2014.6.1(日)快晴 33度の高温
願信寺では、ご住職は不在だったようだが奥様が親切に対応してくださった。穴虫については解らなくて、ご住職のお母さんにも尋ねてもらったが解らなかった。ただ町内の年配の方でご存じかもということで奥村さんを紹介していただいた。そしてこのお寺のある所が仕掛田ということも確認出来た。
田舎の道案内というのは難しいものだ、とにかく目標物がない。人が居たら聞けばいいかと道を南進するが、昼時とて人影も見当たらない。茨谷は人家の多いところと聞いていたので、そちらの方に行く。実は田んぼに人影が見えたからだ。田植えの済んだ田んぼを見回っての帰りの風だ、あぜ道を歩いてくるおじさんと一緒になった。「済みません、穴虫と言うところを探しているのですが、、」不審がられてなかなか一筋縄ではいかないケースもあるのだが、今回は史子が一緒なので安心感もあったのだろう、即座に答えが出た。「あの黄色い建物の方向が穴虫だよ。お寺の辺りが仕掛田、馬場というのは町全体のこと」という明確な答えであった。
この左手に草津川が流れている、黄色い壁の建物の向こう辺りが穴虫とのこと。
墓尻、墓前などは先ほどの大きな墓地の周辺のことだそうだ。穴虫とはどういう意味ですかと聞いたが、本当に分からない様子だった。獣害のことなど色々拝聴して、「失礼ですけど奥村リョウイチさんですか?」「そうだよ」お寺で紹介された本人である。いつかまたお話を聞く機会があるかも知れない。写真を撮らせてもらって、穴虫に急ぐ。
お話好きの奥村さん。
穴虫は菖蒲谷に向かう峠の麓という予想とは裏腹に、反対側の草津川の河岸方向であった。この辺りというのは奥村さんに聞いていたが、実際どこが穴虫か解らない。橋のたもとの家に寄ってみるが不在の様子、やがてお寺方面から歩いてくるご婦人があり、聞いてみると分からない様子だったが、いきなり通りがかりの軽トラを止めて、「この人に聞いて、わたしバスの時間があるから、、」
軽トラから降りてきた人がどうも地図のプロみたいでやたら詳しい。堤防にあがってきた道から北が穴虫、南が村前、菖蒲谷川から西の部分が小網谷と教えてくれる。
市役所を訪ねた時には絶望的だった小字調べがこうもまあ運良く解決するとは思わなかった。
むこうに願信寺の緑の大屋根が見える。こちらに向かう道の左手が穴虫、右手が村前。
とにかく穴虫は草津川から東部分、小分け地名の穴虫はどうやら無人の藪の辺りと思われる。
これが穴虫だ、堤防の下は砕石かなんかの現場となっている。
穴虫の位置は確定したが、さてこの穴虫には如何なる意味があるのだろう、次に考察に移りたい。つづく
【今日のじょん】蛇忌避剤実験4日目、今日も絶好のひなたぼっこ日和、ところが一向に姿を見せない。かといって他の場所から顔を出すわけでも無いのだ。
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