自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ラミーカミキリ,あちこち

2016-05-28 | 昆虫

道路脇の土手にて。そこはカラムシの生い茂る急斜面。もちろんそこは,昆虫たちにとってすてきな棲み処。

葉が裏返ったり,変に反り返ったりしているので,よく見て行くとラミーカミキリがいました。もっと見て行くと,またまた見つかりました。いくつか見つかると,もっともっと見つかりました。


みんなで10匹以上いたのではないでしょうか。

ここにこんなにいるのは,カミキリにとってとても棲みよい環境だからです。カラムシを食べているのです。葉も茎も。カラムシはラミーの大好物。食べたら当然ウンコも出ます。その瞬間!

 
真上から見ると,なんだかパンダが目に浮かんできます。


体長と同じぐらい長い触角。 


近づいてじっと見ると,威厳すら漂っている感じ。さすがカミキリムシのなかまです。 


わたしの姿に気づくと,たいていはそそくさと逃げてゆきました。飛び去った個体もありました。しかし,それと逆に指に乗っかった個体がありました。大した度胸というか,向こう見ずというか。お蔭さまで,腹部も観察できました。翅の色模様とそっくり! まるでパンダのぬいぐるみみたい。 

 
わたしが写真を撮った翌日。そこを通りかかると,カラムシはすっかり刈り払われていました。田植えの準備で,刈られたようです。ラミーカミキリも苦労します。