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晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

今年の雪は参ったぜ 2/20

2018-02-20 | 日記・エッセイ・コラム

2018.2.20(火)晴れ

 今年の雪は参ったぜ!なんて言うと北陸や東北の日本海側の人には笑われてしまうが、参ったのは降雪ではなくて水道の検針である。実は水道の量水器は雪の多い所はちゃんと家の軒下などに設置されていて問題は少ないのだが、担当する地域の多くはまるで雪のことは考えずに設置されているもんだから雪が積もるととんでもないことになる。特に屋根からの雪が集中するところに設置されている場合は、1m以上の雪を取り除く必要があるのだが、落下時の圧縮でカチンカチンな上に降雪後の寒波で氷山状態になっている。事前に往年のピッケルとショベルで秘密兵器を作る。

我が家の例、こういう感じで量水器を掘り起こす。古民家ではこんなもんじゃ無い。
昔のピッケルが役に立つとは思わなかった。

 ところがこんなもんじゃ追いつかない、でどーするかって?備中鍬ってやつを借りてきてガンガン山をつぶしていく。普段なら数分で終了する検針が20分、30分とかかる。この時期検針単価は10円近く上がるのだがそういう感覚ではやってられない。ボランティア精神にのっとって掘り進むのだが、時間はどんどん進んでいく。どうしようも無いところは飛ばして最終地点まで進む。普通3日のところが5日かかっている。6日目にやり残した8軒を雪スコップ持参でやっつける。もうこうなったら意地の世界だ。
こういう家はすべて常時不在の家である。住んでる家はそれなりに対応をされているのだが、住んでいない家は雪が降ったそのまんまだからつらい。

これは水道を引いておられない家だが、不在の家はこんな感じ。
 もう一つ困ったことは漏水の処理である。今期の冷えは強烈で、マイナス8℃、9℃が数日続いた。普段の数十倍の漏水があり、一つ一つ対処するとこれまた膨大な時間となる。しかしこの仕事は人のためになる仕事だ。手を抜くこと無く丁寧に対応する。いやあ、今年ほど充実感のあふれる検針もなかったものだ。

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雪かきくけこ’18 1/25

2018-01-25 | 日記・エッセイ・コラム

2018.1.25(木)雪
 今冬は降雪回数は多いのだが積雪は少なく、雪かきをすることもなかった。今冬8回目の降雪かと思うのだが、ついに30cm越えとなってしまった。

 まあ仕方の無いところか。上林念道午前11時で33cmで、その後断続的に降り続いた。終日雪かきで車が出入りできるようになったのだが、今夜も降るそうで明日も雪かきが予想される。じょんのびの雪かきで困るのは、機械が使えないことだ、なんてったって下がバラスだもんだから吹き飛ばすタイプのはフィンが壊れそうだ。押すタイプならいけるかもしれないのだがこれは自治会に無いようだ。自分で購入する勇気も無い、年に数回使うだけに大金を使うわけにもいかない。てなわけで雪ハネでこつこつやっているのだが、例によってトレーニングと意識してやってるので苦痛では無い。
 今日の雪はいつになくサラサラのパウダースノウで効率はすこぶるいい、それでも広すぎる庭なので5時間はたっぷり雪かきくけこ。ようやく車の出入りが可能になったのだが、問題は残る。実はほとんどの部分に傾斜があり、スノウタイヤを履いていても二輪駆動では取り回しが大変なのである。とにかくバックでは方向が定まらないし、前進だって登りのみ、それも止まったらだめなんだからどうしようも無い。
 そこでだ、10数、年前に買ったゴムタイヤチエンを使ってみることにした。ボルボに乗ってるときスノウタイヤは要らないしてんで買った物で、一度も使ったこともない。あの鈴鹿峠の大雪でさえノーマルでやり過ごしたものだ。(チエンは積んでいたけど、着ける機会がなかったのだ。)仮に取り付けたとしても途中で放り出してるだろう。ゴムチエン、いやプラチエンとでも言うか、本当のチエンより取り付けは簡単になっているが、習わないと着けられるもんでは無い。

