畑で草刈りをしていて見つけたのが,緑色型のクビキリギス。わたしには,成虫越冬という印象が強烈なバッタ類です。
今回はたいせつなお客さんです。持ち帰って,超接写の本シリーズに入ってもらうことに。
頭頂部が極端に尖り出ていて,先端付近にくびれがあるのが特徴です。大顎が赤っぽいのも大いなる特徴。 それで「血吸いバッタ」の異名を持つとか。
2つの複眼の間に見える白っぽいものが単眼。大顎を弁のように覆う上唇も,白くて個性的です。
大顎はものを離さないほどの威力をもっています。一説には,いったん噛みつくと首が取れても離さないのだとか。雑食性の凄みのようなものが伝わって来ます。
指先をもっていきました。おそろしいばかりに顎が発達しています。
草の間にいると,どこにいるのやらまったくわかりません。ときには飛んで逃げますが,大抵は歩いて草の中を動き回ります。
なにを思っているのかと,つい“?” を感じてしまう格好。
近寄って観察すると,いろんな姿が浮き上がって見えてきます。