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晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

長らくお待たせしました   3/28

2015-03-28 | 日記・エッセイ・コラム

2015.3.28(土)快晴

 精神的にも肉体的にも厳しい期間がありこの間記事を休んだのだが、休んでみるとこれが実に心地いい。怠け者になっているというか、加齢と共にプレッシャーやストレスに弱くなっている自分を感じる。休養は絶対に必要だと思われるし、緊張と緩和こそが永く元気に生きていく秘訣かと思われる。
 さて今日は難しいことはさておいて、この間にあった事件などを気楽に書いてみたい。
 事件1 綾部温泉で盗難にあう。
 永年日帰り温泉に通い、その回数は千回を超えていると思うのだが、盗難に遭ったのは初めてである。温泉はいつものルーチンでサウナに入ったり露天や薬湯に入ったりするのだが、さてひげそりと身体洗いをしようと棚に置いた温泉グッズを取りに行くと先ほどまで置いてあったグッズが袋ごと無い。中にはシェービングフォームとカミソリと乳液が入っているので、もちろんヒゲを剃ることは出来ない。クッソーやられた、まだ居るかもしれないと更衣室を見回るがそれらしい者はいない。諦めて湯船に戻るがイライラしてゆっくり浸かっていられない。早々に上がって係の人に状況を報告する。実は今年になってかみさんも盗まれかけたので問題としたい。彼女は持っていこうとする女性を現行犯で捕まえたので事なきを得たのだが、盗んだ本人は「そこにあったから、、」なんてとぼけたことを言っていたそうだ。病的な方の場合あり得るかなと思っていたのだが、わたしのお風呂グッズについてもちょっと普通では考えられないことと思うのだ。シェービングフォームや乳液はともかく、使い古しのカミソリを盗んでどうしようというのだ。その物品を盗んでどうしようというのではなく、病的、盗癖に類する犯行と思われる。しかし盗まれた方は収まらない。楽しく入るはずの温泉が一転、気分の悪いこととなる。
 そこで溜飲を下げるべく愉快な愉快な方策、おとり作戦を開始しようと考えている。天ぷら廃油、余ったエンジンオイル、修正液など命に別状の無い液体を容器に入れ、おとりの袋を準備し、盗みやすい位置に置いておこうと思う。考えるだけでも楽しくなるぞ。

【今日のじょん】幸せになってくれ、レオ
がさつなレオなんだけど、写真に撮ると何となく哀愁が漂う。こんなやつを飼ってやろうという里親も現れず、某団体にあずけることとなった。大騒ぎしてあずけに行ったその晩、里親になろうという人が現れたが、後の祭り。でもこれがレオにとって幸せなのか不幸なのか計り知れない。でも私たちとしては、今ある状態が一番幸せなんだと思い、また願わなければいけない。レオの別れの写真を見ていると、涙が流れて堪らない。
 

 

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ブログ休みます 3/20~22

2015-03-20 | 日記・エッセイ・コラム

2015.3.20(金)晴れ

 あなしら上林執筆のためブログ掲載2,3日休みます。悪しからず。

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ボーイズビー かんびシャス Ⅱ 3/19 

2015-03-19 | 日記・エッセイ・コラム

2015.3.19(木)雨

 さて、残ったスーツやコート、ネクタイやズボンだが、肩に埃がこびりついているもの、裏地などにカビが生えているもの、シミともカビともとれない汚れが広がっているものばかりで、全体にじとっとした感じで、さらっとしていない。触っていると手がねとっとしてきて気味悪い。とりあえずクリーニングすれば解消できそうなものは保管し、だめそうなものは処分する。クリーニングしたって同じ保管方法では結果が見えてるので、検討しなければならない。それに使用頻度の問題である。礼服以外のスーツを使用することがあるだろうか。かといって作業着にするわけにもいかない。何とも悩ましい問題である。
 昨日の靴の話、映像が出来たのでお見せしよう。

 上部のものは仕事に履いていたもので、いわゆるケミカルシューズだが常時はいているとすこぶる丈夫で、毎日はいても何年も持つものである。国産でかかとが減るのも少ないし、接着が剥がれることも無い、もちろん側が破れることも無い。日本のケミカルシューズの粋とでもいおうか。ところが履かずに保管していると写真のようになってしまう。底が分解してぼろぼろになる。これは一体どういうことだろう。ちなみにこれは新品である。
 下のゴルフシューズは懸賞で当たったもので安物だが、定価で6,000円ぐらいだったと思う。あっという間に靴底が剥がれ何度も修理したが結局使い物にならない。

 これは優れもののリーガルのシューズ。なんと30年近くたってるものと思う。かかとが少しすり減っているがあとは完璧。値段は当時7,000円ぐらいだったと思うが、今なら1万円は越えるだろう。こんな重い靴を今時はく人も無いかも知れないが、さすがにリーガルだ。ところでリーガルってあのロゴマークを見ると海外の特に英国あたりのメーカーという風に思うのだが、実は日本のメーカーなんだよね。ちょっと履いてみようかなという気もおこさせる。

【今日のじょん】じょんじょん天気予報は気象庁よりよくあたる。朝、階下に降りていくと小屋から出てこない。こういう日は必ず雨模様ということになる。散歩行ってもなにしてもボーッとしている。どこの犬もそうみたいで、ふしぎだねえ。
 

