自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ナナフシの成長(3)

2016-05-19 | 昆虫

5月11日(水)。 大きいもので体長は50mm足らず,小さいもので40mmといったところ。

飼育ケースの底には糞がどんどんたまっていきます。なのに,これまで食餌風景は見たことなし。いつか目撃したいと思っていたら,今日,その場面を見ることができました。バリバリと音が聞こえて来そうな勢いで食べていました。食べかけると夢中になっているかのよう。顕微鏡モードで撮ったため,鮮明さには欠けます。


自分に近い方まで食べてくると,また口を先の方に伸ばし,そうして少しずつまた手前に近づいていきます。「これはスゴイ!」。ひととき,固唾を呑んで見入りました。 

 
5月17日(火)。頭部の前方から撮りました。この写真だけを見ても,たいていは「何の顔かな」と戸惑うのではないでしょうか・

 
ちょうど仰向けになったので,急いで撮りました。ブリッジのような体形をして,しばらくそのままの姿勢だったのでびっくり。これも,擬態の延長として解釈できそうです。

 
今日の時点で体長は50mmです。採集した頃と比べると,「よくもマア,こんなに大きくなって!」なんてすっかり驚いてしまいます。