取り外しも結構大変なのよね。
 それを着けてみたのだ、しかも雪の中で、、、、。悪戦苦闘の末着けたんだが、その効果たるや抜群、坂でも雪でもスイスイ。昨年の大雪に使っていればよかった。あの大雪の日にスノウタイヤ履いていても、ずるずるフラフラ、対抗車に向かっていてもどうしようも無いんだから。それでも止まらずにゆっくり進んでいればなんとかなるんだけど、山家で国道から府道に入ったあのカーブの坂道で除雪車が前方にいたもんだから最悪。一番坂とカーブのきつい所で止まったもんだから、、、、結果はわかるでしょ。
 そんな時もプラチエン着けてりゃ楽々、、、。みなさんスタッドレスに頼り切ったらえらい目に遭いますよ。あれさえ履けば無雪期と同様に走れると思っている御仁がいらっしゃるから驚きだ。チエン、もう一度見直してもいいかも。
【今日のじょん】

結構りりしく写っているけど、実はへろへろ、「昔はラッセルラッセルよー遊んだのになあ」

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あけおめ2018 1/1

2018-01-01 | 日記・エッセイ・コラム

2018.1.1(月・祝)曇り

 穏やかな元旦の朝、素直に喜べない。大体こういう年は大雪になったりするねん、なーんて心の中では雪が少ないようにって祈ってるわけ。こういう複雑な気持ちは雪の降る地方じゃないとわからないと思うが、とりあえず新年おめでとうございます。

今年はおいらの年なのだワン。
 元旦は恒例の朝風呂に行き、おせちを頂いて、初詣に参るという地味ではあるが贅沢な時を過ごしている。
空いてる温泉が近くにあることはなんともラッキーなことで、大きな湯船でゆったり過ごすのはこの上ない贅沢である。

綾部温泉、車で10分がらんがらん。
おせちもいいのだが、山田さんに頂いた黒豆と小沼さんに頂いた小芋がとりわけおいしいのはやはり地元の食材と言うことか。お酒も地酒の綾小町なのでよろしい。
 初詣たって氏神さんの河牟奈備神社で歩いて5分、酔い覚ましにはもってこいだ。その足でウオーキングがてらに小芋のお礼にお酒を持って小沼さんを訪ねる。そしたら黒豆入りのお餅が搗き上がったところで、こいつは春から縁起がいいわいわい。

かみさんよーけ頼みすぎ、じょんもシラー。
 帰って一休みしたら、昨年もらった堅木や栗を割る。薪割りは腹ごなしには最高、暗くなって手元が見えなくなったら、また夜ご飯、なんとも幸せな新年の始まりである。こんな些細な幸せを壊さないでくれよ、頼むで金さん、トラさん。


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大晦 12/31

2017-12-31 | 日記・エッセイ・コラム

2017.12.31(日)曇り

 今年出来たこと
 月3日のスイムトレーニング(1,500mインターバル)、月1回の上林トレイル山行(市茅野~遊里)
寿命延ウォーキング教室2回開催、薪集め約1.5年分、水道検針870軒4回、芝張り、庭木剪定、森井さん宅の草刈り、寿命延ウォーキングの実践(腰痛は皆無)

 出来なかったこと
 焼却炉建設、ゴミボックス作製、ベンチ設置、台風で壊れた看板・物置の窓・郵便受けの修理、自転車小屋の建設、鹿ネットの整備、上田さん宅の藪整備、BIKEトレーニング、樋のつまり直し、店の柱の蔦取りと塗装。

昨日佐々木さんに頂いた栗の木、焼却炉は3年越し。
台風で流れ着いた堅木を頂く、木小屋のワンスパンが約1ヶ月分、使っただけ補充しないと、、。

 てなわけで慌ただしい一年が暮れようとしている。田舎生活ってなんて忙しいのだ。家と庭の守がとにかく大きい。薪集めも多大な労力と時間を要する。おかげさまであちこちで頂けるのだが、伐って、運んで、割って、乾燥しての手間は大変。例年割り切れずに越冬するのだが、その間に質が落ちることになる。下手をすれば腐ってしまい使い物にならないことさえある。今年の場合は薪割りを最優先したので冬までにすべて割り切った。年末に頂いた木は正月の楽しみにおいてある、これは餅の腹ごなしにはもってこいの運動である。
 いっぱいやり残したことはあるが、まっいいかの根性でいかないとやってられない。来年も頑張るぞ、それなりに、、、。