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ボーイズビー かんびシャス 

2015-03-18 | 日記・エッセイ・コラム

2015.3.18(水)曇り雨

 上林のカビについては「かび林撲滅作戦」(2015.1.8他)でご紹介したところだが、そろそろ薬剤の有効期限3ヶ月が近づいているのだが実に良好な成績で、大満足している。もっと早くこういう薬剤に気付かなかったかという気持ちである。これだけカビに悩まされる地域でどうして店頭にずらりと並ばないのか不思議な気持ちだ。仕方がないのでネット販売で購入したぐらいだから、、、。また、高価な薬剤と安価な薬剤とも同様の効果が得られることがうれしい。
 建物、壁、サッシ、窓ガラス、浴室などには最高の効果が得られるのだが、問題は靴や衣服である。7年間の上林生活でエライことになっているのだが、怖くて見られなかったと言っても信じてもらえるだろうか。実際見るに堪えなかったということもあるが、革靴やスーツなどを使用することも無かったわけだ。しかし冠婚葬祭その他使用することも出てくると思うので、勇気を出して点検をする。
 まずは靴から、、、そういえば帰雁忌靴底ぶっ壊れ事件もあったなあ。(2014.10.25参照)あに図らんや、いわゆるケミカルシューズというやつで抜群の強度を誇っていた新品の靴が8年間無使用で完全に靴底が腐食していた。カビ以前の話である。ところがもっと安物の靴でも年がたたないものは問題が無い。どうやらある一定の年月で急に壊れるものらしい。
 さて本革のものはどうだろう。リーガルの茶色と黒の二足があり、もう20年以上たっているが少し色はくすんでいるものの側も底も大丈夫、カビも来ていない。高級品と言うこともあるがやはり手入れがよかったということか。もう一足本革のEarthという靴がある。健康靴でかかとが無い。これも革も接着底も大丈夫、やはり靴の持ちは値段に比例するのか。とにかく、使用に耐えないものと使用する可能性の無いものは燃えないゴミにだして処分する。使用可能なものはワックスを掛けて、カビ防止スプレーを少しかけて、紙と乾燥剤入れて保管する。
 次は衣類である。これは値段に関係なく、カビとシミにやられている。シミは汗や汚れが沈着して出来たものだろう、再起不能な感がする。気に入ったものは染み抜きを検討することにして一時保管する。つづく

これは捨てることになった衣類、革のコートもあるぞ。クソッ
【今日のじょん】一昨日の大根かじられ事件についてどうも腑に落ちない。畑の中に足跡がないのだ。口かなんかで掘ったようなものはあるのだけど、、。もう一度写真をよく見ると、ネットが大根の方によっているのが解る。つまりネットを飛び越えるのでは無くネットの間から口を出してかじられたんじゃないだろうか。朝実験的にネットをおしてみると簡単に大根に届くのである。昨秋ジャガイモの葉を同様の方法でやられた、ネット脇のものだけ食べられたのだ。そうするとネットは地面側もぴしっと張らなければならないということになる。

ネットの裾が寄っている。畑の穴も足跡のようでない。

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本文休みます 3/16

2015-03-16 | 日記・エッセイ・コラム

2015.3.16(月)晴れ

 あなしら上林執筆中に付き本文休みます。2,3日かかると思われるので悪しからず。

【作業日誌 3/16】芝の種蒔き 高麗芝、野芝の既存の芝で苔が生えている部分に西洋芝、ペレニアルライグラスピクセンを蒔く。もちろん芝を掻き取って目土、真砂土、川砂を混ぜたもので覆っている。鳥が突くといけないというので防鳥ネットを掛ける。とにかく播種した芝はことごとく失敗しているので期待はしていない。

【今日のじょん】夕方にコロ助が来た。若い犬は動きが違う。落ち着いているといえば聞こえがいいがじょんもおっさんになったなあ。

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ガラケーはございませんか? 3/14

2015-03-14 | 日記・エッセイ・コラム

2015.3.14(土)曇り

 「ガラケー、ガラケー不要になったガラケーはございませんか?」なーんて猫が軽トラで廻っている。なんでもガラケーからスマホに買い換えさせようという魂胆らしい。
そんな時代にだぜ、「コンニチハ、電話がかかるだけでよくて、一番安いケータイ下さい」なーんてauの店に行く。なんともガラパなおじさんだこと。
 こんなもんいらねえやって携帯電話を解約して6年ぐらいの日がたつかなあ。見えない糸で操られているような束縛感から開放されてこれほど清々したことはなかった。
ところがその間に随分世の中変わって、携帯なけりゃ済まない時代となってきた。なんたって公衆電話が姿を消してきた、あんなにいっぱいテレカが残ってるってのにだぜ。
携帯電話が無くって困るのは、待ち合わせの時、もちろん携帯の無い時代だって待ち合わせはあったわけで一体どうしてたんだろう。

