ちかごろ終活しなくちゃなどと思っているせいか、
変にリアルなようなそうでもないような夢を見がち。
昨夜は友人がやってるグループホームにいた。
そこで暮らしてるような、誰かを訪ねて行ったような。
おやつの配膳が済むのを長い時間待っている様子で、
その間に近所に週刊誌を買いに出かける。
手に取った週刊誌を店番の親父さんに見せながら小銭を払い、
(あ、間違えた)と思って別の週刊誌を指して差額を支払おうとする。
親父さんはなぜだか指さされたもう一方の週刊誌を売りたくなくて、
やだやだポーズでそれを胸に抱きしめて離さない。
あきらめてグループホームに戻ったら、
間違えて買ってきた週刊誌はソファの脇に置いてあった。
おやつの配膳はまだ終わってなかった。
結構な頻度でチョコクロワッサンとヨーグルトとバナナが朝食だってことも。
結構な頻度で間に合わせの夕食が肉じゃがだってことも。
結構な頻度で冷凍エビシューマイを冷凍庫に補充してることも。
結構な頻度で30デニールの黒いタイツがだめになるらしいことも。
結構な頻度で夜のデザートがエクレアだってことも。
そして、
結構な頻度でじゃがりこかさつまりこかとうもりこが食べたくなるらしいことも。
「毎度ありがとうございます。」
ほらね。
年に一度、西国のこの街にクラシック音楽があふれる週末があって。
二地域居住3年目にして初めてその週末に居合わせた。
会場がマンションと目と鼻の先という理由で行ってみたのは、
本日朝イチの市役所ロビーコンサート。
日曜だし近所だしってんで、
完全に油断した服装と態度で市庁舎の玄関を入ろうとしたら。
「あっ、いつもお世話になっております。ありがとうございます!」
会場整理で立っていた女性に頭を下げられた。
とんと見覚えのない、十中八九お目にかかったことのない人だと思う。
そういえば似て非なる出来事がほんの十日ほど前にもあった。
メトロに乗っておでかけ中、
右隣に座っていた男性が少し前かがみになってこちらの顔を覗き込むようにしていた。
中吊り広告でも見てるんだろうと思って知らん顔して文庫本を読みふけり、
そろそろ降りる駅だと思って顔を上げたら再びその男性が同じようにしてこちらを凝視した。
なんか用かとこっちも相手の顔を直視したら、
視線を外すことなく無言でこちらの顔を見つめている。
あまりに気色が悪いので捨て台詞的に睨みつけておいたけど、
大手町で降りて行った四十代勤め人風のそいつには何をどう思い出しても会ったことも見たこともない。
百歩譲ってそいつがこちらを何度も凝視していた理由は、
よく見知っている誰かによほど酷似していたのだろうがじゃあ声かけて訊けばすむ話じゃないのか。
声かけられない理由はなんだろうと考えてもあまりいい想像ができない。
そんな出来事がココロに追い討ちをかけていたのでしばらくあまり機嫌よく過ごせていない。
そこへ、今朝のコレ。
1つだけハ・ハーン、と思い当たるのは、
今朝も十日前も、コンタクトを入れずに眼鏡で外出してたこと。
眼鏡をかけただけで色んな人が知ってるどこかの誰かの顔になるってことか。
江戸と西国で同一人物に間違われたとは考えにくいけど。
仕事を終えて電停まで歩く間とか。
まとまった時間じっと乗り物に乗っている間とか。
そういう‘長めのスキマ時間’は必ずと言っていいほど、
考え事をしている。思いを巡らせているともいえる。
考えていることの大半は、
書きかけの論文とか何度やっても思うような結果が出ない統計分析のこととか。
よく考えるとこれまでのところ突破口が開けたためしはない気がするけど、
なんというか習慣的につい考える。
きらりんとアイディアがひらめく瞬間ランキング不動の第一位はシャンプータイム、
ほとんど同率一位くらいなのが哀しいかな寝入りばなであーる。
真剣に考えるつもりもなく考えていたことがぐわーと脳内で回り出して、
でも明日は早起きしないといけないからすぐにでも眠らなくちゃ、というとき。
もはやベッドから出るのはおっくうすぎるという程度には眠りの入り口に来ていて、
だけど意識はまだはっきりしていて‘じゃあこうしたらいいんじゃないの’などと思っているとき。
この、寝てるんだか起きてるんだか相当微妙なときの、
脳みその活性化ぐあいがヒラメキにはちょうどよいらしい。
翌日までちゃんと覚えておけるかどうかがスリルとサスペンスだということが難点なんだけど。
四条通で友人と待ち合わせしながらなぜか歯を磨いている。
みんな揃ったから口をゆすぎに行こう。
デパートに入って2階の化粧室に向かうルートに長く一直線に並ぶセールのワゴン。
そのワゴンの上に乗って進まなければならないことになっている。
商品と商品の隙間に一歩ずつ足を潜り込ませながらワゴンの上を歩いていく。
商品を踏まないように下を向いて歩いていると時々すてきなデザインのバッグが目に入る。
いまのアレ良かったなと思いながら立ち止まることなく歩き続けるけど急いでるわけでもない。
いつの間にかくわえてたはずの歯ブラシも口の中の泡もなくなっている。
はてな。
けさの夢の話。
話題のこの映画を上映している映画館に行くのなら、
地方都市よりも首都のほうが家から近くて便利という微妙な生活環境に目が横線になりつつ、
ダライ・ラマ法王14世のお話を聴いたその足で映画館にはしごという、
これまた微妙なスケジュールで観に行った。
――こんど実家に帰ったときにLIVE AIDの録音テープを探す!
