しょせん【所詮】
一( 副 )
あれこれ努力してみたが、結局のところ。あれこれ考えたりした結論として。結局。
二( 名 )
①〘仏〙 言葉や文章・教えなどで表される意義・内容。 ↔ 能詮
②最後に行きつくところ。
(三省堂『大辞林 第三版』より)
人間などというのは誰しも自分勝手な生きもので、
ふってわいたよからぬことだったり、
一周回って何だったんだ結局みたいになることだったり、
そういうことのすべてを他人のせいにしたくなる。
どんなに気をつけているつもりでも、
どんなに自分だけはと一線を画しているつもりでも、
だれかに迷惑がかかったり自分が大変な目をしたりするのは、
みーんな人のせいだと思いたい。
ケンカふっかけたいわけじゃない。
コトを大きくしたいわけでもない。
仲間割れしたいわけでも全然ない。
けど、怒りや不満やストレスは誰かにぶつけたい。
腹を立てる、憤慨する、というのはそういうことだなと。
人間のサガだなこれは、と。
思い切りやっちゃった後の余波みたいなことを早手回しに心配するあまり、
過剰にこの感情を押し殺したり呑み込んだりしすぎちゃう人が、
心をこわされちゃうんだな、と。
なーんてことを客観的に考えてるうちは、
まだ大丈夫だな、と。
でもやっぱり、
ドメイン名の更新期限も有効期限も復旧期限も切らしちゃった今になって、
ここのサイトでこのIDとパスワード入れて手続きすればOKですよだなんて、
そのIDとパスワード知らないかとさんざっぱら流した至急メールを延々3週間にもわたって無視し続けといて、
どの口が言う?っていう人が登場したりなんかしちゃうと。
契約のときからややこしそうなことはぜーんぶ人任せにしっぱなしだった自分を棚に上げてでも、
人(こやつ)のせいにしたいとこめかみにマーク満載のヒイラギなのであった。
ベランダに出していたら出していたで、
ぷっくりといい感じに大きくなった蕾にどこから来たのかアブラムシがたかり。
これじゃ美しい花が台無しだと室内に取り込めば取り込んだで、
こんどは葉っぱが微妙によれて白い粉吹いてうどんこ病ときた。
なんだかなー。
江戸にいるときゃ年がら年中お家の中にいてご機嫌さんだったのに。
西国の空気には慣れないもようのポールセンローズ。
さてどーするかなー。
雪のない季節限定のフィンランド好きが高じて、
ナニワ地方の緑地公園で開催された健康づくりイベントに発作的にGO。
周りの人の負の感情に共鳴しやすいっちゅう神がかり体質のおかげで、
頭痛首コリ肩こりが積もり積もってきた反動の発作ともいう。
ヒイラギ史上MAX何も考えていないどうでもよい服装で新幹線乗車。
そんなかっこでうろついてる当然の結果として現地でガイジンさんから地理を訊かれつつ。
まずは創造性を刺激してリフレッシュしよか、といふ思惑で、
手芸と工作のハイブリッド的なプログラムに参加。
こんなんできました。
そして“バランスコーディネーション”とかいうストレッチのクラスに、
盛夏のよーなぎんぎら炎天下にて小1時間参加。日焼け止め厚塗り&ポカリ必携。
これで想像以上に疲労+消耗したので、
トランポリンエクササイズやらポスチュアウォーキングやらぶっちして退散。
駅の売店でナニワっぽくこんなお土産買って、帰路へ。
↑
この売店のレジでは。
どでかいキャリーケースで人のアキレス腱轢いて謝らないどころかガン飛ばしてくるおっさんにガン飛ばし返す、のおまけ付き。
こうゆうヤツの顔は忘れない映像記憶型の体質でもある。( `-´)◇
ますます磨きのかかってきたヒイラギです。
今年のGWはほぼカレンダー通り。
夏に学会にでかけるためのネタを仕上げるっていうのが一応のミッションだけど、
せめて土日だけは休日らしく過ごしたい。
てことで、水木金の3日間はフルにひきこもり。
出口がみえてきた金曜日の夕方のこと。
ふと、呼ばれている気がして、
外の空気を吸いがてら、神田明神へぷらり散歩。
境内に足を踏み入れた瞬間、
笛と太鼓のお囃子が鳴り始めて獅子舞と雅楽と巫女舞の奉納が。
どうやら平将門命さまがこのために呼んでくれたもよう。
獅子舞のお獅子に頭をはみはみしてもらった。
GWのミッションは昨日が終わる30分前にコンプリート。
そしてこの体質によると、ぼちぼち気圧下降の気配であーる。
時間外労働には税金がかかって、
その通称〝残業税〟は月の残業時間が増えるほど税率が上がる累進課税で、
しかも労働者と雇用者が折半で払わなくちゃいけない。
だから、いわゆるサービス残業というのは脱税行為で、
税務調査官と労働基準監督官がペアを組んで調査に回っている――
そんな設定の、もちろんフィクションの、小説なのだけど、
本屋で見かけてなんとなく買ってみたら、これが、
なかなかどうして、面白かった。
残業税をめぐるストーリーと脇筋の描写のほどよい絡み具合で、
ラストに向かってけっこう感動的に盛り上がれる感じ。
読み進むうちになんかこっちが現実なんじゃないかと思えてくるくらい、
リアルに、納得できてしまうというか。
この作家さんの筆力かなぁ。
・・・って、名前忘れちゃったけど。