20年近く前、始めて携帯電話を持ったときのようなワクワク感がよみがえる。
 待ち合わせに遅れないよう対策をしていたこと、相手に遅れられても気長に待つ寛容な心があったこと、それでも遅くなったら伝言板に書いて帰るなんて結構おしゃれな時代でもあったわけだ。待ち合わせていても行けなくなるって事もあり、その際連絡のしようが無いわけだから、、、、。そういえば喫茶店やレストランで「〇〇町の〇〇様いらっしゃいますか、お連れ様から電話です」なんて光景もあったよね。しかしまあ、そんな時代も終わってしまった。とにかく仕事しようとすれば必ず携帯電話は必要となるわけだ。
 携帯電話を手に入れるのは簡単になっている。免許証と預金通帳があればその場で手続きできる。いやあ6年の間に小さくなったなあと感心するが、さて使い方が随分変わっている。電話の着信送信は解るのだが、その他の方法が解らない。というよりボタン操作が解らないわけだ。取説でも読んでみようと布団に入ったら、半ページで眠ってしまった。

【今日のじょん】初フリガ(マイフリーガード)する。フロントラインのジェネリック薬品のようなものだ。今春はダニの発生が遅い感じがする、未だ発見することがない。と言っても昨年雪の中にいたこともあるので油断は出来ないが、、、。そして効果的な予防薬のない人間も対策を考えねばならない時期となってきた。

こんなところまで鹿や猪が来てるんだから、ダニも持ってくる訳よ。

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ポストのある上林の風景 3/13

2015-03-13 | 日記・エッセイ・コラム

2015.3.13(金)曇り

 JPのお客様サービス相談センターに相談して、綾部郵便局から回答があって、どうなったかな?と思いきや、、、。いやはやびっくり、ポストがたっているではないか。
いや~ゆうてみるもんやなーっとポストのある風景を写真に収める。ところがどうも手放しで喜べない事が幾つかあって本日の記事となった。
 綾部郵便局の課長が言った「予算がありませんので4月まで設置できません」は本当か?
 ポスト設置の予算というのは、ポストを立てる工事の請負料であると考えられる。ポストや支柱そのものは備品として存在するもので、新たに製作したり購入したりするものではない。となると、今回のポスト設置については支柱を取り替える工賃だけが必要となる。そのお金が当局に無かったとは普通考えられない。もし仮に無かったとしても、予算を配分するところの上部団体に予算要求をして、早急にポストを再建しようという気は無かったようだ。つまり「予算がありません」というのは公務員独特の詭弁なのだ。もっとも郵便局は公務員ではないが、、。

ポストのある風景になったんだが、、、
 設置は誰がしたのだろうか?
 ポストの設置には厳格な仕様があって、何々㎡で何mかの穴を掘って、アンカーを沈め、コンクリートで固めて云々というものである。なぜこんなに厳格な仕様でなされるのかというと、公共の建造物が倒壊して市民の安全を侵したり市民の財産を傷つけたりしてはいけないからだ。今もその仕様が守られているかどうかは知らないが、その通りだと一基立てるのに相当の経費がかかる。だからこそ「予算がないので出来ません」に繋がるのだけれど、昨日の回答では「予算がとれましたので、3月中に設置できます」という回答だった。それが一夜にして出来たのはさすがに仕事が早いと感心するのだが、決められた仕様通りに立てたとすると早すぎるのではないかと疑念を持つ。というのは写真を撮ってきて、アップにしておやっと思ったのだ、足下がコンクリートで固めてない。もちろん固めた上で土をかぶせてあるのかもしれない、その時に揺すってみれば良かったのだが、そこまでは出来ないし、気がつくことも無かった。
 わたしがやいやい言うものだから局員さんが来てさっさと立てたんだろうかと怪しんでいる。そこまで勘ぐる必要もないのだけれど、それだけ信頼感がないと言うことである。

よく見ると納得いかない。
 再設置するときぐらい清掃しとけよな。
 これも写真をあらためてみてあきれたのだが、支柱は新品でとてもきれいだが、箱の部分は元のままで汚いことこの上ない。わたしはこの間郵便事業にとってポストは大切なものだと何度も言ってきたし、局員さんも「ごもっともです」とお答えいただいていたのだがあの汚いポスト見たら本当にわかっていただいたのか?である。いつもいつも清掃することも無いけど、立て替えたときぐらいきれいにしてあげる気持ちがあってもよかろうと思うのだが、、、。仕事というものはそういうものである。

【今日のじょん】じょん君縁(えん)に行く。

こんにちわ~、レンタル1時間1,500円あまり


乾燥も楽ちん、カワイコちゃんも来ていたノダ。
舞七条通り、行永公会堂の先、じょんのびにチラシ有。
 

 

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最終編 ポストのない日本の風景 3/12

2015-03-12 | 日記・エッセイ・コラム

2015.3.12(木)晴れ

 綾部局から連絡があった。課長は出張ということで担当の女性の方から電話があった。「予算をいただけることになりましたので、3月中にはポストを再設置いたします」という返事だった。一件落着と言いたいところなんだが、担当の課長から連絡いただけなかったことが残念である。
 昨晩お客様相談室に電話したのは夜になっており、綾部局に連絡があったのは今日の午前中と思われる。課長が出張というのが事実であれば、その連絡を取ったのは担当者の彼女であろう。担当者が上司の了解無しにわたしに回答することは考えられない。つまり彼女は課長と連絡を取って、回答していると思われる。さすれば、担当者に連絡させなくても自分で回答すべきではないかとわたしは思うのである。仕事の出来ない人間の常套手段といえば言い過ぎだろうか。
 「その予算はいつ要求されて、いつ執行されたのですか?」これは重要なことである、課長は、予算がないから4月にならないと設置できないと答えていたのだ。予想通り彼女は何も答えられなかった。