 【今日のじょん】ステロイド投与で病状は安定し、目標の10歳は来年3月達成できそう。次の目標は犬の平均年齢14歳ってとこか。それにしてもじょんゲル係数が年々高くなる。

ニューモモちゃんが来て大騒ぎ。

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騙されねえぞ税調 12/14

2017-12-14 | 日記・エッセイ・コラム

2017.12.14(木)曇り

 年末が近づき、確定申告の資料を整理し始める。それに先だって自民税調の所得税改革(改悪)の方針が固まってきた。
 その骨子は給与所得控除、公的年金控除、基礎控除の見直しである。基本的に給与所得控除と公的年金控除を10万円下げて、基礎控除を10万円上げようというのが見えている。控除額が減少すると増税となり、増えると減税と言うことになるのはおわかりと思うが、問題は当初から高所得者には増税となって、低所得者には影響が無い、むしろ基礎控除の増額は自営業者にとっては減税となるといううたい文句である。各紙も同様の論調を繰り返し、マスコミ全体が低所得者には影響ないよ、金持ちの税金を上げるのだよと言っているように思う。
 アベノミクスに批判的な同志社大の浜矩子氏でさえ「金持ちへの増税は必要」というだけで今回の税調の改悪には言及していなかった。新聞紙上で反対する論者も「高所得者への増税といっても所詮給与所得者からとるだけのものだ」と言った論調だ。

「我々貧乏人には関係ないわ」と思っていませんか?
 今回の税調の方針は実は低所得者にも大きな影響を与えるものだと言いたい。それはこの次節かなりの数になるだろう給与所得と年金所得がある人たちのことを顧慮していないことだ。わたしもその範疇に入るのだが、周囲を見てもこの層は相当の率を占めると思う。政府自体が高齢者の労働を推進している経緯もあるし、実際に年金だけでは生活できないといった実態でみんな働いているのだけど、決して高所得者では無いのだ。こういった人たちの控除額合計は-10-10+10で10万円の減額となり、結局増税しているのである。
 税調の言い分では、給与所得者は給与所得のみ、年金所得者は年金所得のみで暮らしているという考え方なのだろう。実際には両所得者は多いわけで、その場合は基礎控除を20万円上げて現状維持と言うことなのである。
 この部分が表面に出てこないのは、マスコミも一体となった政府の陰謀としか思えない。この部分の増税額はおそらく膨大なものになるだろうが、一向に試算に上がってこない。
 そしてわたしの記憶が正しければ、健康保険料や介護保険などの算定基準は各所得の控除額は引かれるが基礎控除は引かれないと思うのだが、どうだろう。つまり第二の税金ともいえる社会保険料がぐんと上がる結果となるわけだ。収入に伸びしろを望めない高齢者の暮らしはますます苦しくなるばかりである。

【今日のじょん】今期二度目の降雪、たいしたことはないのだが早すぎやしねいかい。

ダウンのコートにえりまきまでしておりやす。

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最悪の週間 10/27

2017-10-28 | 日記・エッセイ・コラム

2017.10.27(土)雨

 それは先週の土曜日から始まった。仕事で出ている時にかみさんから電話がかかる、「コーヒーミルが壊れたみたいで、すぐ帰ってきて、、、」我が家のコーヒーミルは中古で買ったもので、もう10年近く頑張っている。なんでももう廃番だそうで二度と手に入らない代物だ。なるほどスイッチを入れるとすごい音がして、ミルが回らない。やむなくばらしてみると、4cmほどの針金が挟まっている。いやあ参ったなー、仕入れの豆に入っていたのかなあ。何とか取り除いて元に戻し、おそるおそるスイッチを入れてみる。ブーンといつもの音がして、修理完了。一件落着と思いきや、仕事が納期に納まらない恐れが出てきた。このあと台風は来るし、自分の行事も目白押しなのだ。

