体重が。
２０年ぶりの“大台”に着々と迫っていたのは、６月ごろだったか。
気がつけば、て感じであまりのショックにそれ以来インナースキャンには載ってなかった。
なにせ自覚症状ハンパなく。
ベルトの穴は明らかに元の位置ではきつきつだし。
制服化してたヘビロテのパンツは太ももぱんっぱんだし。
この歳からそれはあかんやろ
とうなだれつつ、
藁にすがって始めたスクワット。
一日たった１０回のスクワットて。
どう考えても気休めでしょ。
とタカをくくったそこのアナタ。
ところがどっこい。
金木犀やら銀杏やら匂いはじめたなかでやや仕事っぽい会議に出かけるってんで、
件の制服パンツ引っ張り出し、勇気を出してはいてみた。
やや！なんだこの太もも周りの‘ゆとり’は！ややや！！ベルトの穴が以前の位置にカムバック！！
いやーすごいですねーみごとですねースクワット。
ライ■ップも顔負けの安上がり体幹トレーニングのご紹介でした。
シルバーウィークってなんだかなーなネーミングだと思っているヒイラギです。
シルバーは錆びやすいしね。 ヒイラギ的にはアレルギーだし。
とはいえ５月の大型連休に次いで働く人々の夢と希望で輝いてたお彼岸連休。
せっかく好天続きだったけど出かけたのは日曜のお稽古
と昨日の
映画鑑賞のみ。
外に出ないで何やってたかというと。
芸事に精進したり。
料理に精出したり。
おふとん干したり。
そしてお休み明けの今日。
出勤すべき勤め先も特にない優越感に浸るハズだったのだけども。
早朝３時からウェビナー参加してたり。
明るい未来のために人間ドック予約したり。
公募プロジェクト勝ち取ったときに備えて英文メールしこしこ書いたり。
そんなこんなで気がつけばすっかり日暮れ時。
よく働いた。 オブリゲーションは何もないのに。
今日は終了！
昨日の師匠の名言は、
「人生に無駄な出来事はひとつもない」
だから、パワハラシャチョみたいに百害あって一利もないように思える出会いにも何か意味があったとすれば、
ただならぬ事態に立ち至ったときにこぞって味方してくれた他のすべての人たちの存在を思い出させてもらったことで。
そういう風に、出会うべくして出会っている人たちが必ずいて、
そういう人たちとは、それこそ〝神〟タイミングで、必ず再会する。
そうか、人生に無駄な出来事はひとつもないのか、とつらつら考えながらの帰り道、
夜の予定まではまだ間があるからと、気まぐれに目に留まったカフェに入って、
心の欲するままに栗とカシスのパフェを味わいつつしばしぼんやりと過ごし、
通りすがりに目に留まったお店が気になって来た道を少し戻って衝動買いをし、
ゆるゆる駅まで戻って各駅停車でのんびり都心に戻り、
ターミナル駅前のデパートで日用品の買物をし、
さて、ゆるゆると夜の予定へ向かおうか・・・と下りのエスカレーター乗っていたら。
前方から、次のエスカレーターに乗るべく向かってくる人の中に。
あっ！と目を見開いた同じ瞬間に相手もこちらに気がついて。
すぐさま手近なカフェにしけこんで延々語り合い。。。
なにせ、この世でただ一人、あの３．１１をともに体験した、当時の相棒。
ほどなく退社してしまったその後でお互いどんなことが起こっていったのか、
彼女ほど共感してくれる・できる話し相手は他にいないぐらい。
お互いの昨日の時間の過ごし方のすべてが、
あのエスカレーターの、あの時間、というピンポイントの一瞬に向かっていったのって、
つくづく運命的としかいいようのない巡りあわせだったな。
食にまつわるブームって。
よくまぁこれだけ次々にと思うくらい色々出てくるなーと感心しつつ。
古くは“ナタ・デ・ココ”ブームから、最近だと塩糀がそこそこビッグウェーブだったのかな。
つまるところ色んな食材をまんべんなく全部食べると良いというのが結論な気もするが。
SNSなんか見てると否が応にも情報だけはふんだんに流れてくるので。