おっポストかな、いや消火ホースだった、、、。
 「予算が取れたので3月中に設置できると答えておけ」とでも言われたのだろう。「明日課長の方から連絡させます」と言われたが、もう必要は無いとお断りした。
 いずれにしても、声を出すことでポストが設置されることになった。ありがたいことであるし、ここに住む限り年に一度ぐらいしか出来ないけどポストの清掃をしようと思っている。担当者の彼女にはわたしの真意を伝えておいた。JPのPはポストなんですよって、決してperformanceでないことを、、、。
 次にはポストのある日本の風景、念道版をお知らせしたい。

 今日は中原中也の郵便局をご紹介したい。
郵便局
私は今日郵便局のやうな、ガランとした所で遊んで来たい。それは今日のお午[ひる]からが小春日和で、私が今欲してゐるものといつたらみたところ冷たさうな、板の厚い卓子[テーブル]と、シガーだけであるから。おおそれから、最も単純なことを、毎日繰返してゐる局員の横顔!――それをしばらくみてゐたら、きつと私だつて「何かお手伝ひがあれば」と、一寸[ちょっと]口からシガーを外して云つてみる位な気軽な気持になるだらう。局員がクスリと笑ひながら、でも忙しさうに、言葉をかけた私の方を見向きもしないで事務を取りつづけてゐたら、そしたら私は安心して自分の椅子に返つて来て、向うの壁の高い所にある、ストーブの煙突孔でも眺めながら、椅子の背にどつかと背中を押し付けて、二服ほどは特別ゆつくり吹かせばよいのである。
 すつかり好い気持になつてる中に、日暮は近づくだらうし、ポケットのシガーも尽きよう。局員等の、機械的な表情も段々に薄らぐだらう。彼等の頭の中 に各々(めいめい)の家の夕飯仕度の有様が、知らず知らずに湧き出すであらうから。
 さあ彼等の他方見(よそみ)が始まる。そこで私は帰らざなるまい。
 帰つてから今日の日の疲れを、ジツクリと覚えなければならない私は、わが部屋とわが机に対し、わが部屋わが机特有の厭悪[えんお]をも覚えねばなるまい……。ああ、何か好い方法はないか?――さうだ、手をお医者さんの手のやうにまで、浅い白い洗面器で洗ひ、それからカフスを取換へること!
 それから、暖簾(のれん)に夕風のあたるところを胸に浮べながら、食堂に行くとするであらう……

う~む、朔太郎の方がいいようだ。

【今日のじょん】おそらく今年最後の積雪だと思う。鹿や猪が断末魔の徘徊を続けている。野にも山にも彼らの食糧はないのだ。「これ以上食べたら太って困るわ」と言う人間の傍らで、今夜何か食べないと死んでしまうという動物が徘徊している。川の鹿は道路を渡ったら轢き殺されるということを知っているのかもしれない。それでも道路を渡って我が家の庭に入り貧相な龍のヒゲをむさぼっている。

川から真っ直ぐ府道を渡っている。

 

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続々・ポストのない日本の風景 3/11

2015-03-11 | 日記・エッセイ・コラム

2015.3.11(水) 雪 続ポストのない日本の風景は2015.3.5

 東日本大震災から4年、追悼の文を書くべき日につまらない記事を書くことをお詫びしたい。
 必死の訴えで、掲示文が変えられた。きっとすぐに修繕して設置しますからという文になっていると思い見に行く。そして愕然とする、前の文よりひどいではないか。
 前の文には撤去の事由も書いてあったし、連絡先の電話番号も書いてあった。一時がしばらくになっただけで何も変わりは無い。わたしが要求したのは、予算が無いならないでその旨、具体的にいつ頃設置されるか書いて欲しい、と言うことである。これは暗に予算要求をして、早急に回復させようという努力をして欲しいと願ったわけである。その真意が伝わらなかったのか、伝わっていたとしたら随分人を馬鹿にした文面である。

