自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ルリタテハ,5齢幼虫の夕暮れ

2016-05-14 | ルリタテハ

5月14日(土)。快晴。

夕暮れ時。勤務を終えて帰宅途中,いつもの山裾にルリタテハの幼虫の様子を見に立ち寄りました。そこでは,終齢幼虫が葉を1枚食べ尽くしてじっとしていました。 「無事だったんだぁ」。


近寄って撮りました。まるまると太っているのがわかります。もう蛹になりそうな頃です。 

 
接写モードで,背景の景色を無理やり入れて撮りました。もちろん,背景など具体的にわかろうはずがありません。以上の写真はコンデジを使用して撮影したものです。


上写真と対比しようと思い,今度は同じ場面を虫の目レンズを付けた一眼レフで撮りました。レンズ面と幼虫との距離は1,2cmといったところです。フラッシュを使っています。背景の様子,というか,環境がなんとなくおわかりいただけるかと思います。これがこのレンズの最大のよさです。
 


撮影している間にも,どんどん暗くなってきました。

幼虫は間もなく,蛹化するのに叶った場所を求めて移動します。そこはサルトリイバラでしょうか,他の場所でしょうか。注目に値します。 

 


ヒメヒゲナガカミキリ,この長い触角!

2016-05-14 | 昆虫

カミキリムシって,なんと長い触覚を持った昆虫か! そんな印象を改めて抱いたのが,このヒメヒゲナガカミキリ。コンクリートの壁に付いていました。


“ヒメ”が付くだけに,うんと小型です。10mm程度でしょう。にもかかわらず,堂々とした姿はりっぱなもの。触角の長いのはオスだそうです。体長の2倍はあるはず。上翅には木肌そっくりの模様,翅を横断する白い帯が特徴と思われます。

わたしが近づくと,とても敏感に反応して逃げようとしました。 

 
からだは小さくても,いかにも「おれはカミキリムシだー!」と主張しているように見えます。脚の踏ん張りようがスゴイです。


このあと,翅を開きました,「ははーん,飛ぶんだな」と思ったその瞬間,空に舞い上がって行きました。安定した姿勢を保ちながら,向こうの方へ消えて行きました。