東の散歩道

B型ヴァイオリニストのマイペースライフ

山形Qのスクールコンサート in 大江町

2011年10月30日 22時55分03秒 | 山形弦楽四重奏団
 昨日は後ろ髪を引かれつつも芋煮会を抜け出し、山形Qのスクールコンサートのため、大江町の小学校に駆けつけました。大江町はらびお氏在住、その縁から頂いたお仕事です。

 いつものように曲や楽器の解説などを交えつつ、コンサートを進行していきます。今回の進行役はもちろん、小学校ご近所のらびお氏。こどもたちはありがたいことに、興味津々の眼差しを向けてくれています。
 そして突然の質問コーナー。前もって告知していないにも関わらず、子供は物怖じせず積極的に質問してきます。この好奇心、賞賛に値します。
 音の出る仕組みなどによどみなく答える中爺さんに「さすがだわー」と人ごとのように聞いていた私でしたが。「一番難しい曲はなんですか?」という子供の質問に、「そうですねー。じゃあこれはこっちのお姉さんに聞いてみましょう!」と唐突に振るらびお氏。何!?なぜよりにもよってこんな難しい質問に答えさせるのっっ!!
 
 内心大いに動揺しながら、「そうですねー、これはなかなか難しい質問ですね。。。_」などと前置きをゆっくりしゃべりつつ、もの凄い勢いで考えを巡らせます。そして出した答えは「私は毎回、全ての曲を「こんなに難しいものはない」と思いながら弾いています」という、ミもフタもないもの。ものすごく正直に答えたつもりですが、果たしてわかってくれたでしょうか。。。
 なにしろ小学生ですから、「音数の少ない曲は簡単だと思うかもしれませんが、料理と同じでシンプルなものほど難しいんです」とか、「楽譜の音を出せるようになってからがスタートで、これで完成ということはないのですよ」とか説明してあげられたら良かったのですが、何しろ私も急な話でそこまで頭がまわらず。次回はもうちょっとわかりやすく補足できるようにしたいと思います。しかし子供は本当に素直ですね。またまた勉強させられました。
コメント
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