晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

じょんのこと 7/30

2019-07-30 | Dog

2019.7.30(火)晴れ
 じょんが11歳4ヶ月生きたことは実は奇跡的なことなのだ。兄妹のマーブルとくるみちゃんが亡くなったのは5歳だったろうか、マーブルの時始めて自己免疫性溶血性貧血という病名を知った。ところがしばらくしてくるみちゃんが同じ病気で亡くなって恐怖が走った。どうやら遺伝的な因子があるようだ。
 胃腸が弱く、皮膚もアレルギー症状で病院はかかっていたが、何の症状も無いこの病気で病院にかかったときはショックだった。子犬の時の血液のデータが残っていたのだが心から、赤血球の値がうんと下がっていたのだ。発症すればおそらく死に至るのだから、定期的に検査して様子を見ようと言うことになった。
 一度ぐったりして、舌も真っ白になったときがあって検査すると赤血球の値がうんと下がっていた。絶望的な感が感がしたが、幸い発症したわけではなかった。顕微鏡で血液を見れば、赤血球が破壊されているか否かがわかるのだ。このときステロイドを投与したのだったろうか。そのうち副腎から副腎皮質ホルモンの分泌が少ないことが分かりステロイドを連続投与することとなった。実際この子は10歳は生きられないだろうと感じていたが、かみさんの「10歳まで生かせてやろう」という涙ぐましい挑戦が始まった。薬、食事の管理、ストレスを与えない生活の管理、全身全霊で生活のすべてがじょんのためだった。わたしは手伝いするだけだったが、そんな様子を見ていてどんなことでも出来た。優しさというより使命感だったのかもしれない。
 それだけに10歳の誕生日を迎えたときは本当に嬉しかった。(2018.3.20参照)

10歳達成
努力すれば奇跡は起こるんだ、献身的に努力したかみさんとそれに応えたじょんの生命力の賜である。かみさんとじょんには心から感謝したい。

11歳誕生日の前日(久美浜空牧場)
 そうなると欲が出る。15歳まで生かせてあげたい、このままの状態で進めば15歳まで生きられるんじゃないかという希望が湧いてくるのは当然である。そんな矢先の事だからショックは大きい。日常が永遠に続かないことはわかっているのだけど、それが突然変わってしまうことは、歳を重ねるほどつらくなってくる。
 でも5歳で終わっていてもおかしくない命を11歳まで頑張ったのだから、じょんとそれを支えたかみさんにじょんのび栄誉賞を贈りたい。
 

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