カミキリムシって,なんと長い触覚を持った昆虫か! そんな印象を改めて抱いたのが,このヒメヒゲナガカミキリ。コンクリートの壁に付いていました。
“ヒメ”が付くだけに,うんと小型です。10mm程度でしょう。にもかかわらず,堂々とした姿はりっぱなもの。触角の長いのはオスだそうです。体長の2倍はあるはず。上翅には木肌そっくりの模様,翅を横断する白い帯が特徴と思われます。
わたしが近づくと,とても敏感に反応して逃げようとしました。
からだは小さくても,いかにも「おれはカミキリムシだー!」と主張しているように見えます。脚の踏ん張りようがスゴイです。
このあと,翅を開きました,「ははーん,飛ぶんだな」と思ったその瞬間,空に舞い上がって行きました。安定した姿勢を保ちながら,向こうの方へ消えて行きました。