と余韻満々でSNSに書き込んだら、
案の定オタクで親切なお友だちが動画サイトから見つけてきてくれた。
バックストーリーを映画で観てから本人たちのパフォーマンスを鑑賞すると、
いやもうやっぱりなんともいえず胸にこみあげるものがある。
メンバー一人ひとりのこのときの胸の内たるや。
あらためて、合掌。
左目の奥のほうに抜けた睫が入り込んでいるのかな程度の違和感があり、
確かめてみたものの睫の形跡がない。
痛くもかゆくもないがほのかな異物感がずっとある、という不快さ。
どうにも気になって自分で鏡に映して目一杯目じりを広げてみると、
ぎり視認できるかどうかくらいの白目部分に1ミリ弱のうす黄色い点がぽつりとある。
コイツかというのは分かったけど正体不明で拡がらないという保証がない。
別宅の最寄電停の目の前にそこそこ大きくてはやってそうな眼科がある。
毎日風景としては見ていた眼科なのでとりあえずそこで診てもらったのだが、
忙しそうに入ってきた医師は、
ろくに挨拶もしないで問診カルテをぶつぶつ読み上げ、
拡大鏡のついた器械で問題のない右目と左目を交互に見比べた挙句、
「何にもないけどなあ…」
ほれここに、と白目むいて突きつければ、見落とし指摘されてイラッとした感じで
「こんなん、よう見つけたなあ」
眼病の色んな症例が写真つきで載ってるアンチョコ開いて見せながら、
「これはリンパで放っておけばそのうち消えるって書いてあるでしょ。
この写真ぐらい膨らんだりすると治療するけど、
これくらいだったら違和感あるはずないんだけど。」
イヤだからずっとゴロゴロしとるから来とんねん。
放置して大丈夫でそもそも違和感ないハズって診断しておいて、
アレルギーで充血の所見がとかいいながらその目薬と、
炎症を鎮めるステロイド入りの目薬まで処方されたのはどういうわけやねん。
これだから地方の医者は信用できん。
来春あたり江戸でセカンドオピニオンとりにいく。
(どうやら緊急性はなさそうだし)
わかってたはずなのにまただまされた。
付き合い長いはずなのにまたやられた。
旧バージョンの機能を駆使して作ってある雛形を再利用しようと、
別名保存して内容更新作業にいそしむこと1時間余り。
突如としてうんともすんとも言わないので左上を見れば「応答なし」の文字。
強制終了して再起動画面に表示された自動保存ファイルの時刻は作業開始時。
できもしないんだったら、
「以前のバージョンのWordとの互換性を保持する」
なんてオプションを表示するのやめなさいってば。
ついでに。
いいかげんにあたりまえの日本語変換を学習しなさい。
まあ「後進作業」はある意味正しいけど。
「児童保存」はあかんやろ。
おかげで今日も路面電車の終電を逃し。
日付が変わる直前に晩ごはん食べてたりするハメになる。
あ、いやそれは担当学生たちの‘できぐあい’のせいか。
ぐだぐだ考えてないで刷っちまえとばかりに、
結局■ンコーズじゃなくて●▽▲▼24でポスター出力をオーダー。
時間かかっていいですかっていうからどのくらいかと思ったらば明日でもいいですかってペースだったし、
半額に近い安さだったんで気持ちよく前払い。
そういえば受け取り用の紙とか何にももらわなかったな~と思いつつレシート持って翌日行ってみたら、
「お名前は?」って訊かれただけで、あーはいはい的に刷り上がり品ゲット。
本当にオーダーした人かどうかって確認しないのな。
まあいいけど。
その足ですぐ近くのデパートに行って、
カード持ち歩いてないときにそこそこ買い物した分のSごうMレニアムポイントを後付けしてもらうべく、
ハンコの押されたレシート持って上のほうの階のカウンターへ。
お願いします―ってSごうMレニアムカードとレシート渡して、
その場でポイント付けてもらえば済む話かと思いきや、
口頭でフルネーム言わされたのち大きな書類に住所氏名電話番号を書かされ、
はいじゃあすぐにポイントお付けしますからねと恩着せがましく器械の操作。
挙句の果てにクレジットカードに切り替えるとさらにお得ですよと営業され。
どっちもどっちの本人確認プロセス。
かくも生きていくのが面倒くさい世の中であーる。
SNSでなるべくつながらないようにする、と思っているのが、
現役で利害関係がある相手。
全世界的できわめて重要な報道をシェアするとき以外は、
(つまりオフの行動や個人的な趣味・嗜好・つぶやきを投稿する場合は)
現在進行形で同僚だったり上司だったり学生だったりする相手を除外します。
リクエストがあれば承認はする。
相手のフォローはしない。
相手に特定の投稿以外は開示しない。
それは相手との利害関係上における判断や評価に、
感情的な歪みが決して入らないようにするためだったりします。
当たり前にビジネスに活用される中では逆行してるかも知れないけど、
いまどきそんな細かいこと何も考えないでSNS使ってるのかも知れないけど、
これがヒイラギ的こだわり。