今週末は久慈にてオペラ「椿姫」の公演です。編成の小さい山響は、オペラの機会はそれほど多くないので貴重な機会。しかも今回は指揮が、ヨーロッパのオペラハウスで長くご活躍の阪哲郎氏とあって、期待もひとしおです。
オペラは何と言っても、音楽が情景や人物の心情を明確に物語っているのが最大の魅力でしょう。こう言ってはなんですが、オペラの粗筋など、そのまま普通にお芝居にしても、どこが面白いのはわからないという場合が殆どではないでしょうか。陳腐だったり荒唐無稽だったりする話に、時に観客が涙する説得力を持たせているのが、音楽の力なのです。
そしてオペラ公演の時いつも「オペラ歌手は大変だなー」と思うのは、歌手としての役割と同時に、俳優としての役割も求められるところ。中でも、芝居の都合上、普通ではありえない態勢(横になっているとか)で歌わなければいけなかったりするので、「良い音(声)を出すには良い姿勢で」が常識の音楽会において、非常に大変なハードルかと推察します。
各々いろいろな楽しみ方ができるオペラ。この楽しみを知らずにいるのはもったいない!まだ観たことのない方こそ、8月6日は、是非久慈のアンバーホールへいらして下さい☆