さて、いよいよ復路。外は夕闇が色濃く迫っています。はあ、もう疲れた、、、(まだほとんど進んでいない)。ここは何としても、次の休憩で替わっていただこう。
「次の休憩はどこですか?」「うん、帰りは尾花沢だね。」。。。。あれ?尾花沢のみ?行きは三回あったのに、帰りは一回?行きより疲労度高いのに何故??
「大丈夫だよー。もう初めての道じゃないし!」いやいやいや、そういう問題じゃないでしょう!と思ったものの、後ろの茂木氏と中爺氏は打ち合わせ済みなわけですから、今更どうにもしようがない。はー、もう知りませんよ、、とアクセルを踏む私なのでした。
疲れた時の私の運転はどうなるか?注意力が散漫になる。それもそうですが、一番わかりやすい変化は「遅くなる」。スピードを出す事に多少の恐怖感を抱いている私は、疲れてくると、自然と自分の心地よい遅めのスピードになっているのです。ああ、これ演奏にも通じるかも。。。。
気がつけば私の後ろには車の行列。注意されてちょっと頑張って走るのですが、しばらくするとまた元に戻ってしまい、一体何台追い越されたことか。。。しかし今になって思えば、私のノロノロ運転につきあう中爺氏と茂木氏の忍耐力たるや相当なものです。普通に一人で走っているのに比べ、何倍も疲れるはず。しかも帰宅時間がどんどん遅くなるわけで。この愛、涙が出るほどありがたい、、、けど、疲れた体には少々重い。ついに休憩地、尾花沢でギブアップ。おそらく多少の身の危険を感じたと思われる中爺氏(時々中爺氏が予測できないところで道を間違え、後ろの茂木氏にクラクションを鳴らされて注意される場面があった)、ここで快く交代してくださいました。しかも何故か、替わったとたん天気が少々崩れ、空からは霰が降ってくるではありませんか。ふぅー、間一髪です!?
ここから山形市内に中爺氏宅までの早いこと!尾花沢までの道のりはなんだったのか、と言いたくなるほどです。あっという間に目的地到着。ハレルヤ!
おやすみなさい、ありがとうございましたーと、めでたく長い一日が終わる、、、はずだったのですが、そうは問屋がおろさない大雪翌日の山形市。ここから茂木氏の最後の苦労が待っていたのでした。次回、涙なくしては語れない(?)最終回です(笑)。