これが壊れたら商売あがったり、これが災難の序章だった。

 そしてたいしたことは無いだろうと思っていた台風が大暴れして、あちこちが壊れてしまった。既に報告済みだが綾部側の看板が吹っ飛んでいるのも見つかった。最大のトラブルはじょんで、ストレスが原因で胃腸の調子が崩れ、下痢が止まらず夜中に何度も起こされる始末、その上菅坂が通行止めで病院に行けたのはようやく昨日のことである。
 台風の影響で予定していた26日のウオーキング講習会は延期、28日のBIKEの君尾山林道試走も延期、楽しみにしていた29日の二王門見学会は中止、仕事中にBIKEのトリップメータが故障、どうしても行きたかった国宝展の前期もこの期間に終了してしまった。そしてこの間極めつけの惨事が二件起こったのだが、あまりにも悲惨でおぞましい事件なので公表は差し控えて、心の中に納めておこう。
 いずれにしても、家が倒壊したり、水没したりしたことを思えば些細なことであり、私たちもじょんも元気に生きていることをありがたく思わなければいけない。
 
じょんもなんとか回復。

自慢のウオーキングコースも寸断。

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大荒れの月曜日 10/23

2017-10-23 | 日記・エッセイ・コラム

2017.10.23(月)曇り

 のんきに演奏会などに行ってたら、夜になってえらいことになってきた。実は昼間もホールの中に居たのでわからなかったのだけど、かなり強い雨と風があったらしい。それらが留守番をしているじょんにすごいストレスとなって、夜になっておう吐、下痢が朝まで続いた。雨風も夜通し吹き荒れて、一向に治まらない。かみさんが横について世話していたけれど、都合七回の下痢、おう吐ということだ。 
 朝になっても雨はやまず、外に出てみてびっくり、ポストは倒れて壊れているし、小屋の窓は吹っ飛んでいる、ドッグランどのアーチも倒れ、折れた枝が辺り一面散乱している。こりゃあ、近所も被害が出ているかもかもとばかりに、雨の中を見回りに行く。

 まず、じょんのび入り口の防火水槽に土砂が流れ込みあふれている。この夏、村用で泥を掻き出し清掃したばかりなのに元の木阿弥どころか手の着けようのない被害となっている。流路も一部改良されたのだが、じょんのび側は怪しげな土手で、いずれ決壊しそうだ。

上林川に下りてびっくり、流木が堤防の上まで届いている。水位はかなり下がっているが、一時は堤防の上端まで来ていたようだ。ふと下流をに目をやると、堤防の崩れが見える。堤防が削られたのかと近づくと、首の皮一枚で持っている状態で堤防上の道路は完全に無くなっている。



こりゃ大変とばかりに帰宅して土木事務所に決壊の旨電話すると「上林川、睦合町ですね、伝えておきます」とすげない対応。詳しい場所やこちらの連絡先など聞くべきではないのか。おそらくそこいら中の災害で職員が出払っており、わけのわからん職員が残っているのだろうけど、もう少し職員訓練しとかないといけないんじゃないの?

 

 

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訃報 渡邉淳先生 8/17

2017-08-17 | 日記・エッセイ・コラム

2017.8.17(晴れ)

  渡邉淳(すなお)先生が14日亡くなられた。本当は渡邉淳画伯というべきなんだろうけど、そんな風に呼んだら先生に叱られそうだ。わたしたちは淳(すなお)先生と呼んでいた。偉大な画家なのに何とも庶民的な方であった。貧乏をコンプレックスとせずに笑い飛ばしているような感じがする。先生の絵はセメント袋に描かれたもの、菓子箱の裏に描かれたもの、かまぼこ板に描かれたものなどあり、貧乏で画材が買えなかったための代替え品である。
 権威が嫌いで、最後の日展の特選も蹴ってしまったという痛快な人物である。東京で絵を描いてはという話も断り、遂に川上を出ることはなかった。わたしはそういう先生が大好きだ。
 じょんのびの店もたいそう気に入って頂き、来られると長時間、実に面白い話をして頂いた。驚いたのは数年前、自転車で来られたときのことだ。おおい町の治面地さんが「八代を淳先生が自転車で走っておられたで」とっておられた。まさかあの峠道を自転車で越えるのは無理だろうと思ったが、先生に間違いないということなので、それなら奥上林の親しい方の所へでも行かれたのかなと思った。そして小一時間も経ったとき、ひょっこりとじょんのびに現れたのである。これには本当に驚いた。
「先生何事ですか?」
「じょんのびに来たんやがな」といってお土産にかまぼこ板や木っ端に描かれた絵をいただいた。
と、ここまで書いて「あれこれって、いつのことやったかなー」なんて思いつつ記事のバックナンバーをたどると、なんと素晴らしい記事と画像で紹介してるではないか。是非バックナンバーをご覧いただきたい。

