晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

じょん君逝く 7/29

2019-07-29 | Dog

2019.7.29(月)晴れ

 一昨日様子が変でじょんのびを出たじょんが、昨日遺体で帰ってきた。今日遺体で出て行ったじょんが骨になって帰ってきた。たった3日で生身のじょんが骨になるなんて、考えられないよね。病院に行く前の夕だっていつも通りおねだりして、その朝だって自分で歩いておしっこうんPして、、、ただそのうんPが真っ黒だったことが気に掛かっていた。
 火葬炉は非情である。あの扉が閉まるまでは身近に存在したものが、いきなり違った空間に連れ去られるような気がする。そして出てきたものが乾いた白い骨なんだからやるせない。炉に入る前は生きてはいなくても確かにじょんなんだが、あの白い骨はそれも確かにじょんなんだけど、なにかわたしたちとは異空間の存在のようだ。骨壺に収まってきれいな覆袋に包まれたらなおその感が強い。それが神なのだろうか。沖縄の古い葬法は遺体をグソー(海岸の岩穴など)に安置し、数年たって骨になったところを泡盛で洗って祀る洗骨(シンクチ)であり、洗骨されると神になるとされる。じょんも骨になって神様になったのだろうか。いづれにしても遠い所へ行ってしまった感がある。
 収骨の際に、これがどこの骨なんて説明してくれるのだが、肝臓の部位が茶色く残り、薬剤が青緑色にひろがっている。「肝臓が悪かったのですか、骨も老化していますね」長年のステロイド投与の影響が出ているようだ。

キャドックさんお世話になりました。
 
お世話になったキャドックさんに立ち寄り、支払いを済ませてお礼のあいさつをする。長年通った病院に、もう来ることがないのかと思うとそれはそれで寂しくなってくる。うちに帰ると悲しさは倍加する。どの景色にもじょんが登場する。11年4か月いつも一緒にいて、朝から晩までじょんのことばかりかまっていたのだから仕方がない。じょんはしゃべらないけどこちらは普通にしゃべっていたのだから、、、。今日からは骨に向かってしゃべるわけ。
「じょんじょん依存症やったんやな」かみさんの言葉がぴったりだ。もう少し距離を置いて付き合っていればこんなに悲しまなくてよかったのだろうか。

マウイちゃん(16
歳)を目標にしていたんだけど、、、。

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