ビフォアアフター、貼ってある看板は個人のものである。断りを入れていたとしても程度の低い仕事である。

 しばらく近隣のポストをご利用下さいとあるが、どちらにいっても2Km近くかかるポストに腰の曲がったお年寄りが行けるかどうか考えて欲しい。
 わたしが問題としたいのは、「予算がないから出来ません」と簡単に答えられたことである。ではその課長は予算要求をしたのだろうか。もし予算要求をしていて、予算が下りないのならその予算の出所が問題となる。
 ポストというのは郵便事業の根幹であると思われるからだ。だからこそJPpostの名称使ってるんだろう。例えばこれが京都駅前にあるポストなら、即刻修理されるだろう。数十メートルで近隣のポストがあるのにだぜ。地方の山奥のたまにしか投函されないポストだから、ほっとかれるんだ。これって郵便法違反じゃないの。郵便法第一条の「あまねく公平に、、、」てのはもう無くなったのだろうか。
 さて綾部局がポストの大切さに気付いて予算要求をしたか、確かめるべくお客様相談コーナーへ電話する。丁寧に聞いていただいて、明日綾部局から連絡させますということ。
おいおい、綾部局は「予算がないからできません」と既に聞いているわけで、その予算を出すところに聞きたいわけだ。
「その部署はこちらでは解りません」
「調べてもらえませんか」
「綾部局に聞いて下さい」
「綾部局では、こちらから報告しておきますから、、といって教えてもらえませんでしたが」
「とにかくこちらでは解りません」
と堂々めぐり。
彼女は郵便法についても知らないと言っていた、一時の年金相談窓口を思い出す。
明日綾部局からとぼけた回答があるのかと思うと憂うつになる。

今日のポストのない日本の風景

【今日のじょん】

三月の雪景色ご覧あれ。

 

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じょんのびアラカルト’15,3  3/9

2015-03-09 | 日記・エッセイ・コラム

2015.3.9(月)雨

 ここまで美味くなった第三のビール
 のどごし生を飲み始めて9年あまり、例年シールを集めて何かあたる懸賞があったのだが、当初に牛肉があたって以来何も当たらない。苦労して集めてもちっとも当たらないのでバカバカしくて、止めようかなと思っていたら昨年から必ずもらえるキャンペーンとなった。

以来飲み続けて、ジョッキ2個、缶ビール15本をいただいている。これはとても集め甲斐があって、いい企画だと思う。特に最近は工場製造後できたてを送ってもらえて、これが実に美味い。しかもできたて出荷製品はこのキャンペーンでしか手に入らないらしい。いやはや庶民の味方ですなー。そんな庶民の楽しみにも税金をかけようという動きがあるらしい。許せんねえ。
 民衆の酒 第三は    安くて のどごしがいい
 高く持て 第三を    その蔭に 涙あり
 さらば去れ 本ビール  われらは第三を守る

 庶民の味方ダイコーにもの申す
 今冬のウオームビズの主役、ダイコーのジャージを昨年紹介したが(2014.12.17)実はこれがとんだ不良品だった。庶民の味方とまで持ち上げたのだが、撤回する。
 というのは799円で購入した暖かそうなジャージ、1回洗濯しただけで裾の縫い目がほつれてしまった。いくら安物でもこれは不良品だ、クレームに行こうと思っていた間にかみさんが縫ってしまったので、やむなくはき続けることにした。ところが他のところもどんどんほつれてきて、いよいよ限界となってきた。ということはワンシーズン持たなかったわけだ。安物買いの銭失いとよく言うが、こういう作業着にもするものに高いお金を使うわけにはいかない。安い衣類を買うときは、サイズを合わせるだけてなく、ステッチなどもしっかり点検することが大切である。いまさら文句言えへんもんなー

だめだこりゃ。
 ブルーライン引かれる
 ブルーラインたって、横浜の地下鉄じゃねえど。京都「ゆラリー」サイクリングロードを示すブルーのラインだ。昨年開通時には市街地や表示が必要な部分のみだったが、今年は全線に向かって引かれているようだ。我が家の前の府道一号線もようやく両側に引かれ、春のシーズンを待っている。となると昨年約束したじてんちゃカフェが気になってくる。まるで工事が進んでいないわけだ。とりあえず土台と野外喫茶が出来るよう頑張るべか。

 探していたペン
 今年から手帳を高橋のリベルデュオ5から吉川弘文館の歴史手帳にした。年代表が付いているのが魅力だったのだが、その他に不必要なことがいっぱい書いてあって少し気に入らない。手帳記入用の小さなペンが欲しかったのだが、なかなか見つからなかった。ゴルフのスコア記入用の鉛筆などを利用していたが、そこら中が汚れるのとすぐに折れるなどで不満だった。とあるホームセンターでやっと見つけたのは、パイロットのバーディスイッチというボールペン、シャープの両用で、細くて小さい、クリップもしっかりしていてなかなか良さそう。しかもボールペンの替え芯もあるという。探せばあるもんだね。

 春を運ぶいかなごの釘煮
 小さいときから似たような佃煮を食べていたがあまり美味しいものではなく、さして好きなものでは無かった。中尾さんにいかなごの釘煮をいただいたのは2年前だったろうか、これは実に美味い。それまで食べていたのは一体何だったんだろう。「今年は材料が高いのよ~、身が大きすぎるのよ」なーんていいながら今年もいただいた。これがまた最高に美味い、食べた後にほんのりと山椒の味と香りが残るのだ。ビールに良し、熱燗に良し、焼酎にも良し、ご飯に良しで日本一、日本一ってことは世界一。
 ふき味噌といかなごの釘煮は春を告げる最高の食べ物である。ご飯がうれしく、待ち遠しくなる。

かみさんがいない日の食事、くぎ煮だけでもいいのだけど、、。

【今日のじょん】じょんはパンのみに生きている???
 かつてはあまり好きで無かったと思うのだが、最近は毎朝ねだりに来る。パンのみに生きてんやないで。
 

  
 

 