2015.8.11(火) 渡辺淳展を見に行く
2014.11.11(火)幸せな一日
2014.10.10(火)水上勉氏没後10年
2014.9.19(金) 淳先生おすすめのイベント
2014.9.18(木) 淳先生がやってきた
2014.9.5(金) ブンナよ木からおりてこい
2013.11.28(木)ありがたいことに貧乏で

先生が上林にスケッチに来られたとき、好きなんあげるでと言って、びりびりとちぎっていただいた一枚。

【今日のじょん】じょんのび夏休みのお知らせ
8月22日(火)定休日
8月23日(水)夏期休業
8月24日(木) 〃
8月25日(金)定休日 
おいらは毎日休みなのだZZZ~ 「おらっ仕事せんかい!」


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蘇洞門めぐり 7/14

2017-07-14 | 日記・エッセイ・コラム

2017.7.14(金) 
 小浜から望む久須夜ヶ岳の北方海岸にある蘇洞門(そとも)は何年も前から憧れていた。行こうと思えばいつでも行けたのだが実際には何か機会が無ければ行けないものだ。同じ小浜湾にある蒼島だって、年に一度の祭礼があることを知って、島に渡る漁船に乗せてもらって初めて実現したわけだ。 家族で日帰りでどこかへ行こうということになり、蘇洞門に決めた。チャンスというのはそういうものである。
 在野の民俗学者、安間清氏が書かれた「柳田國男の手紙・ニソの杜民俗誌」に蘇洞門を訪れた一文がある。(2010.9.5参照)
「昭和二十四年七月の終わりに近い日、そのころ居った京都府福知山市の学校の仲間数名と、ほど遠くも無い福井県の若狭の海岸蘇洞門の奇勝をたずねたことがあった。」に始まるのだが、その当時は本郷から遊覧船が出ていたそうで、氏は蘇洞門の風景より反対側にある大島の村々に興味をおぼえ、そしてニソの杜の研究に没頭することとなる。遊覧船に昭和24年当時の雰囲気はないだろうが、蘇洞門の景色は一緒だろう。12時出航遊覧船に飛び乗る。最初は左手に大島半島の景色が見える、安間氏もこんな感じで眺めていたんだろうなあと感慨にふける。右手の最終集落泊(とまり)を見送るとやがて松が崎の岸壁が現れてくる。泊は誰々が泊まったからという伝説、鎌の腰岩は鎌の柄に似ているからとか放送が流れる。遊覧船だから仕方がないがもう少し科学的な説明が欲しい。

右手が久須夜ヶ岳だから左のピークが小山だろうか?半島は内外海半島       
 このあたりの半島側に小山(こやまというのでどう書くのかわからないのだが)という山があって、山当ての山だという、しかもタングステンやモリブデンを産出していたということである。(山当てとは目印とする山を結んでその角度から航路や漁場を測る方法)遊覧船からの山容はわからないが、沖に出ると姿のいい山なのかもしれない。鉱物については初耳であるが調べてみると内外海鉱山(うちとみ)といって、銅、タングステン、モリブデンなどが産出されていたそうだ。日本地方鉱床誌をひもとくとウラン鉱もあったそうで、その真向かいに大飯原発があるのもなにか皮肉な感がする。
目と鼻の先にある大飯原発

