し香りがきつそうな気がして、台所をぐるっと見回す。
目に留まったのは、カウンターにぽつねんと置かれたグレープフルーツ。
鍼の先生にもらったまま、食べるチャンスを待っていた。

半分だけ絞ったグレープフルーツの果汁に、うす口醤油をほんの少しだけたらす。
まぜまぜ。
固く絞った菊の花びらをばらしながら漬け込んでみる。

花びらがややふっくりしてきたところで、いっただっきまぁーす

――む~ん、美味・・・

グレープフルーツの香りと花びらの意外とぷちっとした食感が相俟って、八朔の実を口に入れたときとそっくりの、爽やかな甘さがはじけた。
久々の発見、うれし美味しの大満足。

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夢遊病ヒイラギ

2008-02-18 21:49:57 | ヒイラギのひとりごと

明け方、異様な寒さで目が覚めた。
トイレに行って布団に戻り、目が慣れた薄暗がりでよく見ると、愛用の“ソフトあんか”を完全に布団の外へ蹴り出して、ご丁寧にも電源を抜いてコードを丸めてあった。

――眠っちゃダメだ 目を開けろっ(ビシッバシッ

冬山遭難の図が脳裏をよぎる。
この真冬のラ・ニーニャ的厳寒のさなかに、“ソフトあんか”なしで眠るなど自殺行為である。
よくぞ生きて目を覚ました

それにしても何を血迷ったのだろ
なんの夢も見ていなかった気がするが。

首をかしげた拍子に思い出した。
ずいぶん昔にもこんなことがあったな。

小学生のころ、目が覚めたらお気に入りのピンクの掛け布団の花柄がなくなっていた。
眠っている間に掛け布団をカバーからはずし、表裏をひっくり返して、きれいにカバーを掛けなおしてあった。

眠りながら「片づける」のが趣味なのか・・・???

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