ロシアに回天の事業をよびかけた、まあ、幕末でいえば、吉田松陰か清河八郎にあたる人は、ゲルツエン。この人は少年のころに、デカプリストたちの遺志を継ぐために命を捨てようと誓った人。
革命家といってよいのだけど、世界文学大系(筑摩書房)にも堂々2冊になって、文章が納められている。ロシアの文学者は、ほとんど、投獄、流刑の経験者が多く、文学者=革命家あるいは同伴者とみてもよい場合が多いです(政治的発言ができなかったので、文学雑誌に書くしかなかったからでしょうが)。
結局、ゲルツェンは国外に亡命して発言を続けますが、ロシア社会主義の父となります。ゲンツェンの親友がバクーニン。世界を駆け回った革命家で、その活動ぶりをこじつけると、幕末の坂本竜馬か高杉晋作か(笑)。バクーニンの後には穏やかなクロポトキンも登場する。
バクーニンもクロポトキンも無政府主義者とかいわれるけど、別に主義に生きた人ではなく、要するに、ロシアの革命のために身を捧げた人です(マルクス主義によるロシア革命のあと、19世紀のこれら革命家は不当に無視されているようですが)。
ゲルツェンやバクーニンと親友だったツルゲーネフ。さすが、この人まで革命家とはいわないけど(でも、たしか流刑されたことはある)、革命運動や世直しを求める人々の動きに異常な関心をよせ、それを文学にとりあげています。
今、あげた人はみんな裕福な大貴族です。他にも有名無名の貴族出身の革命家がいます。ゲルツェンといっしょに少年のころ、デカプリストの遺志を継ぐと誓ったオガリョフは自分の農奴1万人を解放したりしています(農奴解放の前に)。ロシアの革命はまず貴族が烽火をあげました。
おっと、長くなったので、また、次回に。
革命家といってよいのだけど、世界文学大系(筑摩書房)にも堂々2冊になって、文章が納められている。ロシアの文学者は、ほとんど、投獄、流刑の経験者が多く、文学者=革命家あるいは同伴者とみてもよい場合が多いです(政治的発言ができなかったので、文学雑誌に書くしかなかったからでしょうが)。
結局、ゲルツェンは国外に亡命して発言を続けますが、ロシア社会主義の父となります。ゲンツェンの親友がバクーニン。世界を駆け回った革命家で、その活動ぶりをこじつけると、幕末の坂本竜馬か高杉晋作か(笑)。バクーニンの後には穏やかなクロポトキンも登場する。
バクーニンもクロポトキンも無政府主義者とかいわれるけど、別に主義に生きた人ではなく、要するに、ロシアの革命のために身を捧げた人です(マルクス主義によるロシア革命のあと、19世紀のこれら革命家は不当に無視されているようですが)。
ゲルツェンやバクーニンと親友だったツルゲーネフ。さすが、この人まで革命家とはいわないけど(でも、たしか流刑されたことはある)、革命運動や世直しを求める人々の動きに異常な関心をよせ、それを文学にとりあげています。
今、あげた人はみんな裕福な大貴族です。他にも有名無名の貴族出身の革命家がいます。ゲルツェンといっしょに少年のころ、デカプリストの遺志を継ぐと誓ったオガリョフは自分の農奴1万人を解放したりしています(農奴解放の前に)。ロシアの革命はまず貴族が烽火をあげました。
おっと、長くなったので、また、次回に。