 その後も網掛け岩だの亀岩だのいかにも観光地らしい名の名勝が続き、有名な大門・小門に着く。ここでは船が着岸し、5分間の上陸ができるのだ。これはなかなかいいサービスだと思う、全員、と言っても十人もいないが、写真を撮ったりして楽しむ。
網掛け岩、大門・小門
 日本ジオパークには入ってないが、もう少し地質のことや岩石のことを案内していただければもっとよかったという気がするのである。
 

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夏来たりなば 6/30

2017-06-30 | 日記・エッセイ・コラム

2017.6.30(金)雨

 梅雨と一緒に夏が来た。居座る梅雨の集中豪雨で被災の西日本の方々には申し訳ないのだが、日本海側のこの地方は5月、6月が一番いい季節なのだ。特に今年は梅雨が遅く、乾燥して暖かい日が続いた。湿気の多いこの地方ではこの時期の湿度が最適である。連日芝や花に水をやる日が続いたが、ついに梅雨がやってきて、湿度もぐんと上がってきた。
 暑さ寒さが歳とともに応えるようになるのだが、それなりに工夫して暑さを楽しむ心構えが大切だ。ビール、シャワー、そうめん、冷麺、氷、団扇、麦わら帽子いろいろあるぞ。

先日天童から送ってきた佐藤錦もよかったが、昨日はサーキさんに千葉のスイカをいただいた。う~む、これは夏の醍醐味だ。

スイカとビール、たまりませんなあ。じょんはなんこつにまいっているのだ。

そろそろクールシャンプー、クールボディソープに変えようか。

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超多忙続く 5/10

2017-05-10 | 日記・エッセイ・コラム

2017.5.10(水)曇り

 ゴールデンウィークは好天が続き、世間は盛り上がったようだが当方は芝張り一色でくたくた。張り終えた後も草刈り、木こり、薪割り、グランフォンド準備で超多忙、パソコンの前に座る時間も気力もない状況だ。とりあえず芝張りの様子をお知らせしよう。
 芝生広場に高麗芝を張って9年目、雑草や苔も増え、特に白樫の木陰になるところは苔が著しく、芝も薄くなり絶滅状態。昨年から野芝に切り替えて10㎡ずつ張り替えている。野芝は目も粗く見た目はきれいではないのだが耐陰性、耐雑草性は抜群である。昨年は野芝、野芝と姫高麗芝の混植、姫高麗芝を2㎡ずつ植えて比較試験をした。結果全野芝が優秀な様子で、今年はすべて野芝で対応したところである。芝生広場に7㎡、ドッグランどに3㎡を張ることにした。野芝は近隣のホームセンターでは売ってないので、ネット通販で12,000円あまり、真砂土と目土が3,600円、しめて16,000円の経費。

木の陰になるところが見事にはげてくる。ドッグランども桐の木の下は高麗芝が育たない。

 そんなわけでGWの丸四日間を芝張りに費やす。疲れたけれどやり終えた後の満足感は誰にもわからない。

 芝生広場と、ドッグランど入り口、桐の木の下を張り終える。
おまけは桐の花、昨年まで二つ三つだったのが今年は満開。辛抱する木に花が咲く、金本阪神みたいですなあ。

 

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マスター入院説流れる 4/9

2017-04-09 | 日記・エッセイ・コラム

2017.4.9(日)雨

 3月25日からブログを更新していなくて、色々ご心配を掛けております。さすがに死亡説は流れていないのだが、入院説はあるそうで驚いた。おかげさまですこぶる元気でいるのだが、とにかく超多忙で、夜パソコンの前に座ると3分で眠ってしまう始末、ビタミンの不足かなあとQPゴールドを飲んでいる。
 なにが忙しいって、寿命延ウォーキング教室を始めたこと、薪の材料を提供していただけるところが2カ所あること、新しい地域で水道検針が始まったことなどである。

たまるばっかりで一向に片づかない薪の山
 得意の肉体労働なんだが、こう重なってはつらいものがある。特に薪は切って運んで玉切りして割って積んでの無限の作業なので大変。でもこうしてやることが一杯有るのは幸せなことかと思っている。

 花の遅い上林にも花の季節がやってきた、ところが何もかも一時になったのでなんかもったいない気がする。じょんじょん桜は2歳の時に植えたのでもう7年になる。

 

