東の散歩道

B型ヴァイオリニストのマイペースライフ

孤児院ミサ

2011年10月01日 22時58分51秒 | 山形交響楽団
 今日はアマデウス定期本番でした。
 今回のプログラムは交響曲第8番、19番、そしてメインにミサ・ソレムニス ハ短調「孤児院ミサ」。どれも、なかなか実演に接する機会がないと思いますが、それぞれに非常に魅力に富んだ曲だと思います。
 
 孤児院ミサは、ウィーンのとある孤児院教会の献堂式のために、この地を訪れていたモーツァルトが作曲したもので、彼自身の指揮によって演奏されたそうです。
 聞いて頂いた方にはおわかりと思いますが、これは非常に充実した内容を伴うミサ曲で、混成四部合唱、四つの独唱パート、そして管楽器こそ限られたパートに絞られていますが、オルガンを含めたオーケストラで成り立っています。なんと当時、モーツァルトは12歳!!神童神童と、それこそ手垢がついたように言われ続けていますが、こういう例に接するとなんと言って良いのやら、まあ他に表現のしようがないよなぁと思ってしまいます。タイムマシンにでも乗って、その時のヴォルフガング君の指揮振りも合わせてお目にかかりたい!

 時を経ること250年弱、凡人の私はオケの1stヴァイオリンパートを弾くだけで必死でしたが、こういう風に天才の仕事に関わることができるのは本当に有り難いことだと思います。せめて少しでも天才がイメージした曲に近づきたいもの。日々是精進、です。

 
コメント
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