自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ムラサキツメクサとモンキチョウの卵(続)

2017-07-01 | 生物

ムラサキツメクサにある卵を気にしていると,やがて孵化が始まりました。孵化の観察でチャンスを逃さないためには複数の卵を手元に置いておくに限ります。今回は,これが功を奏して苦労なく画像を残すことができました。

たとえばこんな画像が。

 

本記事では別の個体について報告します。

 

 

やがて殻から出始めます。

 

穴は上部に開けられるので,下に向かって降りるのはいつものこと。

 

葉の表面に着地します。

 

頭部がしっかり着きました。 

 

腹端が着地すると,すぐに方向転換します。そうして殻を食べるのです。 

 

食べる姿を別の画像でご紹介します。ほとんど休むことなく,どんどん食べていきます。

 

 

こころが打たれる場面の連続。固唾をのんで見守り続けるという感じなのです。 

  


超接写がたのしい夏(7) ~カマキリ(幼虫)~

2017-07-01 | 生物

カマキリの体長は2cmあまり。小さい,小さい。草引き中に目にとまりました。それが獲物を抱えて食しているので,一層興味をそそられました。捕まっていたのはカメムシ。この小さなカマキリも狩りに関しては,鎌をしっかり使っているのです。

 

口元を盛んに動かすので,思うように撮れません。食べることに懸命で,ちっとも静止してくれません。

 

鎌の一方を前方に伸ばした瞬間をとらえました。なんだかポーズをきめているみたいです。

 

両方の前脚で抱えてバリバリ。貪り食っているのです。カメムシの頭部先がもうなくなっています。カマキリのどう猛さが伝わってきます。

 

食べる行動は動物共通の営みです。それを記録することもまた生態写真の領域です。