屯田物語

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花畔・銭函間運河跡

2012年06月28日 | 日常




「石狩市民図書館」の駐車場に車を置いてあたりを散策した。
すぐ裏手は茨戸川である。向こうに見えるのは花畔大橋・・
ハマナスを何輪かみたが、

   紅ばらの熟れはじまりて
   花びらを食う虫もこず
   静かに時は極り
   静かに時は過ぎ行き
   指の先触れてもいまは
   紅ばらのいっさい崩れる 山口誓子


紅バラでなくてもハマナスも暑さに喘いでいるようであった。でも、いまは日陰になってほっとしているのかもしれない。
カモメか海猫が二羽、茨戸川の中空を悠然と飛んでいた。海はすぐ近くである。
なんにしても長閑な景色であった。



「花畔・銭函間運河跡」の石碑がたっている。
総延長は14キロもあったらしい、これほどの運河があったとは驚きである。
明治28(1895)年に着工され、明治30年に完成した花畔(ばんなぐろ)(現在の石狩市民図書館付近)と小樽市銭函を結ぶ排水、運送用運河。樽川運河とも呼ばれるほか、札幌市域では山口運河として知られている。

さて、今日借りてきた本は・・