自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ツバメシジミの産卵(またまたまた)

2017-07-11 | 昆虫

最後に残った卵が孵化を迎えました。

 

蓋を開ける様子はどの卵でも同じ。丹念に切り開いていきます。

 

開け終わると,すみやかに出てくるのも同じ。

 

卵から出た幼虫はそのまま下に向かいました。 

 

からだを覆う毛はまことに立派。 

 

急に向きを変えて上に向かいました。卵殻の近くを通って,花の奥に。間もなく姿は消えました。

 

同じ成虫がほぼ同じ時間に産み付けた卵なので,孵化が途切れず続きます。それで,複数の卵の様子を見届けるのはたいへん。

産卵目撃から続いた一連の孵化の観察は,わたしにとって中身の濃い贈り物になりました。感謝。  

 


❜17 ホッカイコガネ栽培記~種子を得たくて~(17)

2017-07-11 | ジャガイモ

7月10日(月)。梅雨の合間の暑い日中でした。残ったホッカイコガネ12株を掘り上げました。

どの株にも実がなっていました。イモの収穫量も十分満足すべきものでした。大きなイモもごろごろ。写真中の実は,これまでの実すべて。もちろん,プレゼントしたもののありますが,全体からみればほんのわずかです。

 

実は腐りかけるまで放置しておき,その後,潰して種子を取り出します。種子の量はきっとすごいはず。

 

なお,種子の一部をさっそく取り出して冷蔵庫に入れる準備にかかりました。低温,つまり冬季を疑似体験させてから盆過ぎに播種する予定です。冷蔵庫から出したときに,晩夏の気温を春のそれと勘違いして発芽するでしょう。これは,いわゆるおもしろ実験の一つですね。

 

さて,露地栽培の結論です。ホッカイコガネ38株の結実率は100%でした。途中で心配しかけたのがうそのよう。品種としての遺伝形質を見事なまでに持ち続けているのです。イモを収穫するたのしみと,実が実るのを待つたのしみの二つが味わえるすてきな品種といえます。