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どうするタイヤ? 3/8

2015-03-08 | 日記・エッセイ・コラム

2015.3.8(日)曇り

 そろそろ夏タイヤに切り替え時期かと思うのだが、問題はラジアルタイヤが2分山で替え時ということだ。7年乗車の6、5万の走行距離だとやむを得ないと思うが、予算のこともあるので頭が痛い。新車の時は黙って付いているので考える輿地は無いが、買い換えとなると選択肢が広がるので辛いものがある。
 自転車に乗っているときショップの竹中さんが、「自転車の部品で一番大切なものはなんですか?」という問いを出した。みんなクランクだとかハンドルだとかホイールだとか応えていたが、さすがにスピードを追求するチームだっただけにブレーキというのは無かった。正解はタイヤだった。
 先日下鴨神社にマンション建設というニュースが流れて、ぼーっと見ていたら、その竹中さんがインタビューに現れた。マンションはともかく、竹中さんは元気そうで良かった。
 確かにロードレーサーの場合あの細いタイヤの極一部が路面と接地して、抵抗を少なくグリップ力を大きくという何とも矛盾した性能を求めるのだからいたしかたない。給料が十数万の時代に、試合用は1万円、練習用は8千円ぐらいのタイヤをはめていた。それを2本はくのだからたまらない。ガラスの破片でもパンクするんだから、レースたって運試しみたいなもんだ。

タイヤのチラシ満載
 そんなことを考えれば自動車のタイヤって安いもんだなと感じるのだが、かといって予算が増えるわけじゃない。3月は決算期のせいかタイヤ店のチラシも多い。チラシでは値段ばかりを前面に出しているが、性能については書いていない。わたしの要求は、安全性、低燃費性能、安価程度かな。過酷な運転も長距離運転もしない。こういうものをチョイス出来るようなCMだといいのだけど、そうはなっていない。ネットで情報を調べても、評価は千差万別で判断のしようがない。行きつけの整備工場に相談すると、量販店で買われる方が安いですよ、と親切に?アドバイスしてくれる。ちょっと販売店まわりしてみるかな。
 タイヤだけでなく、冷蔵庫は時々勝手に解凍しているし、トースターは調理ボタンがめちゃくちゃだし、FAXは使用不能、電話は押せないダイヤルボタンがあるし、洗濯機は先日水漏れしたし、なんとも物入りな季節である。そうでなくてもアナログ放送が終わってテレビ買ったし、電気ストーブがうなり声挙げて慌てて買い換えたし大変なのだ。

【今日のじょん】テレビでエチオピアウルフの番組やってたら、じょんがじっと見ている。とくに鼠獲っているとことか、子供達が出てるとことか、、、。普段テレビを見ることはそうないのだけど、「ゆきちゃんに似てるで」なんて言ったからかしらん。

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続・ポストのない日本の風景 3/5

2015-03-05 | 日記・エッセイ・コラム

2015.3.5(木)曇り

 行きつけの喫茶店に入り、ちょっとコーヒーブレイクしようかという時、「ごめんなさい、今コーヒー豆仕入れるお金がなくて、来月なったら出来ますからね」と言われたらドウスル?
 予算がないのでポストが立てられないというのは同じことではないだろうか。昨秋、日本郵便の父前島密記念ポストが設置されたというニュースがあった。日本最初のポストは明治4年の郵便創業の年に粗末な木の箱でつくられたそうだ。翌年には黒い角柱のものとなり、郵便箱を垂便箱と勘違いしオシッコかけられたなんて話も残っているそうだ。とにかく郵便制度開始と同時にポストもつくられたわけだ。だからこそ前島密の胸像もポストの上に鎮座しているわけだ。もっともポストは御影石の何ともセンスの悪いもので残念だが、ポストが郵便事業のシンボルであることがうかがえる。ポストは郵便事業が地域に向けている顔なのである。
 一時郵便事業への民間参入が騒がれたことがある。その時ポストを全国津々浦々に何万本だかを立てることが条件になって、結局どの企業も参入できず信書送達の独占は守られた。何とも姑息な方法であったが、それに対抗したクロネコのメール便も撤退するというニュースが最近あった。ポストのおかげで郵便事業の独占が守られたわけだ。
 さて、株式会社となった日本郵便は経営理念として次のように挙げている。

ポストのない日本の風景 
「日本郵便は、全国津々浦々の郵便局と配達網等、その機能と資源を最大限に活用して、地域のニーズにあったサービスを安全、確実、迅速に提供し、人々の生活を生涯にわたって支援することで、触れ合いあふれる豊かな暮らしの実現に貢献します。」
 下線を引いた配達網等の末端にあるのが郵便ポストではないのか。それを「予算が無いので設置できません」はないだろう。前島密が泣いてるで。
 わたしたち利用者は郵便局に気に入らないことがあっても、他の会社に替えることはできないのである。一般の企業なら「顧客は黙って去って行く」ということになるのだが、他の会社のポストは無い。だからこそ仕事はきちっとしなければいけないのだ。予算がなければ、取ってくる、上記三つの筋を通せば予算は取れる。億の金取ってこいと言うのではないわけだ、それも出来ないような会社なら未来はないぞ。

