晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

雨読 ヒトはなぜ「がん」になるのか? 1/16

2022-01-16 | 健康

2022.1.16(日)晴れ がん・認知症・老化(13)
 この一年で同い年の男性二人ががんで亡くなった。そして周囲でもがんによる死亡が相次ぎ、がんと戦う人も増え続け、がんでない人を見つける方が難しい状況になってきた。
 この厄介な病気に対して以下の様にすることと決めた。
1.がんのなんたるかを知る。
2.(なるべく)がんにならない暮らしをする。
3.がんになったらどうするかを(暫定的に)決めておく。
4.常にがんに対する情報を集めておく。(治療法、病院、医師等)
「がん-4000年の歴史」シッダールタ・ムカジー著(2020.8.11参照)「がんに効く生活」ダヴィド・S・シュレベール著(2020.9.10参照)などを読んできた。がんのなんたるかについては前者は大変参考になったが、もっと新しい情報が欲しいと思っていたところに本書が出てきた。
 「ヒトはなぜ「がん」になるのか?」-進化が生んだ怪物- キャット・アーニー著  河出書房新社
  2021.8発行 府立図書館借本
 

 本題はRebel  Cell (反逆の細胞)でわたしはこの方が合っていると思うのだが、いずれにしても「がん」について一般向けに書かれた最新の書であろう。
 がんのなんたるかを知るには最適の書である。そしてわたし達にもわかりやすく書かれている。それは著者がドクターではなくサイエンスライターであることも作用している。ドクターの場合、自説を推し進めるあまりに全体を見ることなく、妙な説を語ることがありがちだ。
 がんは自らの細胞が遺伝子の変異によりがん化していくものであり、一人ひとりの遺伝子が様々である様にがん細胞も様々であること、そしてがん細胞そのものも変異し進化していくものであるということだ。治療が困難なこと、薬の限界があること、撲滅できない理由がそこのところにある様だ。
 内容については読んでいただくしかないが、「がんの診断を告げられたとき、『わかりました。がんとのつきあい方なら知っています。』とだれもが答えられるような」日が来ることを願って書かれた本書、がんでない人もがんと戦っている人も是非読んでいただきたい。

【今日の”のびちゃん”】NO.60

かみさんがオシッコ、うんPに連れてってる姿だが、連日の雪で大変。でもちょっとずつ慣れてきた様な気もする。 
 

 

 


 

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