晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

八淵の滝を巡る

2006-08-05 | 旅行記

 2006.8.3(木)○  24度(起床時)日中32度

 6:00 起床
 7:25 幕場出発~八淵の滝
 9:10 七遍返しの淵着  発 9:25
10:00 ガリバー旅行村着
11:15 ガリバー旅行村発
17:10 余呉湖キャンプ場着
走行 74Km 累計 165Km  費用 4,930円

 昨晩の夕食の残りの焦げ飯を梅干しとお茶で無理矢理かっ込みスタートする。自転車で登れば時間が稼げると思い林道を登っていくが、ものの5分で山道に代わる。自転車を木にくくりつけて歩き始めるがガスが濃く、気味悪い。獣でも出ないかと不安、熊よけの鈴持ってくりゃ良かったと思いつつ仕方がないから歌を歌いながら行く。中島みゆきでは余計寂しくなるので、なぜか秋の夕日に照る山紅葉となった。魚止めの滝に向かう急斜面を降りてゆく、ドウドウという滝の音がだんだん大きくなり落口の上に出る。障子ガ淵もあわせてなかなかの圧巻である。何枚も写真を撮って山道に戻る。Img_0069
 Img_0076         Img_0080          Img_0089

唐戸の淵、大摺鉢、小摺鉢、屏風が淵と巡り、貴船ガ淵が一番滝らしい滝、幽玄とはまさにこういうことをいうのかな、思い切ってきて良かったと思う。その先はきつそうなルートが見えているが、あと一つを残して帰るのも心残りと思い、岩場を登る。はしごや鎖が完備してあるのでサイクリングシューズでもなんとか登ることができる。途中に遭難の碑があったりして心細い、よく考えれば何という格好だ、遭難でもしたら非難ごうごうの軽装である。最後の七遍返の淵で記念撮影、まむしにでもかまれたらたまらんなと合羽のズボンをはき、さっさと下る。大摺鉢など気もつかず30分で自転車のある林道に出る。この辺りでやっと登山者にあうようになる、もっと早く来いよなあ、寂しかったぜ。2時間半ですべての滝を巡ることができた、管理人さんの5時間はいったい何だ、素人にしか見えなかったのかな。
 早々にテントをかたづけ高島に向かう、昨日見つけた宝ヶ池湧水をボトルに汲む、由来をしっかり読むとこの地はかつて真宗大谷派の影響力が強かったとか、宝ヶ池、鴨、音羽など京都と同じ地名が多いのは何か関係あるのか。
 新旭の風車村の近くでコンビニ弁当の昼食をとる。ここは以前トライアスロン駅伝のスタート地点だ。このトライアスロンでは二度ばかりお立ち台に立たせてもらった、といってもあとの二人のがんばりでいただいた賞だが、、、、。ここで向日市の公文の教室に泥棒が入ったとの報、そこには旅の出発前自転車や装備を置かせてもらってたところなのだ。 新旭からマキノまで湖岸の自転車道を走る。琵琶湖がこんなに美しいとはかつて感じたことはなかった。自転車のなせるわざってところか。Img_0104
 

琵琶湖の葦原 竹生島がかすむ

奥琵琶湖パークウェイはかなりの登の記憶があり、303号線経由を選ぶ、これが大間違いでいきなり161号線迫坂峠の登りがあり、303号にはいると奥琵琶トンネル、これが長くて大型トラックが多い最悪のトンネルであった。次の岩熊トンネルは右側に広い歩行者と自転車用の歩道があり最高、何百回とトンネルを通ったがこんな嬉しいトンネルは初めて、トンネル大賞をあげましょう。Img_0108

気持ちよく下っていると折りたたみ式の自転車に荷物を積んだおじさんが登ってくる、聞くと自転車電車併用で九州に行くとのこと、先ほどのトンネルの状況を話すと「汽車で行くわ」と言ってさっさとUターンして下っていった。「親不知ではえらい目にあった」と言っていたのでトンネルではよほど懲りているらしい。それにしてもどこから来たんだろう。
 私はここからえらいめにあうこととなる。8号線に出合うところを直進すれば余呉湖に行けると思っていたのだが、そんな道は無いよとスタンドのお姉さんに言われる。8号線を木之本に行くしかないそうだ。8号線だけは絶対に走りたくないと考えていたのでがっかりする、それほどトラックが多いのだ。藤ヶ崎トンネルはまだ歩道を走れたが賤ヶ岳トンネルは左側に歩道無しと予告がしてある、右側にあるとも描いてないのだ。ママよと左の道に入る、えらい登りで立ち漕ぎとなる、暑くてお茶が終了、仕方なくさっき汲んだ宝ヶ池の水を飲む、生水は避けようと思っていたのに。ところがこれが最高にうまい、甘露とはこのことか、いろんな名水飲んだけど生水でうまいと思ったのはこれが一番である。
古戦場の亡霊でも出そうなほど寂しい坂道を一人で登る。亡霊は出なかったがトンネル工事のおじさんがたくさん出てきて峠は終わり、本日欲せずして2つの峠を越える。降りたところが大音というところでどちらへ向かえばよいか解らない。100均の地図は駄目だ、次は高くてもしっかりした地図を買おう。なんとか道標に従って余呉湖に向かう、民宿の看板はいっぱい出てくるが本物の民宿は見あたらない。湖に近づくと国民宿舎があった、もう70Km以上走っている、「予約してませんがとまれますか?」と頼むがつれなく断られる。駐車場には1台も駐まってないのにだぜ。キャンプ場を紹介されてとりあえず今夜のねぐらとする。まずはビール。

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