2006.8.6(日)○ 日中32度
7:15 起床
9:50 出発 武生~今立町~池田町
15:10 美山町萌叡塾到着
昨日の休養で体も元気、本日も炎天下の中を美山町(現福井市)に向かうべくR417を進む。40Km程度の平坦な行程と思っていたら段々急になり、眼前に山の壁が迫ってくる、こんなはずじゃないと例の百均の地図を見るが合っているのだ。今日も峠登りかとあきらめやっとの思いで登っていくと、右手に今立町・武生の鳥瞰図が見える。人間の力って凄いなあなどと一人で感心しているうちにトンネルとなる。普通トンネルで峠は終わりのはずなんだがいつまでもローギヤのままだ、1Kmあまりで八ツ杉千年の森という公園がありすぐに板垣トンネルとなる。ここが峠のようである。トンネルの出口にお地蔵さんと水場がこしらえてある。
★峠列伝(1)2006年8月1日 逢坂山 国道1号線 京都府、滋賀県
困難度 1 景観 1 水場 無し 歩道 無し その他 車多し
★峠列伝(2)2006年8月2日 迫坂峠 国道8号線 滋賀県
困難度 2 景観 1 水場 無し 歩道 有り その他 車多し、峠にレストハウス有り
★峠列伝(3)2006年8月3日 賤ヶ岳隧道迂回の峠 国道8号線迂回 滋賀県
困難度 2 景観 2 水場 無し 歩道 無し その他 車通行少なし、峠はトンネル
★峠列伝(4)2006年8月4日 椿坂 国道365号線 滋賀県
困難度 4 景観 3 水場 有り 歩道 無し その他 車通行少なし
★峠列伝(5)2006年8月4日 栃ノ木峠 国道365号線 滋賀県、福井県
困難度 2 景観 3 水場 有り 歩道 無し その他 車通行少なし、福井県側は困難度5か
★峠列伝(6)2006年8月6日 板垣隧道の峠 国道417号線 福井県
困難度 3 景観 3 水場 有り 歩道 無し その他 車通行少なし、トンネル有り
とまあこんな形で紹介すれば参考になるでしょう。(五段階評価)
下りきったところが池田町の中心部でそば屋さんなどもあるが、休業の様子でまたしても行動食の昼食となる。池田町は能楽が盛んな様子、なんでこんな田舎で、、、と思うが元来農民の文化であったのかもしれない。能楽の里歴史館というのがあったが、あまり興味がわかないですどおりする。ちょっと心残り。堀口家住宅とか梅田氏庭園とか文化財が残っているが民俗資料館に立ち寄る。他にお客は無く、ゆっくりと見学しようとすると農作業姿のおじさんがぴったりくっついて離れない。展示してある道具をひとつひとつ説明してくれるのだ。田舎育ちの私にとっては大抵のものは名前も用途もわかっている。驚いたのは足羽川を下った筏の櫂である、太い木製で10m近くあり、あの川で一体どうして使ったのか理解できない。おじさんは雪解け時には水量も多くなるんだと説明していたが納得いかない。すると筏下りの旧い写真が展示してあった、あのばかでかい櫂を一人で操作している。昔の人は凄いなあ。筏には自転車が積んである、「帰りは自転車で帰るのよ」ってところなのか。そうするとあのばかでかい櫂はどうやって持ち帰るのか、おじさんに聞いても解らなかった。
この民俗資料館は分教場の跡だそうだ、二宮尊徳の像が残っている。おじさんの記念撮影をして民俗資料館を出る。
龍双の滝とかオウ穴群とかおもしろそうなものがあったが、時間が無く美山町に急ぐ。
萌叡生活塾に到着すると、さっそく自家製ビールをいただく。これが実にうまい、将来作ってみたいと思う。続いて薪割りの作務、チエンソーも使ったりして楽しい労働である。
夜は野菜中心の自家製のご飯、大変おいしく山盛り二杯いただく。ごちそうさま。
走行42Km 累計277Km 費用11,100円