 中原中也にも「郵便局」という詩があるのだが、わたしは萩原朔太郎の「郵便局」が好きだ。
 
 郵便局

 郵便局といふものは、港や停車場やと同じく、人生の遠い旅情を思はすところの、悲しいのすたるぢやの存在である。局員はあわただしげにスタンプを捺し、人人は窓口に群がつてゐる。わけても貧しい女工の群(むれ)が、日給の貯金通帳を手にしながら、窓口に列をつくつて押し合ってゐる。或る人人は為替(かわせ)を組み入れ、或る人人は遠国への、かなしい電報を打たうとしてゐる。

 いつも急がしく、あわただしく、群衆によつてもまれてゐる、不思議な物悲しい郵便局よ。私はそこに来て手紙を書き、そこに来て人生の郷愁を見るのが好きだ。田舎の粗野な老婦が居て、側の人にたのみ、手紙の代筆を懇願してゐる。彼女の貧しい村の郷里で、孤独に暮してゐる娘の許(もと)へ、秋の袷(あわせ)や襦袢(じゆばん)やを、小包で送つたといふ通知である。

 郵便局! 私はその郷愁を見るのが好きだ。生活のさまざまな悲哀を抱きながら、そこの薄暗い壁の隅で、故郷への手紙を書いてゐる若い女よ! 鉛筆の心も折れ、文字も涙によごれて乱れてゐる。何をこの人生から、若い娘たちが苦しむだらう。我我もまた君等と同じく、絶望のすり切れた靴をはいて、生活(ライフ)の港港を漂泊してゐる。永遠に、永遠に、我我の家なき魂は凍えてゐるのだ。

 郵便局といふものは、港や停車場と同じやうに、人生の遠い旅情を思はすところの、魂の永遠ののすたるぢやだ。

 【今日のじょん】
 最近自己主張が激しくなってきた。散歩嫌ったら動かないし、こっち行くとなったら頑として聞かない。それでもこちとらは主導権もってなきゃいかんので、無理に引っ張ったりするとある行動をする。左足を挙げて痛そうにするのだ。これには弱くてじょんの言うとおりにする。なんかアヤシイナと思っていたら、かみさんが同じ事言うからドキリとする。そんな高等な戦術使うのかなあ、とりあえず要観察とする。

引っ張ってもダメ

 

 

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ポストのない日本の風景 3/4

2015-03-04 | 日記・エッセイ・コラム

2015.3.4(水)曇り 

 BS日テレ月曜の21:54~「ポストのある日本の風景」という番組がJPの提供であるそうだ。「想いをつなぐポストが見つめる 日本の情景 ”わたしに会いにきてください・・・”」というおしゃれなうたい文句で、牧歌的な風景を毎週放送されている。
 ところで先日お知らせしたとおり(2015.2.26)わが村の念道にあるポストは1月5日に撤去されたまま未だに設置されない。原因は支柱が腐食して、倒れかかっていたと言うもので、そこまで放って置いたことにも驚くが、2ヶ月たっても設置されないことに疑問を感じた。
 「別のお近くのポストをご利用下さい」と書いてあるのだが、近くにポストなんかありゃしない、上下どちらに行っても2Kmはかかるのだ。
 出す郵便物たって月に2,3通だけどたいがいかみさんがじょんと一緒に歩いて投函している。最初にポストが無くなったのも投函に行って気付いたのだ。それから2,3度、もって行っては持ち帰るということを繰り返していた。

ポストの代わりに貼り紙があった。
 2月の初めだろうか、このまま廃止になると困るので八津合の郵便局へ問い合わせた。取り替えということなのでしばらくお持ち下さい、と言う返事だった。しばらく、一時なんてのはうまくできたことばで、いつになったらできるのか少しも解らない。
 2ヶ月たってもなにもされないので、担当している綾部郵便局に問い合わせる。電話に出た女性職員が「準備をしておりますが、遅れております。申し訳ございません」と回答、わたしはそんなことを聞いているのでは無い、具体的な進捗状況を聞きたいわけだ。責任ある方に替わって下さいと頼むと、「会議中です、折り返し連絡しますのでお電話番号を」とのこと。これは親切な対応に聞こえるが実は失格、だれもがいつでも電話に応えられるような状況では無い事を知るべきだ。「こちらからかけ直しますから、、」といってもしつこく「お電話番号を、、」と言っている。この場合は「そうですか、〇〇頃には会議が終わりますのでお掛け直し願えますか」というのが正解。
 さて数時間後、責任ある?某課長に連絡する。
「あれは撤去ではなく、一時撤去ですよ」
「それは解っています、貼り紙にそう書いてありますから、、。2ヶ月も放っておいて一時ですか」
「申し訳ありません。今年度の予算が無いものですから、故障した1月には既に無いということでして、、、」
「すると出来るのは4月以降ということですか。」「そうなります。」
「それがわかってるんやったら、あの書き方はあかんやろ、ちゃんと4月以降になると書き直せよ」と頭にくる。
「わかりました、書き直します」
「しかし郵便局にはポストを修理するお金も無いのですか」「そうです」
「そんな馬鹿な話はないでしょう」
「他にも沢山立て替えがありまして、順番という事もありますし、、、」

