晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

大唐内のこと(3) 9/23

2010-09-24 | 歴史・民俗

2010.9.23(木)雨

 古代のその地を探ろうと思えば、古い文書の記述、遺跡、神社仏閣などの史学的資料、地名、伝説や習慣、信仰、産業、言語などの民俗学的な資料を集めいくつかの仮説を作る。いわば状況証拠を集めてストーリーを作り、作られたストーリーに沿って客観証拠を探すというのが常套的な方法だと思う。
 大唐内(おがらち)に関する状況証拠と思われるものは以下のとおりである。
(1)大蜘蛛退治伝説(聖大明神)
(2)サントラ山の鬼の岩穴(丹波志)
(3)逆谷(さかさまたに)の存在(太平記)、佐分利村(さぶりむら)
(4)大唐内、小唐内、市茅野、ヒシリ、有安迫、風呂ノ奥、細ノ谷、的場、遊里ノ下、遊里ノ上、本風呂、有安谷、湯屋内、湯屋谷(以上老富の気になる地名)
(5)近隣の鉱山として、おおい町犬見の若狭鉱山がニッケル、鉄を産出している。また佐分利川沿いの父子(ちちし)に硫化鉄の鉱山、同じく野尻の野尻銅山は小浜藩の時代に屈指の生産量を誇る銅山であったということだ。Img_12281_2

石柱は国境を示すものだが、お地蔵さんの下に「右山道 左さぶり小濱」と書いてあるそうだ。峠の川上側には佐分利村に属する集落があった。(永谷坂峠)

 これ以外にもいくつかの情報はあるのだが、情報源が不明確であったり、どうも眉唾ものかなあというものもあり、今のところはこのくらいである。
 さて、この少ない情報だけではいかんともしがたいが、周囲のあらゆる情報を総合して仮説とまでは言えないが推理をしてみた。つづく(大唐内のこと(2)は2010.9.13)

今日のじょん:じょんが吠えるときは、家の周りに人が来たとき、獣が来たとき、部屋の中や網戸に虫がいるときと他の犬が吠えているときである。守備範囲が広いので人間がいつも確認できるとは限らない。半分ぐらいは未確認吠え情報である。先日、何で吠えてるのかなと思ったら、遠くでチコが鳴いていた。ところがチコが鳴き止んでもいつまでも吠えている。おかしいなあと思って耳を澄ますと、向山に自分の鳴き声がこだましているのである。こりゃあきりがないわ。Img_1322

これは網戸の虫に吠えているところ。

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