好みに合うよさげなものをつまみ食いすることにしていて。
で、シルバーウィークだとかで街が少し、普段よりも静かな今日。
まずは‘塩豆腐’をおためし。
“まるでモッツァレラ”だの“桃と合せてカプレーゼ”だの。
飛び交う情報は絶賛の嵐なのでつい流されてやってみた。
桃はちょい旬過ぎなので特価で仕入れてきたピオーネとともに。
塩は最小限で、（オリーブ）油も家には無いのでレモン汁をかけて。
感想。
水分少な目でみっちり大豆味の、まぎれもない豆腐だね。
で、ついでに、こないだ美容院で読んだ雑誌のメニューから、豆乳ヨーグルト。
といっても豆乳にレモン汁入れてひと晩おくだけなんだけど。
感想。
ヨーグルト状にやんわり固まった、まぎれもない豆乳だね。
以上、最近のハッタリメニューでした。
ま、原因はヒイラギ的アレンジ（油＆砂糖不使用・塩最少限）なんだけど。
http://www.theageofadalinemovie.com/timeline.htmlこれかー。
先だって飛行機で観てとても面白かったと聞いた映画。
話の筋はよぉく憶えているんだけどタイトルはサッパリ、という師匠の記憶を頼りに、
ググってみたら一発で見つかった。
原題はただアデリーンの年齢ってだけでたしかに訳しにくい。
邦題もついて日本サイトも立ち上がっているけど、でもこの邦題はちょっとなー。
師匠の仰るには。
年齢が止まってしまういきさつはなんとも作り話っぽいのだけれども、
その、止まってしまう年齢の“２９歳”っていうのが妙にリアルで考えさせられた、と。
で、話をぜんぶ聞いちゃったんで結末も分かってはいるんだけど、
久々にじっくり観たい映画だなー。
来月までお預けだけど。
「御山獅子（みやまじし）」ってのはですね。
京風手事物なんて呼ばれる種類の筝曲の、まあ大曲の一つで。
歌もあるんだけど歌と歌の間の器楽部分が聴かせどこなんです、っていう形式なので。
この手事といふ器楽部分の演奏がけっこう大変だったりして。
しかもこの曲、化政年間の二大スタア
菊岡検校＆八重崎検校のコラボで。
八重崎検校が手を付けた筝曲って、まーとにかく素敵なぶん弾く方は気の休まるスキマがない。
天気が悪くて引きこもっていた間も、
仕事っぽい時間の合間合間に予習復習に励んだものの。
イヤーこれをすました顔してしれーっと優雅に弾きこなすには、
相当の鍛錬とピッカピカのセンスが必要とみた。
そして歌のある部分も容赦ないぞと。
（毎度思うがどーして手と歌で音程も旋律もリズムも全然ちがうのさ
）
知り合いの物書きさんの言葉を借りれば、
“遅々として進んでます”
うまいなー
堂場瞬一という作家さんの小説を初めて手に取った。
理由は、書かれていたのが大学を出てからがむしゃらに生きてきた、
まさにその時代ドンピシャだったから。
なので、久々に、ぐいぐい読んだ。
黒川博行の疫病神シリーズぐらいのぐいぐいで。
書く文章の運びが似ているのか、
そこそこ分厚い文庫だけどめずらしく読みやすかった。
そして何より、
ああそうそうこうゆう空気感の中を生きてきたんだなーってことを思い出した。
継続はチカラなり。
地道な〝正しいスクワット〟のおかげで。
やっとこ元の体重まであと３～４ｋｇってとこまで‘くびれ’復活。
ココロなしか腰骨のあたりが妙にスッキリしなやか。
と、ここまできてチチハハから。
「コメとそうめんと乾物オクル」
食欲の秋にそなえての炭水化物攻撃。
このヒトたち、わが子の糖質制限ダイエットには興味なしとみた。
おかげさまでいつまた大震災が来ても炭水化物には困るまい。
ミネラルウォーターもあるし。
アマノフーズのローリングストックBOXも買ったばっかだし。
↑
これオススメなり。 箱かわいくてヤル気倍増。
プラス・アーツの『自宅避難マニュアル』付き。
ついこの間、東京駅で。
大きなリュックサックを背負った背高のっぽの外人さん二人組が立ち尽くしていて。
