東の散歩道

B型ヴァイオリニストのマイペースライフ

フィギュアスケート グランプリシリーズ ロシア杯

2011年11月27日 23時48分16秒 | 時事
 本日終了したフィギュアスケートロシア杯で、男子シングルは羽生結弦選手が優勝!先に優勝を決めていた浅田真央選手と並び、めでたくグランプリ・ファイナル出場を決めました。羽生選手は仙台出身の東北高校生で、今回の震災で練習場所の確保もままならず、大変苦労していたようです。努力が実って本当に良かったと思います。

 羽生選手の名前を覚えたのは、昨年見た「東北未来人」という番組でした。ジュニアの世界選手権での優勝を経験し、2010年からシニアに変更した羽生選手が、シニアでの長い演技時間に耐えられる体力強化や、四回転ジャンプに挑む姿を中心に撮影したドキュメンタリーです。
 クラシック音楽界に負けず劣らず、早熟の天才たちが次々と現れるフィギュアスケート界。羽生選手もそんな中の一人なので、興味を持って観てみたのですが、「この人はきっと大物になる!」と思う努力ぶり(しかし決して悲壮感漂う、といった感じにはならないのがまた素晴らしい)でした。

 印象的だった言葉の中に、こんなものがありました。
「たとえばどこどこが曲がってるよ、って注意してくれるじゃないですか。でもそこだけ伸ばせばいいかって言われるとそうだけじゃない。そこを伸ばすためにも他の部分も何かしなきゃいけない、その何かが分からない。それを探ればいいかなって。」
 この言葉を聞いたとき、そうそう、そうなんだよ!と膝をうったものです。ヴァイオリンの演奏でも、ボーイングや姿勢など、細かい注意点が山ほどあるのですが、目につくところだけそのまま直していけば習得できるという、そういう単純なものではないんですよね。まだ若いのにしっかりしてるなぁと感心したことでした。

 今期は浅田真央選手の調子も上向いているようですし、グランプリ・ファイナル(シングル)出場の4選手、それぞれの活躍がとても楽しみです。




 
コメント
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