2014.6.26(木)晴
大坂山口神社から近鉄二上駅に向かう。狭い道なのだが両脇は何とも立派な家々がつづく。古い街並みが好きな方にはたまらないだろう。ところがその古い街並みに似つかわしくない若いお母さん達が自転車でどんどんやってくる。どうやら幼稚園のお迎え時間らしい。こんな古い家に嫁いだら何かと大変だろうなあと話していたら、どうやら大坂山口神社の西北に開発された巨大な住宅地の方々らしい。二上山駅の方向に市立の幼稚園があり、そこのお迎えのようだ。古代の神社と葬送の地、街道で栄えた古い街並み、そしてすこぶる近代的な住宅地に住まいする若い世代、なんとも奇妙な取り合わせだと思うのはわたしだけだろうか。
二上駅から一駅の近鉄下田で降りて二上山博物館に急ぐ。駅から10分もかからない距離だけど、この暑さではかなり応える。
二上山博物館のテーマは3つの石、すなわちサヌカイトと凝灰岩、金剛砂である。つまり旧石器時代から今日まで活躍してきた石材である。詳しく説明してあるのだが時間の関係でゆっくり見ていられない。特に旧石器時代関係は興味も無いので省いてしまう。
刳抜式長持型石棺蓋石、博物館前にあるのだが二上産ではなく、竜山石(兵庫県)製なのである。これらのことは宝殿のところで書く予定。
もっとも関心のあったのが威奈大村骨蔵器というもので、このことを知ったことが今回の穴虫訪問のきっかけでもあった。
この骨蔵器は発見の由来が古文書に詳しく書かれている。「明和年間(1770年以前)、和州葛下郡馬場村の農夫が穴虫山で開墾中に大甕を伏せた下から骨蔵器を発見した。云々」と展示解説シートに書かれている。発見場所の詳しい考察は後に譲るとして、この博物館に展示されているものは複製だが、本物は国宝になっており、それほどまでに貴重な遺物なのである。
よくぞ発見されたものだ。
また、この展示解説シートに書かれているゴボ山付近の条理図(大坂山口神社の裏山)には細かい地名が書かれているのだが判読が難しいので、原本を閲覧できないかという目的もあった。つづく
【今日のじょん】あんまりカイカイやお尻スリスリするのでファーミネーターしてやった。しっかり内側の毛が抜けると色が白くなってくる。「黒いベスト脱いだみたいやろ」
【作業日誌 6/26】草刈り(ドッグラン、芝生周り)
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