自動改札機しかない無人の改札口を出たいけど出られないらしく。
かたやこれからJR乗ろうと思ってピピッと入場したヒイラギ、
なんとなく気になって〝出たいの？〟って声かけてみた。
イングリッシュ・スピーキングではないらしく相手もカタコト英語なので逆によく通じる。
彼らの主張は３つ。
駅の外に出たい、 ticketを入れたけど通れない、 internetで買ったPASSなら持ってる。
見せてもらうと。
彼らが改札機に入れたチケットてのは、NEXの指定席特急券で。
これはseat reservationのためだけの券で改札機はPassのほうを入れないと通れない、
て何回か繰り返したけどどうも納得いかない様子。
なぜならば。
ネットで買ったという“PASS”は大事そうに丁寧にぴっちりビニールコーティングされて台紙に貼りつけてある。
そらムリだわな。
最寄りの、駅員のいる改札口に行って、そのPASS見せて出してもらいな、って教えてあげたのだが。
たしかに自分が外国で列車に乗るときも勇気が要ったていどによく分からなくって多少はウロウロしたけど、
ニッポンのシステムはあまりに複雑でそりゃーワケわかんないだろうなと。
その点、フィンランドはシンプルだった。
鉄道網自体がシンプル、てこともあるかも知れないけど。
大体、駅に改札口なんて無かったし。
切符買うのも窓口か、そうじゃなければネット。
切符かネット予約した画面のQRコードを、車掌さんに乗ってる間に読み取ってもらうだけ。
ほとんどの駅でホームからダイレクトに外に出られるし、入って来れる。
お・も・て・な・し、ってウリに出すなら、
むしろ、このぐらいのシンプルさを目指した方がいいんじゃないかなー・・・って思ったり。
めづらしく（？）真面目な話。
９月のはじまりの３日間は国際会議を聴講しに新宿通いしてて。
地域に根差したインクルーシヴな開発、という大テーマに基づく障害者福祉系の会議なので、
ホントに〝多様な〟人たちが世界数十か国から５００人余り一堂に会した。
当然のことながら、参加者の多くが障害当事者だったりするので、
バリアフリーはもちろん、同時通訳のほかにノートテイクの字幕が日本語と英語の両方であるうえに、
日本のものと国際標準のものそれぞれの手話通訳もすべてのセッションに完備。
実際にそういう会議の場に身を置いてこそ感じる‘あたりまえに多様’ということの重さが、
とてもとても印象深い会議だった。
最も胸を打たれたのは視覚と聴覚の両方の困難をもつ来賓の基調講演。
ヘレン・ケラーの偉人伝とか、「重複して障害をもつ方々」とか、
言葉では知っていて分かっているつもりのことでも、
当事者ご本人に語られる言葉の重さと破壊力はハンパない。
都心部のなかでもダントツで人と交通と街の喧騒にあふれている新宿の。
何百人も人が集まっているホテルの会議場で。
割れんばかりの拍手が自分に向けられていようと。
そんなの全部なーんにも関係なく時間が続く限り静寂と暗闇であり続けているという孤独。
生半可な人生ではない。
生半可な反応ではかえって失礼。
そんな両方の印象が圧倒的な重さで迫ってきた。
こういう人たちも‘あたりまえ’に同じ国の同じ町内とかでちゃんと暮らせる世の中でなければおかしい。
ってことを、これだけのスケールで話し合う国際会議。
（今回はそれでもアジア太平洋地域限定）
諭吉×日数分くらいの参加費を捻出してたっぷり見て聴いて感じた結論は、
モチロン、当事者目線から発信していくことは一番大事、だとしても、
これを障害福祉分野だけでやってちゃダメだ、ってことかな。
イヤまぁしかし。
連日朝９時には最初のセッションが始まって夜は最後まで居ると８時散会。
キホン英語なのでみっちり耳ダンボでさすがに疲れた。
書き留めたメモとスライドの写真なんかを整理しながら週末いっぱいは休養だな～