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娘の結婚式 2/18

2017-02-18 | 日記・エッセイ・コラム

2017.2.18(土)京都は晴れ

 晴れがましいことは苦手なんだが、娘の挙式とあらばそうも言ってられない。ノーベル賞受賞の際は借りなあかんなと思っていたモーニングを借りて、馬子にも衣装の面持ちで駆けつける。新婦の父親ってえのは結構出番があって、エスコートやキャンドルの点灯などリハーサルまでして緊張する。上手な演出があってお涙ちょうだいと相成るのだが、笑顔で踏ん張る。自分の娘ながらきれいだなあと思うのは、衣装やロケーションのせいかと思うのだが、やっぱり幸せだときれいになるんだろう。とにかく先は長いので二人で頑張ってほしいと願うところである。


【今日のじょん】おおい町も35年ぶりの大雪となったそうだ。
芝生広場もこのとおり。(17日)

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雪かきくけこ’17 1/16

2017-01-16 | 日記・エッセイ・コラム

2017.1.16(月)雪

 3日間降り続いている、初日10数cmだったのが昨日45cm、今日は60cmの積雪となった。12年の豪雪以来、たいした雪もなかったので5年ぶりということだろうか。

14日朝、15日昼、16日朝、ど~よ

 とにかく昨日と今日と雪かきに明け暮れている。5年前は一週間降り続き、来る日も来る日も雪かきしていたのだが、今回2日でうんざりしている。どうも気力体力が低下しているようだが、やはり雪に対する新鮮さが無くなっていることも事実だ。雪景色にも感動しないし、北越雪譜を出してきて読もうかという馬力も無い。
 そんなことではしんどうて堪らないので、トレーニングに徹することにする。ウォーキングやスイミングと同様に考えて雪かきをするのだ。タイムをとるようなことはしないが、一応何歩ぐらい歩くかな?と歩数計を下げて作業する。いずれにしてもトレーニングと意識してやることだ。午前中2時間、午後4時間びっしりやって、歩数は3,562歩、ちょうど30分歩いたくらいである。雪かき作業は歩行の意味はなさそうだ。やはり上半身の強化に役立ちそう。2時間ぐらい続けて左肩が痛くなってきた、今回の雪は水分が多くやや重たい、それを雪ハネで際限なくやってると肩を痛めそうだ。得手不得手はあるのだが、左右入れ替えてやるのとハネるほうの腕で持ち上げずに腰の回転でハネる、これが疲れないで故障をなくす極意だ。
 メインの車道と駐車スペースを2台分確保する。これが今日一日の限界、後ほど車庫までの道路を開通したい。それ以外に新聞郵便用の道、薪取りの道を確保しなければならない。そしてじょんのおしっこ、うんPの場所も確保しなきゃなんねえもんな。


立ち往生した愛車は朝になるとこの通り、夕方には駐車スペースに収まる。車庫に戻れるのはいつの日か?

【今日のじょん】じょんの悩みはと言えば、おしっこうんPである。ステロイドの副作用でやたらしたいのに、雪の中では思うように行かず、おかーがペットシートでさせようと奮闘している。ところが思うように行かず、雪の中を連れ出しているのだが、、、。

どうもやりにくそうでありマス

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湯正月 1/2

2017-01-02 | 日記・エッセイ・コラム

2017.1.2(月)晴れ

 あやべ温泉に朝風呂にゆく、昨年も同様で恒例になっている。それなりに混んでいるのがなんとなく嬉しい。いつも通り入念にストレッチして温まる。あやべ温泉は施設はイマイチだがお湯がよくて実に温まる。
 うちに帰るとレンギョウのつぼみが咲いていた。
 
 この暖かさが続いてくれよと思うのだが、そうはいかないだろう。このあとはとっておきの酒を開ける。久美浜で正月用に買って一ヶ月以上おあずけになっていた代物だ。昨年は「長老」だったが今年の「久美乃浦」のほうが美味い。ぬる燗で二合ばかしいただき昼寝する。満足満足!

 じょんはと言えばおかーの側でピアノ聞いている。「ビクターの犬みたいやな」「いや、はよ終わってめしせーよとゆうてんちゃうか」


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