最後に残った卵が孵化を迎えました。
蓋を開ける様子はどの卵でも同じ。丹念に切り開いていきます。
開け終わると,すみやかに出てくるのも同じ。
卵から出た幼虫はそのまま下に向かいました。
からだを覆う毛はまことに立派。
急に向きを変えて上に向かいました。卵殻の近くを通って,花の奥に。間もなく姿は消えました。
同じ成虫がほぼ同じ時間に産み付けた卵なので,孵化が途切れず続きます。それで,複数の卵の様子を見届けるのはたいへん。
産卵目撃から続いた一連の孵化の観察は,わたしにとって中身の濃い贈り物になりました。感謝。