晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

続・シデ山二題 10

2021-10-04 | 山・峠

2021.9.28(火)曇り

 メンバー :小原英明 山本英樹
 タイム  :あやべ二王公園 9:40出発
       登山口     9:50
       やすみと    3分休憩
       みと      3分休憩
       シデ山    10:55 10分休憩
       大栗峠    11:20 20分休憩
       小学校前   12:45
       二王公園   13:00
              計3時間20分(休憩抜き 2時間44分)
       YAMAPデータより
  距離 14.3Km   上り760m 下り758m(累積) 休憩 31分
  合計時間 3時間22分


 数年前の夏、三和町の山奥で妙なランナーと出会った。完全日除けでサングラスの怪しげなスタイルだ。
 「こんにちは~どこまで走るんですか?」と声を掛けると、「小原君やないけ~」「英樹君か、、、」
 英樹君は小学校からの同級生で、聞けばトレイルランをやってるという。何度かトライアスロンのレースであったことがあったけど、今はトレイルランで頑張っているそうだ。台頭の家から岼の長宮峠を越え四
尾山に登り往復するという。「トレイルランやらへんか?面白いで」と誘われたが丁重にお断りした。わたしはランがきらいなのだ。トライアスロンからウルトラマラソンに移行する選手は多くいたが、まっぴらだった。そんな再開から数年たったとき上林でトレイルランの大会があると新聞に載った。コースを見るとわたしのホームグランドである大栗峠を巡るコースと工忠君と歩いて完成させた北コースだ。これは出場しないわけにいかない、しかし歩き回った山道も走るとなると不安がある。そこで英樹君のことを思い出し、一緒に走ってみることにする。数日前からいつものウオーキングコースを走ってみる。もう30年ほどランニングはやっていない、でもウオーキングは続けてきたので何とかなると思っていた。ところがランというのはこんなに苦しいものかと思い知らされた。息は上がるし、足は上がらないし、身体は後ろから引っ張られるみたいだ。翌日は太ももからふくろはぎから痛くて大変、英樹君に話すと「ゆっくりゆっくり走って下さい」という。もちろん早くなんて走れるはずも無い。ゆっくりゆっくり40分近くを毎日走る。
 やがて筋肉の痛みも取れ、息も楽になってきた。ただ膝や足の甲など時々変な痛みが走る。これは絶対無理してはいけない、30代40代とは違うのだ、70代なのだ。故障してしまったら元も子もない。これは練習もレースも同様だ。もう競争はしてはいけない、自分の身体と相談しながら楽しもうと肝に銘ずる。
 というわけでレース同等のコースを一緒に走ってもらう。登りは歩き、小休止も入れる。思ったより楽に走れたが、山田に下りてから二王公園までのロード部分には参った。4Km余りの距離だが、舗装道路というのがこれほどまでにつらいものとは思わなかった。いつかは地下足袋でと考えていたが、このコースである限り無理な様だ。「70歳のおっさんには見えんなー」と70歳のおっさんに合格点をもらった。
 
 

コメント
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