晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

ガーデンシェッド(10) 1/12

2011-01-12 | DIY

2011.1.12(水)晴のち雪

 忘れかけていた根雪という言葉が蘇る。三日毎に新雪が降り、前の雪が解けないうちに降り積もる。このまま春まで残るのが本当の根雪だ。雪国では当然の現象がここいらでは死語となっている。春まで残らなくてもこう降り続いたら根雪と認定してもいいんでねいかい。
 今年の雪は今のところ軽い、一昨年より降雪量は多いものの林業の被害はそれ以下なんじゃないか。でもハウスが壊れた、電線が切れたなどという被害は結構有るようだ。一昨年は榎木が折れたりコニファーが折れたりしたが、今年は木々の被害は今のところ無い。ただまあオリーブやトネリコなど虫の息というところである。Img_2119

屋根からの雪でオリーブも大ピンチ。


 さてアスファルトシングルだが、シングルセメントを塗りつけたものは塗布面どうしを張り付けて30分以上置く。スターターから張り始めて順次上に張ってゆく。大きな屋根になると横線だけでなく、縦線も目印程度入れておけば楽だと思う。墨線に頭を合わせてセメントを塗布した位置を押さえて固定する。シャドウ部、切れ目のすぐ上辺りをシングル釘で留めてゆく。シングルセメント1枚に付4本の釘を打つ。釘は25mmのシングル釘を使ったが、15mmの野地板にルーフィングを張ったもので釘先が突き抜けることは無かった。ただしスターターの部分はシングルの重なりが無いので1mmほど突き抜けた。ディスクグラインダーで釘先を取ることにした。Img_2102_2  

手前の方だけ釘の先が出ている。


 アスファルトシングルの屋根葺きは今回のメインエベントである。大体ポンポンポンと釘を打っていくのはとても楽しい。インパクトドライバーでコーススレッドを打つのは征服感はあるが、芸術性に欠ける。実は今回探していた帆布の釘袋が手に入って、余計作業が楽しいわけだ。従前はナイロン製の電工袋を使っていたがどうもこれがしっくりと来ない。釘が取り出しにくい、出張っているのでいろんなところに引っかけたりする、底が浅いのでひっくり返して釘が散らばったりもした。やはり電工袋は工具を多用する電気工事用であって、釘打ちは釘袋だ。しかも300円代で買えたので納得の一品である。
 コーススレッドを使うようになって釘を打つ機会が少なくなった。要領を忘れてしまって失敗することが多々ある。最も多いのは下釘や節があって釘が入らないとき、コーススレッドのくせが出て無理矢理打ってしまう。折れ曲がったり傘が潰れてしまったり抜き差しならない状況となる。コーススレッドなら逆回転で簡単に取り外せるが、釘はそうはいかない。やばいなと思ったときはすぐに打ち変えることである。ただ屋根の場合は釘穴に木工ボンドとかコーキング材を詰めておくこと。Img_2101

こういう感じで葺いてゆく。


 というわけできれいに葺き上がった。問題は当初のセメントが堅い部分の接着力だ。下から見るとすっかりめくれ上がっている。やむなく柔らかくなったシングルセメントを注入して押さえる。きれいな表面に着かないよう気を使う。 つづく

【作業日誌 1/12】
ガーデンシェッド東側パネル張り

今日のじょん:雪もこう連日あると飽きてきたようだ。特段嬉しがる様子もないのだが、固まってきたらいろんなところへ行けるのが面白いみたい。特に普段行けない高いところへ簡単に行けるのが最近の楽しみである。Img_2130 Img_2131

あれよあれよという間に畑の岸に上がってしまった。

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