自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

超接写がたのしい夏(9) ~クビキリギス~

2017-07-06 | 生物

畑で草刈りをしていて見つけたのが,緑色型のクビキリギス。わたしには,成虫越冬という印象が強烈なバッタ類です。

今回はたいせつなお客さんです。持ち帰って,超接写の本シリーズに入ってもらうことに。

頭頂部が極端に尖り出ていて,先端付近にくびれがあるのが特徴です。大顎が赤っぽいのも大いなる特徴。 それで「血吸いバッタ」の異名を持つとか。

 

 

2つの複眼の間に見える白っぽいものが単眼。大顎を弁のように覆う上唇も,白くて個性的です。 

 

大顎はものを離さないほどの威力をもっています。一説には,いったん噛みつくと首が取れても離さないのだとか。雑食性の凄みのようなものが伝わって来ます。

 

 

指先をもっていきました。おそろしいばかりに顎が発達しています。

 

草の間にいると,どこにいるのやらまったくわかりません。ときには飛んで逃げますが,大抵は歩いて草の中を動き回ります。

 

なにを思っているのかと,つい“?” を感じてしまう格好。

 

近寄って観察すると,いろんな姿が浮き上がって見えてきます。  

 


❜17 ホッカイコガネ栽培記~種子を得たくて~(15)

2017-07-06 | ジャガイモ

休みの日は行事やら用事やらがあって,なかなかジャガイモ掘りができません。それでわずかな時間を見つけて,すこしずつ掘り起こしています。

7月4日(火),台風3号の接近で午後雨。雨が降る前の早朝,イモ掘りをしました。この日の作業で38株中10株を掘り上げたことになります。10株とも実がたっぷりなっています。その写真報告です。

株の根元に実を集めると,こんなにありました。

 

この株も。

 

まだ花が付いていました。まだ掘り上げていませんが,でっかいイモが入っていました。 

 

こんなにたくさん! 

 

手のひらに載せて撮りました。数えると35個!  

 

10株分の実がこれだけ。食べられたら申し分ないのですが。

 

ジャガイモの結実は当たり前の生物学的事実であって,結実率は品種によるという話,ご理解いただけるでしょうか。やれ気温に影響されたと思う,やれ天候によるものと思われる,なんて勝手な想像や解釈を持ち出すのはまちがいです。ジャガイモの原産地は南米アンデス山中。そこで自生するジャガイモの先祖は,このように実を付けるのが当たり前。花あれば実あり,花咲けば実成るなり,これが花にまつわる真相なのです。

もしこの実がほしいとおっしゃる方がありましたら,ご連絡ください。差し上げます。