 「予算がありませんので」というのは公務員の断りの常套手段で、綾部市でも中丹土木事務所でも何度も聞かされた。予算がないという理由でやらなければならないことをやらないというのは実にずるい態度だと思う。住民は諦めるしかないのだから。
 ところでここでおやっと思う。郵便局はもう公務員じゃないんだ。公務員の伝家の宝刀使こたらあかんやろ。
 しかしこのポスト事件は某課長も気付いてない大きな問題を含んでいる。つづく

ポストのない日本の風景

【今日のじょん】サリーちゃん一家が遊びに来る。すっかり田舎犬になりよった。まいちゃんも人なつっこいねエ。


 

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鹿事件 2/28

2015-02-28 | 日記・エッセイ・コラム

2015.2.28(土)曇り

 長い間鹿衝突事件は起こらなかった。いや起こっていたけれど気付かないほどの軽微なものだったのかもしれない。今日の0時過ぎ、ドンという音がして車が路上に停まっている。運転の方は車の点検などのために降りてこられていたが、けがなどは無いようである。エアバッグも作動していないようで、しばらくして走り去った。エンジン、電気系統の故障も無いようだ。問題は鹿の遺体である。暗闇で解らないのだが、どうもそこいらに見当たらない。過去に下の府道で5回衝突事故が起きているが、遺体の行方不明が2回、そのうち1回は2年後に竹藪の中から白骨となって出てきた。
 鹿の遺体が見つからないことで問題なのは、その処理のことである。道路上で見つかれば道路管理者が処理してくれるのだが、私有地で発見されたら地主の責任となるわけだ。遺体処理の原則は穴を掘って埋める事のようだが、そんなことが個人で出来るわけが無い。鹿の遺体となると100Kgは越えているだろう。自分の土地で倒れたとしたら、一刻も早く発見して道路に運び出す手だ。落語鹿政談に出てくる奈良の鹿そのものだ。
 とりあえず自分の土地をぐるりと見回る、どこにも見当たらない。次に近所をくまなく見回るがやっぱり見つからない。遺体があればおびただしいカラスが集まってくるのだが、それも無い。うむ、遺体無き殺鹿ということだろうか。
 あらためて現場検証をすることとした。車は奥から走行してきている。衝突現場は隣家との間の道路と向井の空き地の間の府道、これは破損した車のプラスチック片などの状況から想像できる。

衝突現場は歩道の分離帯切れ目のセンターラインあたり。車は左から来ている。
この場所は鹿の通路であり、過去の事故の半数以上はこの場所である。ただ、いつもの場合残っている鹿の血痕や体液などの汚れやスリップ痕は見られない。つまり運転手の方は衝突するまで気付かなかったのだと思われる。衝突後、車は無事に稼働していたしライトも点灯していたので、致命的な故障とはなっていないようである。エアバッグも作動していないようで、鹿も致命傷となっていないとすると、車の端に当たった軽い衝突なのかもしれない。ただし車の破片は50mくらいの拡がりをもっており、ドンというかなり大きな音を聞いていることを思えば、車のスピードはそれなりに出ていたのではないかと想像できる。

 この時期山にも里にも食べ物がないため鹿の出没は強烈である。現場付近の斜面の足跡もいつも以上に多く、我が家の蔦を始め龍のヒゲやそれに類する草がことごとく食べられている。おそらくこれらを食した後、道路に出たところで衝突したのだろう。衝突地点から10m離れた歩道に、車の破片と共に鹿の体毛が束になって落ちていた。おそらく衝突時のものだろう。不思議なのは衝突した後、鹿がどのように逃げたかということである。

食い荒らされた痕、残された鹿毛、歩道部分のみ破片を集める。
 衝突場所から下20mあたりの歩道側にまとまった鹿の糞が残されていた。よく観察すると衝突現場からぽろぽろと落ちており、まとまった糞の周囲にも散らばっている。もし衝突のショックで脱糞しながら移動したものなら、鹿は北側綾部方面に逃げたものと考えられる。例え致命傷を負っていなくても、骨折とかしていれば鹿は生きていけないものだろう。どこかに遺体がないかこの方面を探してみよう。

残された糞、衝突現場までパラパラと続く。
 今回事故に遭われたドライバーの方には大変気の毒に思うが、いつもこの道を通られる方なら、我が家と隣家の間の道路は鹿の危険があるので充分に注意していただきたい。

【作業日誌 2/28】店先バリアフリー完成、経費2,631円
 一応店周りのバリアフリーシリーズはひとまず完了ということにする。もちろん不充分なんだが、なんで新築の際に徹底的にしておかなかったのかと悔やまれる。

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本文休稿 2/18

2015-02-18 | 日記・エッセイ・コラム

2015.2.18(水)雪、雨

 「あなしら上林」執筆に付き本文休稿します。

【今日のじょん】昨日のことなんだけど、川向かいの草むらでガサガサって音がすると思ったら鹿が4頭土手に上がっていった。猟期は終わったのだが、害獣については1ヶ月延長とのこと。かつては猟期には姿を見せなかったのだが、いまやお構いなし。近所でもスイセンがしっかりやられたのこと。スイセンって毒じゃないの?じょんもあきれておったのだ。

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